エシカルとはどんな意味?言葉の定義や関連語・企業の取り組み事例を解説

最終更新日時:2023/06/12

SDGs

エシカルとは

近年注目が集まるエシカルという言葉。人や地球環境に配慮した行動を指す言葉として使われますが、果たしてエシカルな行動とは具体的にどうすればよいのでしょうか。本記事では、そんなエシカルについて、意味や企業の取り組み事例など詳しく解説していきます。

エシカルの意味とは?

テクノロジーの進歩によって商品・サービスの多様化が進む中で、海外を中心に新たな価値基準として、エシカルは生まれました。

エシカル(ethical)とは、直訳すると「倫理的」という意味を持つ言葉です。具体的には商品・サービスの価値を価格や機能で考えるのではなく、地球に優しいかを基準にしようという価値観の一種であり、判断指標でもあります。

エシカルの対象は、単一的ではありません。人、社会、環境、動物、地域などの幅広い要素が含まれ、商品・サービスのライフサイクルを重視するのが特徴です。

エシカルとサステナブルとの違い

サステナブルとは「持続可能な」という意味の言葉で、地球環境に配慮して資源を守り、環境に負荷をかけないなどの環境用語として使用されます。

エシカル(倫理的な)行動を行うことにより、サステナブルな取り組みにつながるため、サステナブルとエシカルは意味が違うものの深い関係性のある言葉と言えるでしょう。

エシカルが必要とされている背景

エシカルが必要とされている背景には、地球上で起きている課題が関係しています。現在はインターネットの普及により、高品質な商品・サービスを安価で手に入れられる時代になりました。

しかし、その発展の裏側で、「環境破壊」「人権侵害」「労働搾取」など、世界各国にはあらゆる課題が点在しています。これらの課題を世界中の人々が認知するきっかけとなったのが、国連総会で採択されたSGDs(持続可能な開発目標)です。

何気なく消費している食品や洋服も、生産過程でそれらの課題に接触していることもあり、私たちは知らず知らずのうちに、環境破壊や人権侵害などに加担していることになってしまいます。

だからこそ、商品やサービスがどのような経緯で生まれたのかを知ることには、大きな意味があります。原材料や生産現場の実態など、裏側の情報を踏まえて購入の意思を決定することで、自分自身にとっても、世界にとってもプラスに働くでしょう。

このような背景から、人、環境、社会に配慮しつつ、エシカルという意義ある消費を実現しようとする動きが生まれました。

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エシカルな行動の具体例

ここではエシカルの行動例として、5つのカテゴリをご紹介します。

エシカルファッション

エシカルファッションとは、エシカルの考え方を衣服に取り入れたものです。アパレル業界ではトレンドを取り入れながら、大量生産でリーズナブルな価格を実現するファストファッションの台頭で、衣服のライフサイクルの短命化が問題視されています。

さらに衣服はさまざまな素材の混合によって生まれており、多くの産業負荷がかかっています。環境省によると、原材料の調達から、製造工程(紡績・染色・裁断・縫製)、輸送までに排出されるCO2は、1着あたり約25.5kgです。これはペットボトル(500ml)換算で約255本製造分に相当します。

直近ではサーキュラーエコノミー(循環型経済)という考え方が広がり、商品のリサイクルなどに注目が集まっていることからも、地球に優しい衣服を重視する消費者が増えています。

[出典:環境省「SUSTAINABLE FASHION これからのファッションを持続可能に」]

エシカルフード

エシカルフードとは、エシカルの考え方を食品に取り入れたものです。近年では健康・美容・ダイエットを意識する人々が増加したことで、オーガニック野菜や代替肉などのニーズが高まっています。

一方で、農産物・畜産物・魚介類などにおける生産の農業化によって、温室効果ガスが排出され、環境破壊につながるという問題を抱えている状況です。

さらに環境省によると、日本の食品ロスは年間で600万トンに達しており、多くの食品が食べられずに捨てられています。これらの要因から、人々の食に対する意識に変化が生まれ、地球に優しい食品を重視する消費者が増えています。

[出典:環境省「サステナブルで健康な食生活の提案」]

