【2024年最新】無料で使える電子契約システム11選比較!電子契約書の作り方や選び方

2022/03/20 2024/05/09

電子契約システム

無料の電子契約システム

電子契約システムとひと口にいっても種類はさまざまです。本記事では、無料で使用できるおすすめの電子契約サービス11選を紹介します。システムを選ぶポイントや利用時の注意点も解説するので、選定時の参考にしてみてください。

「電子契約」に移行すれば何が変わる?中小企業が利用すべきツールも紹介
電子契約の導入は、取引先の同意を得る必要があったり、従業員への教育コストが発生したりなど、決して容易ではありません。しかしその一方で、書面による契約からの解放は、業務効率、コスト削減、事業スピードの促進など、多くのメリットをもたらします。
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無料で使える電子契約サービスの比較すべきポイント

まずはじめに、無料で使用できる電子契約サービスを比較する際のポイントを見ていきましょう。

ユーザー数の制限

無料で使える電子契約システムの多くは、ユーザー数の制限を設けています。なかには無制限としているサービスもありますが、ほかの機能が制限されていることもあるので注意が必要です。複数のチームや部署で利用を検討している場合は、利用可能なユーザー数を確認しておきましょう。

送信件数の制限

電子契約サービスの無料プランでは、ひと月当たりの送信件数が1~5件に制限されている場合がほとんどです。そのため、自社での使用頻度がどの程度かを明確にし、必要な件数がカバーされているサービスを選ぶとよいでしょう。

セキュリティ性

電子契約サービスは非対面で契約締結が行えるのがメリットです。しかし、不正アクセスやなりすましといったセキュリティリスクは無視できません。

本人によって作成された契約書であることを担保する電子署名や、文書の作成者と契約日時が記録されるタイムスタンプ機能があるものを選ぶことが大切です。

導入実績

電子契約サービスの公式サイトの多くで企業の導入事例が公開されています。利用目的とマッチしたサービスがいくつもあって悩んでいる場合は、導入実績がどの程度あるのかを確認してみましょう。

業種や事業規模ごとに事例が分類されているサービスもあるので、自社の目的に合ったサービスを選ぶのに役立ちます。

中小企業におすすめの電子契約サービス15選!導入の必要性や選び方を解説!

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無料で使えるおすすめの電子契約システム11選比較

ここからは、無料で利用可能な電子契約システムを紹介します。それぞれの特徴やメリットを把握した上で、一番自社の目的に合うシステムを選びましょう。

Digital Sign

Digital Signは、契約書作成から管理までをすべてオンラインで完結できる電子契約システムです。無料で利用できるフリープランは、契約書の管理や保管をしたい場合に向いています。

検索機能によって簡単に契約書の検索・閲覧が行えるだけでなく、アラート機能で更新漏れを防げるため、膨大な数の契約書管理が楽に行えるでしょう。ただし、契約書の送信には対応していないので注意が必要です。基本的な機能や電子署名・タイムスタンプなどの機能を利用したい場合は、有料プランを選択することをおすすめします。

提供元株式会社デジタルサイン
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • フリープラン:無料
  • ライトプラン:5,500円(税込)/月
  • スタンダードプラン:22,000円(税込)/月
機能・特徴契約書のひな形登録、メール認証署名、アラート機能、クラウド管理、

フォルダ管理、検索機能、タイムスタンプ機能、マイナンバーカード紐づけなど

URL公式サイト

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みんなの電子署名

みんなの電子署名は、すべての機能を完全無料で利用できる電子契約システムです。

セキュリティ性にも優れており、安心して利用できるのも魅力です。ちなみに、有料サービスが一切ないわけではありません。契約文書を1年以上保管する場合には、1文書につき月額11円の保管料が発生します(50文書単位で利用可)。

