ホームページの集客方法|集客できない原因や具体的な方法・得られる効果を解説
ホームページ開設後の課題である「集客」。ホームページはユーザーと接点を持てる貴重な場のため、適切な対策をとれば大きな効果を得られる可能性があります。本記事では、ホームページに集客するコツを、集客できない原因や具体的な集客方法とあわせて解説します。
目次
ホームページの集客で得られる効果
ホームページは、ビジネスの窓口としての役割を担います。ここでは、具体的にどのような効果が得られるのかについて見ていきましょう。
問い合わせ・資料請求件数が増加する
ホームページの集客効果が顕著に表れるのが、問い合わせや資料請求の増加です。ホームページは24時間365日機能するため、商品やサービスを気になっている人からの問い合わせを取りこぼすことがありません。
これにより問い合わせや資料請求の件数が増加し、結果的に売り上げの向上につながります。
ブランディングや認知度の向上につながる
ホームページの集客力を高めることは、単に売り上げを増やすだけではありません。
企業のブランドイメージや市場における認知度の向上にも大きく寄与します。ホームページを通じて、企業の価値観や独自性を訴求し、ブランドの確立を図ることができます。
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ホームページの集客方法【コンテンツマーケティング】
コンテンツマーケティングは、ホームページの集客に不可欠な戦略です。ここで紹介する6つの手法のなかから、自社に必要な施策を組み合わせてホームページの集客力を高めていきましょう。
SEO
SEO(Search Engine Optimization)は、日本語で「検索エンジン最適化」と訳されます。これは、Googleなどの検索結果画面において、ホームページを上位表示させるために行う手法です。即効性はないものの、長期的にみると費用対効果が高い施策でもあります。
最初に必要なコンテンツを作ってしまえば、あとはメンテナンスとホームページの維持費しかかかりません。上位表示されるまでにある程度の労力と費用がかかりますが、一度構築してしまえば安定した集客が見込めるようになるでしょう。
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SNS運用
ビジネスにおいてもX(旧Twitter)やInstagram、LINEといったSNSを利用したマーケティングが行われています。このようなSNSを利用することで、ブランドの認知度の向上や集客したいターゲット層とのコミュニケーション強化につながります。
SNSは無料でアカウントを作成して投稿できるため、自社で完結できれば人件費のみで運用できるのも魅力です。顧客が求めるコンテンツを継続的に発信していくことで、ホームページの集客にも役立つツールになるでしょう。
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、見込み客が求める情報を提供する資料をPDFとしてまとめたものです。企業の持つ専門知識をもとに、市場調査やノウハウなどの有益な情報が記載されています。資料内にホームページに誘導できるリンクを設置することで、集客向上につながるでしょう。
YouTube運用
YouTubeチャンネルを開設し、商品やサービスに関する情報発信を行うのもホームページの集客に有効です。
動画で発信することで、テキストや画像だけではわかりにくい情報を視覚的に伝えられ、普段あまりWeb記事を読まない人にもアプローチできます。また、YouTubeの動画はGoogle検索でも表示されることがあり、上位表示されればより多くの再生回数を得られるでしょう。
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メールマガジン
定期的にメールマガジンを配信することで、既存の顧客や見込み客に直接アプローチできます。ターゲットのメールアドレスを取得する必要がありますが、登録解除されない限り継続的な関係構築が可能です。
メール配信の停止方法をわかりやすくするなど、受け手への配慮を心がけることで、ホームページへの集客を効果的に行えます。
MEO
MEO(Map Engine Optimization)は、主にGoogleマップなどの地図サービスを対象とした検索エンジンの最適化を図る手法です。たとえば、地図サービスを利用して「飲食店」と検索すれば、現在地の近隣にある飲食店の候補が表示されます。
このような地図エンジン上で上位に表示されるよう施策を実施することで、ホームページの集客につながるでしょう。地域密着型のビジネスや、店舗の運営を行っている方に適した手法です。
ホームページの集客方法【Web広告】
Web広告といってもさまざまな手法が存在するため、自社に最適な方法を選んで運用する必要があります。ここからは、どのような手法があるのか見ていきましょう。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、ウェブサイトやアプリ上に表示される広告です。自社のホームページなどに訪問したユーザの情報を取得し、広告を表示するリターゲティングという仕組みを利用します。ユーザーの興味やWeb上での行動にもとづいて表示されるため、ターゲットに効果的にアプローチできます。
SNS広告
SNS広告は、FacebookやX(旧Twitter)、Instagramなどのタイムライン上に表示される広告のことです。ユーザーの興味や行動をもとに的確なターゲティングが行えるため、コンバージョン率にも大きく影響するでしょう。
スマートフォンの普及にともないSNSの利用者は増加傾向にあり、ユーザー同士で情報がシェアされれば、より多くの人への発信が可能になります。
リスティング広告
リスティング広告は、Googleなどの検索結果上部に表示される広告のことです。ユーザーが検索したキーワードに基づいて表示されます。SEO対策などを行わなくても費用をかければ必ず上部に表示できるため、ターゲットとなるユーザーに届けやすいのが特徴です。
ペイドメディア
ペイドメディアとは、費用を払って広告を掲載してもらうメディアのことを指します。テレビやラジオ、新聞などの従来型のメディアをはじめ、Web広告やイベントスポンサーなども含まれます。
費用を払って掲載してもらうだけなので、特別なノウハウも必要ありません。信頼性の高いメディアと連携することで、信用度と影響力を高めることができます。
YouTube広告
YouTubeの動画内で表示される広告もWeb広告のひとつです。利用者数が多く幅広い層に届けられるのが大きなメリットといえるでしょう。広告のURLをクリックしてもらえれば、自社商品・サービスの認知度や売り上げ向上にも期待できます。
ホームページの集客方法【オフライン施策】
デジタル時代においても、オフラインによる集客は有効です。どのような方法があるのか見ていきましょう。
イベント・展示会
イベントや展示会は、見込み客に対面で商品やサービスの魅力を伝えられます。会場にわざわざ足を運ぶということは購買の可能性が高いともとれるため、成果につながりやすいのも特徴です。
配布するパンフレットにQRコードを記載しておけば、ホームページのアクセス数増加も期待できるでしょう。
オフライン広告
オフライン広告とは、新聞や雑誌、看板などインターネットを使用しない広告のことです。駅やショッピングモール、電車・タクシーなどで配信されているデジタルサイネージもオフライン広告に含まれます。幅広い層に広告を見てもらえるため、商品やサービスの認知度向上に有効です。
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ホームページで集客できない原因とは?