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エシカルジュエリー

エシカルジュエリーとは、エシカルの考え方を宝石・貴金属に取り入れたものです。ジュエリー業界では紛争鉱物をはじめ、採掘現場における児童労働や労働搾取、精製工程での水銀使用による環境汚染などが問題視されています。

これらの課題に対する消費行動として、フェアマインド認証を得たゴールドやシルバー、あるいはアップサイクルや合成物などのエシカルジュエリーを選ぶ消費者が増えています。

エシカルウエディング

エシカルウエディングとは、エシカルの考え方を結婚式に取り入れたものです。具体的にはウエディングドレス、ウエディングケーキ、結婚指輪、ブーケ、引き出物など、結婚式に使用するものに、地球に優しい素材やフェアトレード品を使うことを指します。

コロナ禍に突入してからは、大人数を集めて盛大に式を執り行う方が少なくなり、個性や趣味を重視した結果、エシカルウエディングの需要が高まっているようです。

エシカルコスメ

エシカルコスメとは、エシカルの考え方を化粧品に取り入れたものです。化粧品は、「農薬を使用した原料が含まれている」「調達の段階で労働搾取が行われている」「動物の尊厳を無視した実験が行われている」などが問題視されています。

これらの課題に対する消費行動として、オーガニック原料、フェアトレード、ヴィーガンコスメ(動物由来成分を使用していない化粧品)などを通じて、エシカルコスメを購入する消費者が増えています。

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エシカル消費とは?

エシカル消費は「倫理的な消費」を意味する言葉ですが、具体的にはどのような行動を指しているのでしょうか。

消費者庁では、エシカル消費を次のように定義しています。

消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うこと。

[引用:消費者庁「エシカル消費とは」より]

つまり、エシカル消費とはサステナブルな社会を実現するため、個人が消費という日常的な行動から、人権・環境などの社会課題の解決を支援することを表した言葉であるといえるでしょう。

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エシカル消費が必要とされている理由

エシカル消費が必要とされる背景には、SDGsを通じたサーキュラーエコノミー(循環型経済)の構築が関係しています。エシカル消費と結びつきが強いSDGsの目標は、12番目の「つくる責任 つかう責任」です。

生産者が貧困、人権、環境にどれほど配慮したとしても、消費者に選ばれなければ継続ができません。それゆえに世界の緊急課題の解決に向けた足がかりを築くには、つくる側の生産者だけでなく、つかう側の消費者の倫理観も重要になってきます。

世界で起きている貧困、人権、環境などの課題は、決して他人事ではありません。これらは消費という日常的な行動を通じて、解決の一端を担うことができるのです。そして、消費と社会のつながりを自分事化し、エシカルに配慮する生産者を応援するというかたちで、エシカル消費が広まっています。

エシカル消費による価値観が醸成されることで生まれる変化が、廃棄物や環境汚染のない商品・サービスの開発です。これによって、生産・使用・廃棄という一方通行の経済活動から、再利用を前提とした循環型経済への移行が期待されています。

エシカルな商品の目印となる認証マーク

ここではエシカルな商品の目印として、主な認証マークを8つご紹介します。

国際フェアトレード認証

国際フェアトレード認証とは、原料や製品が公正な条件のもと、取引されていることを認証する制度です。この認証を得るためには、原料の生産から、輸出入、加工、製造まで、製品の完成に至る各工程にて、国際フェアトレード基準を順守している必要があります。

生産者に対する適正な価格やプレミアム(奨励金)の保証、労働環境や人権保護の適正化など、働く人々の生活や環境を守ることにフォーカスした認証マークです。

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エコマーク

エコマークとは、ISO14020・ISO14024に基づく環境ラベルです。

このマークを得るためには、資源採取から廃棄までのライフサイクル全体にわたり、認定基準を満たす必要があります。その認定基準で重視されているのが、次の4つの領域です。