1年以上の保管以外の機能については、すべて無料で使えるため、無料サービスの利用から始めて、使用感を確かめたいという企業に適しているでしょう。

提供元株式会社べクターホールディングス
初期費用無料
料金プラン無料

※文書保管有償サービス:11円(税込)/月

機能・特徴電子署名(AATL対応)、認定タイムスタンプ、ユーザー管理、ワークフロー認定、承認・署名グループ設定、ワンタイムパスワード、文書検索機能など
URL公式サイト

クラウドサイン

クラウドサインは、国内の電子契約市場においてナンバーワンの認知度(※)を誇る電子契約システムです。さまざまな外部ツールと連携することでさらに便利に利用できます。官公庁や各金融機関も利用しているサービスのため、信頼性が高いのも特徴といえるでしょう。

フリープランは、契約締結のみを行うことができる仕様です。多機能ではないものの、その分シンプルで使いやすくなっています。フリープランの登録ユーザー数は1名まで、送信件数は1ヶ月あたり3件までです。

※電子契約総合研究所調べ。調査方法は外部調査機関によるアンケート調査による

提供元弁護士ドットコム株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • Light:11,000円(税込)/月
  • Corporate:30,800円(税込)/月
  • Business:要問い合わせ
  • Enterprise:要問い合わせ
機能・特徴承認権限、アクセス制限、SSO(シングルサインオン)、複数部署管理機能、登録制限、書類インポート機能、AI契約書管理機能、受信者によるファイルアップロードなど
URL公式サイト

freeeサイン

freeeサインは、弁護士監修のもと開発された電子契約システムのため、安心して利用できるのがポイントです。操作手順も非常にシンプルで、システムの利用に不慣れな方でも、比較的簡単に操作できるでしょう。

freeプランは、無料で使いやすさを実感できるお試しプランになっており、アカウントは1つまで、送信件数は1ヶ月あたり1件となっています。

提供元freeeサイン株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン■個人事業主向けプラン

月払い

  • スターター:1,408円(税込)/月
  • スタンダード:4,268円(税込)/月
  • アドバンス:7,128円(税込)/月

年一括払い

  • スターター:1,078円(税込)/月
  • スタンダード:3,278円(税込)/月
  • アドバンス:5,478円(税込)/月

■法人向けプラン

月払い

  • Starter:7,898円(税込)/月
  • Standard:39,336円(税込)/月
  • Advance/Enterprise:要問い合わせ

年一括払い

  • Starter:6,578円(税込)/月
  • Standard:32,780円(税込)/月
  • Advance/Enterprise:要問い合わせ
機能・特徴電子契約の送信・締結、タイムスタンプ、フォルダ管理、URL発行、CC送信、送信時ファイル添付、本人確認書類必須化、公式テンプレート(弁護士作成)など
URL公式サイト

BtoBプラットフォーム契約書

BtoBプラットフォーム契約書は、導入企業100万社以上、運用実績20年以上という長い歴史と実績を持つ電子契約システムです。安心して利用できるよう、セキュリティ対策は常に万全で、24時間体制で情報漏洩などの事故を防ぎます。

お試しに最適なフリープランは、他社よりも機能制限が少なくワークフロー機能も利用可能です。ユーザー数は無制限となっており、送信件数は1ヶ月あたり5件まで、保管は1ヶ月3件までとなっています。

提供元株式会社インフォマート
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • フリープラン:無料
  • シルバープラン:11,000円(税込)/月
  • ゴールドプラン:33,000円(税込)/月
導入実績

105万4,346社

※BtoBプラットフォーム全体

機能・特徴契約書発行、電子契約(契約締結)、押印機能、差戻、契約書保管(自社保管)、契約書管理、参照者設定、権限管理、契約書関連付け機能、契約データ一括アップロードなど
URL公式サイト

電子印鑑GMOサイン

電子印鑑GMOサインは、国内で一番利用されている電子契約システムで、導入企業は350万社を超えています。最高水準のセキュリティ技術でシステム管理を行っているため、安全性の高さも期待できるでしょう。

お試しフリープランは、1ユーザーのみ利用可能で、署名方法はメール認証により本人性を担保する契約印タイプです。送信件数は1ヶ月あたり5件までで、文書テンプレート登録などにも対応しています。

