【無料プラン・トライアルあり】おすすめのタレントマネジメントシステム5選!選び方と注意点

多くの企業で従業員の情報などを一元管理するために導入されているのが、タレントマネジメントシステムです。本記事では、無料で使えるタレントマネジメントシステムを5つ紹介します。選び方や注意点についても解説しているため、選定時の参考にしてみてください。
目次
タレントマネジメントシステムとは
タレントマネジメントシステムとは、従業員の知識やスキルといった基本情報や、経歴や資格、人事評価などを一元管理できるシステムです。
導入することで、蓄積された情報を基に公正な人事評価を行ったり、スキルや能力に合わせて適切な人材配置を行ったりするなど、効率よくタレントマネジメントが実施できるようになります。
労働人口の減少や人材の流動化などが問題となっている現代において、組織力を向上させるためにタレントマネジメントシステムを導入する企業が増えています。
▷タレントマネジメントシステムとは?機能や特徴・活用事例を紹介!
タレントマネジメントシステムを無料で使う方法
タレントマネジメントシステムの導入にあたっては、基本的に初期費用や月額費用などがかかります。予算に限りがある中小企業などにおいては、できる限りコストを抑えて導入したいと考える方も多いのではないでしょうか。
タレントマネジメントシステムは、無料プランやオープンソースの活用などで無料で使うことができます。ここからは、タレントマネジメントシステムを無料で使う方法を3つ紹介します。
無料プランがあるシステムを利用する
一部のタレントマネジメントシステムでは、有料プランのほかに無料プランを提供しています。無料プランであれば、期限の定めはなく契約している限りは無料で使い続けることが可能です。
機能に利用制限や人数制限がかかっている場合がありますが、システムを利用しない場合に比べて効率よくタレントマネジメントを運用できるため、導入するメリットは大きいといえます。
シンプルな機能でも問題なくタレントマネジメントが行える中小企業や、個人事業主などにおすすめの方法です。
有料システムの無料トライアルを利用する
有料のタレントマネジメントシステムは、無料トライアルを提供している場合がほとんどです。無料トライアルを活用すれば、コストを一切かけずにタレントマネジメントシステムの使用感を試せます。
無料トライアル期間中も機能の利用制限なしで使用できるシステムも多く、すべての機能を試せる点がメリットです。しかし、無料トライアルを利用できる期間には限りがあり、終了後は有料プランに移行する必要がある点に注意しましょう。
オープンソースのタレントマネジメントシステムを利用する
タレントマネジメントシステムの中には、オープンソースで提供されているものもあります。オープンソースとは、ソースコードが無料で公開されており、誰でも自由にカスタマイズできるソフトウェアのことです。
無料でありながら、自社に合った仕様にカスタマイズできる点が魅力です。しかし、導入やカスタマイズには専門的な知識やスキルが必要となります。自社に専門的なスキルを持ち合わせた人材がいる場合は、利用を検討してみるとよいでしょう。
無料のタレントマネジメントシステムを導入するメリット
無料のタレントマネジメントシステムを導入することで、ランニングコストの削減や使用感の確認などさまざまなメリットが得られます。ここからは、具体的なメリットを2つ紹介します。
ランニングコストを削減できる
無料のタレントマネジメントシステムの導入にあたっては、初期費用や月額費用などが一切かからないため、ランニングコストを大幅に削減できる点が最大のメリットです。
クラウド型のシステムであれば、ベンダーのサーバーに設置されたシステムを利用することになるため、自社でインフラ設備などを用意する必要もありません。
無料で提供された機能を利用しながら、コストをかけずに適切なタレントマネジメントが運用できます。
本格導入の前に使用感を試せる
無料のタレントマネジメントは導入に関するコストが一切かからず、導入ハードルが低いのがポイントであり、本格導入する前に気軽に使用感を試せます。
複数のシステムを導入して、実際に機能や操作性などを試しながら自社に合ったものを選べます。最適なシステムが見つかったら、本格的な導入を行いましょう。
▷【中小企業向け】おすすめのタレントマネジメントシステム|導入メリットや選び方を解説
無料のタレントマネジメントシステムの導入によるデメリット
無料のタレントマネジメントシステムはさまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。ここからは、無料のタレントマネジメントシステムの導入によるデメリットを2つ紹介します。
機能に制限がある場合がある
無料のタレントマネジメントシステムは、機能が制限されている場合が多いです。そのため、利用したい機能が使えないといった事態が発生する恐れがあります。
また、利用できる人数に制限がある場合も多く、有料プランであれば無制限で利用できるものの無料プランの場合は30人未満までなどと制限される場合もある点がデメリットです。無料トライアルの場合は、無料で利用できる期間に限りがある点にも注意が必要です。
セキュリティやサポートが不十分な場合がある
無料のタレントマネジメントシステムは、ベンダーのコスト削減のためにサポート体制が整っていない場合があります。