  • 省資源と資源循環
  • 地球温暖化の防止
  • 有害物質の制限とコントロール
  • 生物多様性の保全

日用品、オフィス用品、資材、設備、サービスなどのあらゆる分野において、環境保全にフォーカスした認証マークです。

MSC「海のエコラベル」

MSC「海のエコラベル」とは、漁業に特化した認証制度です。この認証を得るためには、MSC漁業認証を得た業者による持続可能な漁業と、MSC CoC認証を得た卸売・加工・梱包業者による認証水産物の厳密な管理が必要になります。

国際ルールに基づいた漁業と、非認証の水産物との区別により、水産資源と環境を守ることにフォーカスした認証マークです。

リーピングバニー

リーピングバニーとは、クルエルティフリー(残虐性のない)製品であることを証明する制度です。この認証を得るためには、製品だけではなく、原料・成分・製剤などにおいても、動物実験を行っていないことを証明する必要があります。

人間が美容・健康を追求するうえで、日用品や化粧品などの製品の利用を通じて、動物を犠牲にしないことにフォーカスした認証マークです。

FSC®ラベル

FSC®ラベルとは、林業に特化した認証制度です。これはFM(Forest Management)認証による森林管理と、CoC(Chain of Custody)認証による加工・流通過程の管理によって成り立っています。

森林の適切な管理や不適格なものとの混合を制御することで、森林を守るだけでなく、そこに生息する野生生物の住処の確保や気象変動の対策としても貢献できる認証マークです。

有機JASマーク

有機JASマークとは、国際規格のガイドラインに準じた有機食品を認定する制度です。

このマークを得るためには、JAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づき、農薬や化学肥料の不使用、遺伝子組み換えの禁止などに適合した生産が行われていることを、第三者機関によって検査・認証される必要があります。

これまではオーガニックという言葉が広まっていたものの、有機食品に関する明確な表示ルールがありませんでした。そのため、有機JASマークが貼られた農産物、加工食品、肥料、畜産物、藻類などは、持続可能な生産が行われている1つの証明になっています。

レインフォレスト・アライアンス認証

レインフォレスト・アライアンス認証とは、農園に与えられる認証制度です。この認証を得るためには、森林や生態系の保護、健全な土壌や水路、適正な労働環境など、幅広い基準を満たす必要があります。

そして、レインフォレスト・アライアンス認証農園から供給された原料を使用した製品以外は、レインフォレスト・アライアンス認証マークを貼付できません。

この認証マークが表示された製品を購入することで、生産者だけでなく、天然資源や農園の健全な労働環境を支えることができます。

伝統マーク

伝統マークとは、伝統的な工芸品であると認められた製品に貼付されるシンボルマークです。

伝統工芸品に貼られる伝統証紙には、2つの種類があります。

  • 金の伝統証紙:経済産業大臣が指定
  • 銀の伝統証紙:伝統的工芸品業振興協会が認定

これらは共通して、日本の職人たちが代々受け継いできた技術を称えるためのものです。このマークが貼付された製品を購入することで、日本が誇る技術や技法を守ることにつながります。

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エシカルを意識した企業の取り組み事例

ここではエシカルを意識した企業の取り組みとして、3社の事例をご紹介します。

消費者と一緒に目指す食品ロスの削減

大手コンビニエンスストアチェーンである株式会社セブン‐イレブン・ジャパンでは、商品の販売期限切れによる廃棄が、店舗の利益に大きな影響を与えていました。

そこで同社は、食品ロスの削減を目的とした「エシカルプロジェクト」を発足し、全国展開します。具体的な取り組みは、おにぎりやパンなどの一部の商品に対して、エシカルシールを貼付しています。エシカルシールは、販売期限が近づいた商品に貼付されるシールです。

このシールが貼られた商品を電子マネー(nanaco)で購入すると、消費者はボーナスポイント(税抜販売価格の5%分)を受け取ることができます。

この取り組みによって、同社は品切れの見直しと食品ロスの削減の両立に成功し、食品ロスに関しては昨年比で約3割の削減を実現しました。

フェアトレード原材料の採用と商品開発

ブランド創生以来、サステナビリティを重視した商品開発を行っているのが、無印良品を展開する株式会社良品計画です。同社の商品開発では、「素材の選定」「工程の点検」「包装の簡略化」という3つのポイントで、環境負荷の低減に取り組んでいます。