提供元GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社
初期費用無料
料金プラン
  • お試しフリープラン:無料
  • 契約印&実印プラン:9,680円(税込)

※上記は月額払いの料金

機能・特徴圧倒的なコストパフォーマンス、多様な機能を搭載、充実のサポートなど
URL公式サイト

DocuSign

DocuSignは、世界的に利用されている知名度の高い電子契約サービスで、導入している企業は100万社以上を誇ります。世界180か国以上で利用されているため、44言語に対応しており、グローバルな事業展開のある外資系企業でも利用しやすい点が特徴です。

DocuSignの無料プランは、30日間の無料トライアルプランとなっています。契約ワークフロー機能など、さまざまな業務を効率化させる予定で導入を検討している場合は、まずはお試しとして利用を考えてみるのがおすすめです。

提供元Docusign, Inc.
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績世界中で100万社以上
機能・特徴電子署名、契約ライフサイクル管理、文書生成、決裁ソリューション、SMSおよびWhatsAppでの配信、Webフォームなど
URL公式サイト

リーテックスデジタル契約

経営者からナンバーワンの支持率(※)を誇るリーテックスデジタル契約は、大手弁護士と法学者が監修する電子契約システムです。不正ログイン防止機能など、安心安全に利用できる機能をそろえており、業界最高レベルの法的安定性を実現しているのが特徴です。

また、導入にあたっての初期費用は無料になっているため、コストをかけずにペーパーレス化への取り組みを強化できるのもうれしいポイント。無料プランでは、ユーザー数は5名まで利用できます。

※日本コンシューマーリサーチ社調べ。「電子契約サービスを扱う10社を対象としたブランド名イメージ調査」より

提供元リーテックス株式会社
初期費用無料
料金プラン
  • エントリー:無料
  • トータル600:19,800円(税込)
  • トータル1200:29,700円(税込)
  • トータル3000:55,000円(税込)
  • トータル12000:110,000円(税込)

※上記は月額払いの料金

機能・特徴電子署名、厳重な本人確認、不正ログイン防止、タイムスタンプ・電子署名付与など
URL公式サイト

Meeepa

Meeepaは、電子契約や請求業務、精算業務などを総合的に効率化してくれるITツールです。あらゆる書類をペーパーレスで効率的にやり取りできるため、コスト削減に貢献してくれるでしょう。

Meeepaの無料プランは有料版のトライアルとなっており、期間は31日間です。トライアル中はプレミアム版と同じ機能を利用できるため、多くの電子契約を必要とする企業も低コストで導入できます。

提供元TDCソフト株式会社
初期費用無料
料金プラン
  • レギュラー会員:無料
  • 無料トライアル会員:無料
  • プレミアム会員:無料

※プレミアム会員は別途料金あり

機能・特徴タイムスタンプ機能、フレンド機能、電子帳簿保存法に対応
URL公式サイト

WAN-Sign

WAN-Signは、脱はんこを推進する電子契約システムです。GMOインターネットグループと共同開発されたシステムで、実際に多くの導入実績があります。書類のやり取りを簡単に一元管理できるため、業務効率化を図ることが可能です。

無料プランでは、1ヶ月あたり3件まで送信できます。ただし、実印版を利用したい場合には、電子証明書発行料が1署名につき年間8,000円かかります。

提供元株式会社NXワンビシアーカイブズ
初期費用無料
料金プラン

無料

※当事者型締結料、立会人型・事業者署名型送信料:別途

機能・特徴電子証明書で締結、メール認証で締結、手書きサイン、印影登録、複数者間契約対応、多言語対応、署名のスマホ・タブレット対応、契約ステータスの確認など
URL公式サイト

DottedSign

DottedSignは、台湾のKdan Mobile社が提供する電子契約システムです。パソコンだけでなくスマホにも対応していて、外出先や自宅からでも契約が完結できます。