有料プランの場合、専任のスタッフが付いてWeb会議システムなどを活用しながらオンラインで親身なサポートが受けられたり、使い方に関する研修会を開いてもらえたりするなど、サポート体制が充実している点が特徴です。
一方で、無料プランの場合は問い合わせ方法が制限されていたり、よくある質問だけで自己解決しなければならなかったりするケースも多い点に注意しましょう。
また、オープンソースを利用する場合も基本的にサポートを受けられないことが多く、自身で問題を解決する必要があります。
▷【最新版】おすすめのタレントマネジメントシステム15選|失敗しない選び方とメリット
【無料プラン・トライアルあり】おすすめのタレントマネジメントシステム5選
ここからは、無料プランや無料トライアルがあるおすすめのタレントマネジメントシステム5選を紹介します。特徴や機能、料金などを比較しながら、自社に合ったシステムを選んでみてください。
カオナビ
カオナビは、網羅性が高いタレントマネジメントシステムで、無料トライアルが用意されています。
人材配置やスキル管理・人事評価・データ分析・採用管理など、人事に関するさまざまな機能を利用できます。評価項目や評価体系を自由に設定できる点が特徴で、すでに人事評価制度が確立している企業におすすめです。
サポート体制も充実しており、各社に専任サポートが付いて導入から運用後まで親身な支援が受けられます。ユーザー同士でコミュニケーションできるコミュニティ機能もあり、他社の事例を確認したり交流を図ったりすることが可能です。
提供元 | 株式会社カオナビ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 3,600社(※2024年3月末時点) |
機能・特徴 | 人材データベース、社員リスト、社員情報ソート、組織ツリー図、エニアグラム、クリエイティブマップ、評価ワークフロー、社員アンケートなど |
URL | 公式サイト |
\資料請求は完全無料!/
カオナビの資料請求はこちら>>HRBrain
HRBrainは、すべての従業員の使いやすさを追求したタレントマネジメントシステムで、3,000社以上に導入されており、多くの企業からの信頼を得ています。
人材データの管理や分析・組織診断サーベイを、ワンストップで実現しています。既存システムとの連携も自由に行えるため、自社の状況や課題に合わせて柔軟な運用が可能です。
サポート体制も充実している点が特徴で、支援を受けながら目的や状況に合わせたタレントマネジメントが行えます。7日間利用できる無料デモがあり、使用感を試してから本格導入できます。
提供元 | 株式会社HRBrain |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 | 3,000社以上(※2024年6月時点) |
機能・特徴 | 人材データベース、人事評価、組織図ツリー、配置シミュレーション、アンケート、組織分析、分析ダッシュボード、カスタムプロファイルなど |
URL | 公式サイト |
\資料請求は完全無料!/
HRBrainの資料請求はこちら>>SmartHR
SmartHRは、多くの企業に利用されている高シェアなシステムで、従業員数30名以下の企業が利用できる無料プランがあるので、コストをかけずに運用可能です。
人事・労務業務の効率化やデータを活用した人材マネジメントが行えます。採用関係や年末調整・人事評価などさまざまな機能が搭載されているので、タレントマネジメントだけでなく人事・労務の手続きも一つのシステムで行いたい企業に向いています。
提供元 | 株式会社SmartHR |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 採用管理、文書配付、人事評価、配置シミュレーション、キャリア台帳、スキル管理、学習管理、従業員サーベイ、分析レポート、HRアナリティクスなど |
URL | 公式サイト |
タレントパレット
タレントパレットは、データを活用した科学的人事の実現を特徴とするタレントマネジメントシステムです。無料のトライアル環境が用意されており、本格導入前に使用感を試すことができます。
人材データの一元管理と分析が可能で、次世代人材の育成や適切な人材配置、離職防止や経営・人事戦略の意思決定の支援などさまざまなメリットが得られます。
提供元 | 株式会社プラスアルファ・コンサルティング |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 人材データベース、人材データ分析、人的資本ダッシュボード、労務管理、異動シミュレーション、人材育成・スキル管理、人事評価、アンケートなど |
URL | 公式サイト |
saireco
sairecoは、人事情報の蓄積や経営情報への活用を支援するタレントマネジメントシステムです。
分析機能も備わっており、適性検査の結果と職務での成果を分析して、育成の方法や適切な人材配置の検討が行えます。また、14日間の無料トライアル期間が用意されており、無料トライアル終了後も1カ月あたり220円〜とリーズナブルな価格で利用できるのも特徴です。
提供元 | 株式会社アクティブ アンド カンパニー |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 220円/月/1名~ ※料金は目安。従業員規模100名程度〜 |
機能・特徴 | アラート機能、セキュリティ、2次元分析、情報入力、給与明細、申請承認管理、利用者設定、評価機能、組織構成の履歴検索、従業員管理、組織図など |