ホームページが期待通りの集客を達成できない背景には、複数の原因が考えられます。適切に改善していくためにも、どのような原因が考えられるのかを知っておきましょう。
ターゲットとなるユーザー像が不明確
ホームページの設計やコンテンツ制作においては、ターゲットとなるユーザー像を明確にすることが重要です。
ターゲットの年齢や性別、興味などによって宣伝方法は異なります。これらを考慮した宣伝を行わなければ、どのユーザーにも刺さらない内容になってしまい、集客にはつながらないでしょう。
集客対策を講じられていない
ホームページを立ち上げても、すぐにアクセス数が増えるわけではありません。集客を行う際は、ホームページに訪問してもらうための対策と、訪れたユーザーを逃がさないようにするための対策の2つの視点が必要になります。
まずはホームページに訪れてもらうために、SEO対策をして検索結果の上位に表示されるようにすることが重要です。
アクセス解析ができていない
アクセス解析とは、Google Analyticsなどのツールを用いてユーザー像を詳しく分析することです。
アクセス解析を行うことで、どのコンテンツがよいパフォーマンスを示しているか、どのページがユーザーにとって魅力的かなどを把握できます。データに基づいた分析を行い、改善策を定期的に実施することが重要です。
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ホームページに集客するためのポイント
ここからは、効果的にホームページの集客を行うためのポイントを5つ紹介します。
目的・ターゲットを明らかにする
目的やターゲットを明確にしなければ、発信するコンテンツの方向性が定まらず、ユーザーに響かない内容になってしまいます。はじめにペルソナを設定し、どのような人に情報を発信したいのかを明確にしましょう。
ペルソナを設定する際は年齢や性別だけでなく、職業や趣味、生活パターンなども想像しながら具体的に設定することが大切です。
自社の特徴・強みが伝わるホームページを作成する
商品やサービスを比較したいと考えるユーザーは、競合他社のものも目にしていると考えられます。
Web上には類似する商品やサービスが数多くあり、そのなかで目にとめてもらうには、自社の特徴や強みが伝えられるコンテンツを作成する必要があります。ブランドの特徴や強みを際立たせることで、訪問者の関心を引きましょう。
ユーザーの行動・興味関心を予測したSEO対策
ホームページに訪問してもらうには、ターゲットがどのようなキーワードで検索するかを理解し、それをもとにコンテンツを作る必要があります。
専門性・権威性・信頼性といった要素を意識することで、品質の高いコンテンツになり、上位表示が期待できます。また、検索意図やニーズは時間の経過によって変化するものです。定期的にコンテンツの更新を行い、最新情報を提供することが大切です。
ターゲットにとって魅力的なコンテンツを用意する
ターゲットの要望や悩みを解決できるコンテンツを作成することで、より多くの人にホームページを見てもらえるようになります。ユーザーの役に立つ情報を定期的に発信し、ファンを増やしながら売り上げ増加につなげましょう。
また、ユーザビリティに優れたホームページを作成することも重要なポイントです。パソコン・スマートフォンどちらでも問題なく表示できるようレスポンシブ対応にしましょう。
PDCAを回して改善を繰り返す
ホームページの集客を成功させるには、定期的な評価と改善が欠かせません。PDCAサイクルを用いて、継続的な改善を行っていきましょう。
PDCAサイクルとは、「Plan(計画) Do(実行) Check(点検) Action(改善)」の略称で、業種や業界問わず業務改善などに活用されています。PDCAサイクルを利用して改善に取り組む際は、KPIを立てて各プロセスの達成度を確認しながら進めていくとよいでしょう。
▷PDCAとは?サイクルを回す意味や具体例・失敗する原因をわかりやすく解説
“作っただけ”はNG!ホームページの集客は施策が大切
ホームページを単に作成するだけでは、その効果を最大化することはできません。集客を成功させるためには、戦略的な施策が不可欠です。とくに重要なのが、ターゲットの明確化と有益な情報提供を心がけることです。
これによりファンを獲得でき、資料請求や申し込み件数の増加が期待できるでしょう。また、定期的な更新や改善を行うことも忘れてはいけません。本記事で紹介した施策を参考にしながら、効果的なホームページ運用を行っていきましょう。
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