素材の選定

素材の選定では、環境、生態系、生産者に対する負荷を考慮し、フェアトレードを意識した調達方針を定めています。トレーサビリティの確認だけでなく、ときには商品開発者が現地に足を運ぶこともあるようです。

工程の点検

工程の点検では、見栄えの関係で廃棄されてしまうものを見直し、商品化に踏み切っています。サイズや形状が揃っていない、焼きにムラがあるなどは、商品本来の品質には関係ありません。

同社はできるだけ廃棄ロスを出さないためにも、アップサイクルを通じて廃棄物や不用品の価値を再定義し、コストダウンにつなげています。

包装の簡略化

包装の簡略化では、商品パッケージやプラスチックピンの不使用を通じて、環境負荷の低減を目指しています。無印良品の店舗では、全ての商品において過剰な包装が施されていません。

パッケージが不要な商品にはタグに必要な情報を印字し、レトルト食品などのパッケージが必要な商品にはパッケージ自体に情報を印字することで、包装の二重化を避けています。

近年ではタグ止めに必要なピンを紙製のものに変更することで、一般的なプラスチック製のタグの使用を取りやめ、環境対策に貢献しています。

再生可能エネルギーの活用と脱プラスチック

化粧品・健康食品の製造・販売を行う株式会社ファンケルでは、カーボンニュートラルの取り組みとして、エネルギーやプラスチックに対する環境配慮を重点課題に置いています。

エネルギー対策としては、太陽光発電設備の稼働と再生可能エネルギーによる電力調達を行い、2022年4月時点で12拠点での電力転換を実施しています。この二段構えの発電体制によって、同社はスコープ2に該当するCO2の間接排出量の大幅な削減に成功しました。

また、プラスチック対策としては、4R(Reduce:削減、Reuse:詰め替え、Recycle:資源にする、Renewable:代替素材を使う)の観点による容器包材のプラスチック使用量の削減に取り組んでいます。

Reduce(削減)

Reduce(削減)では、研究開発による強度テストなどを通じて、ボトルやアルミパウチ袋の厚みを削減しています。これによって、輸送や廃棄で発生していたCO2の削減にも貢献しました。

Reuse(詰め替え)

Reuse(詰め替え)では、レフィル用のパッケージ開発やエコパック化を実施しています。これによって、従来のボトルタイプの製品と比較して、プラスチック使用量の削減に成功しました。

Recycle(資源にする)

Recycle(資源にする)では、「FANCL リサイクルプログラム~花と緑を広げよう~」というプログラムを通じて、プラスチックの資源循環に取り組んでいます。

具体的には一部の直営店舗で対象商品の容器を回収し、リサイクルを行うことで、容器の製造で発生する環境負荷を減らそうという試みです。回収後の容器は植木鉢などにリサイクルされ、同社主催のイベント「ガーデンネックレス横浜」で活用されるなど、街づくりにも貢献しています。

Renewable(代替素材を使う)

Renewable(代替素材を使う)では、プラスチックや紙に使う原料の切り替えを実施しています。再生由来や植物由来のプラスチック採用、認証紙・非木材紙・再生紙などを活用することで、化粧箱や紙袋の製造で発生する環境負荷の低減を実現しました。

SDGsで簡単に実践できることは?〜私たちの日常生活での取り組み〜

エシカルを意識した行動を取り入れていこう

本記事ではエシカルの意味や求められる背景、具体的な行動例や認証マークを中心にご紹介しました。近年はSGDsをはじめ、カーボンニュートラルや人権デューデリジェンスなど、環境や人権に配慮したテーマが数多く誕生しています。

そのうえで企業にとっても、消費者にとっても、これらのテーマは決して他人事ではありません。企業は社会的責任を果たす存在として、消費者は社会的支援を行う存在として、これらのテーマを意識した取り組みを実践することが重要となるでしょう。

そのうえでもエシカルを通じて、消費という日常的な行動と向き合うことは、地球上に点在するあらゆる課題を見つめ直す良い機会となるかもしれません。

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