URL | 公式サイト |
無料のタレントマネジメントシステムを選ぶポイント
無料のタレントマネジメントシステムを選ぶ際は、機能性やコストなど確認すべきいくつかのポイントがあります。ここからは、具体的な選定ポイントを6つ紹介します。
導入する目的や課題を解消できる機能が搭載されているか
タレントマネジメントシステムには、さまざまな機能が搭載されているため、導入目的や課題の解消につながる機能が搭載されているシステムを選びましょう。
評判や多機能が理由でタレントマネジメントシステムを導入すると、本来の目的を達成できなかったり多機能すぎて使い勝手が悪かったりする恐れがあります。なぜ、タレントマネジメントシステムを導入するのか、どの機能が必要なのかをあらかじめ明確にしてシステムを選びましょう。
初期費用や月々のコストがどのくらいかかかるか
無料のタレントマネジメントシステムの中には、無料トライアル期間を過ぎたら有料プランに移行して料金がかかる場合が多いです。そのため、初期費用や月額料金、オプション料金など料金形態をしっかりと把握しておきましょう。
タレントマネジメントシステムの多くは見積もりを取らないと正確な料金がわからないので、気になるサービスを見つけたら問い合わせてみましょう。初期費用や月額費用などトータルの費用がどれくらいかを確認し、自社の予算と比較したうえで導入するシステムを決めてみてください。
また、無料プランが用意されているタレントマネジメントシステムも多数あります。一部機能や利用人数の制限などがある場合が多いものの、無料で使い続けられるためコストを抑えたい場合は無料プランの利用を検討するのも一つの手です。
既存システムと連携できるか
タレントマネジメントシステムは、自社で利用中のシステムと連携できるものを選びましょう。
連携できないと必要なデータを手入力しなければならなかったり、システムを複数並行して使わなければならなかったりするなど利便性が悪くなるケースがあります。
タレントマネジメントシステムの導入によって工数が増えないよう、既存システムと簡単に連携できるかを確認することが大切です。
社内状況に応じて柔軟にカスタマイズができるか
タレントマネジメントシステムは、機能を柔軟にカスタマイズできるものを選ぶのがおすすめです。
カスタマイズができないと、自社と合わず別のタレントマネジメントシステムの導入が必要になったり、自社の課題解決への対応が遅れたりする可能性があります。
再度システムを検討する手間や課題解決の遅れによる損失を考えると、導入後にプランや機能を変更できるシステムがおすすめです。
チャット・電話などのサポート体制が整っているか
タレントマネジメントシステムの導入や運用には、専門知識やスキルが必要です。もし不明点があった時にサポート体制が整っていなければ、システムを使いこなせず問題解決までに時間がかかってしまう場合があります。
そのため、提供元のサポート体制が充実しているシステムを選ぶことをおすすめします。チャットや電話で問い合わせできたり活用セミナーを開催していたりと、さまざまなサポートがあるシステムを選びましょう。
有料プランに移行しやすいか
無料プランを利用しているものの、企業の成長によって機能に不足を感じたり、利用人数の制限を超えてしまったりすることもあるでしょう。
このような場合に、スムーズに有料プランに移行できるシステムを選んでおくと、データ移行や新たにシステムの使い方を覚える手間などを省けます。組織の拡大を見込みつつ、有料プランに移行しやすいかを事前に確認しておきましょう。
無料のタレントマネジメントシステムを使用する際の注意点
無料のタレントマネジメントシステムを使用する際は、使用できる機能や期間などいくつかの確認ポイントがあります。
ここからは、無料のタレントマネジメントシステムを使用する際の注意点を2つ紹介します。
使用できる機能や期間を確認する
無料のタレントマネジメントシステムは、一般的に使用できる機能や期間が制限されている場合が多いため、事前にどちらも確認が必須です。
あらかじめ確認しておかなければ、自社に必要な機能が無料プランでは利用できなかったり、いつの間にか無料期間が過ぎてシステムが使えなくなったりする恐れがあります。
オープンソース使用時はライセンスを確認する
オープンソースのタレントマネジメントシステムは、誰でも自由に使用してカスタマイズや再配布などが行える点が特徴です。
しかし、すべての行為が無条件で許可されているわけではありません。必ずライセンスの内容を確認して、使用条件やカスタマイズの条件などを確認する必要があります。
ライセンスの条件を遵守できていない場合、使用を差し止められたり賠償金を請求されたりすることもあるため注意しましょう。
無料のタレントマネジメントシステムの導入を検討しよう
タレントマネジメントを行うには、社員一人ひとりの個人情報や能力・経験・保有スキルなどを把握する必要があります。従業員が多い企業ほど一人ひとりの詳細なデータを管理したり分析したりするのが難しくなるでしょう。
タレントマネジメントシステムを導入すれば、パーソナルなデータの管理や分析を素早く行い、適切な人材配置や人材育成の実施につなげられます。本記事を参考に、さまざまなタレントマネジメントシステムを比較・検討して、自社に合うシステムを導入してみてください。
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