指定された場所をクリックするだけで自動的に署名や印鑑を取り込むことが可能で、契約にかかる時間を大幅に短縮できるでしょう。14日間の無料トライアル期間を設けているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

提供元株式会社 Kdan Japan
初期費用無料
料金プラン
  • フリー:無料
  • プロ:8ドル
  • ビジネス:18ドル
  • エンタープライズ:問い合わせ
機能・特徴複数のドキュメントをまとめて署名、テンプレートの置き換え、ワンクリック署名
URL公式サイト

無料の電子契約システムを利用する際の注意点

ここでは、無料の電子契約システムを利用する際の注意点を紹介します。

ユーザー数や機能に制限がある

無料の電子契約システムは、ユーザー数に制限がかけられていることがあるため、複数の部署での利用を検討している企業には向かないかもしれません。

また、無料のプランでは機能に制限が設けられていることも多く、複雑なワークフローや高度な承認プロセスには対応していない場合があります。利用できるユーザー数や機能を確認し、ビジネスのニーズに合ったシステムを選定することが大切です。

社内・取引先に説明をする必要がある

電子契約システムを導入する際は、社内への周知を行うようにしましょう。説明会などを開催し、システムの使い方やルールなどを伝えることで社員の疑問や不安を解消できます。

また、取引先への説明も忘れてはいけません。とくに無料のシステムでは、電子証明書の発行に料金がかかる場合があり、その料金を取引先が負担する可能性も考えられます。そのため、電子証明書発行にかかる費用や手順などについて双方で確認しておくとよいでしょう。

電子帳簿保存法の基本知識を解説!データ保存要件や法改正のポイントとは?

電子契約システムに搭載されていると便利な機能

電子契約システムであると便利な機能について見ていきましょう。

スマホ対応

電子契約システムを選ぶ際は、スマホに対応しているものがおすすめです。スマホに対応しているシステムであれば、いつでもどこでも契約業務を進めることができます。

ただし、スマホのアプリでは機能が制限されている場合もあるため、どのような機能が利用できるのかを確認しておくとよいでしょう。

複数言語への対応

グローバルに事業を展開する企業にとっては、英語に対応しているかも重要なポイントです。また、ヨーロッパやアジアなどへ事業を展開している場合は、英語以外の複数の言語に対応しているものがよいでしょう。

現状国内のみで事業を行っている企業であっても、はじめから複数言語に対応しているものを選んでおくと安心です。今後海外の企業と取引する場合にスムーズに契約を進められます。

カスタマーサポート

初めて電子契約システムを導入する場合、カスタマーサポートが充実しているシステムを選ぶことをおすすめします。また、問い合わせ方法についても確認しておくことが大切です。

メールやチャット、電話など選ぶシステムやプランによって異なるため、自社が利用しやすい問い合わせ方法を提供しているサービスを選んでみてください。

電子契約できない契約書とできる契約書の違い|できない理由と電子化の秘訣

無料ではなく有料の電子契約システムも検討

無料の電子契約システムの多くは、利用できる機能が制限されています。電子契約システムを活用して本格的な業務効率化を図りたい場合は、有料版の利用を検討してみましょう。

さまざまな機能を利用したい場合

有料の電子契約システムでは、契約業務の電子化以外にもさまざまな機能を提供しています。たとえば、契約書の作成を効率化したい場合には、テンプレートが充実しているものがよいでしょう。

また、ワークフロー機能があれば、文書の承認申請に必要な一連のやり取りを効率化できます。

利用者が多い場合

無料の電子契約システムは、ユーザー数に制限が設けられていることがあります。多くのシステムでユーザー数は1人までとされているため、利用者が多い場合は最初から有料のシステムを選ぶようにしましょう。

【最新比較】電子契約サービスおすすめ22選!失敗しない選び方も解説!

電子契約のメリット・デメリットとは?導入前に知っておくべき注意点も解説

有料版も視野に入れて電子契約システムの導入を検討しよう

電子契約システムは、IT化が進む現代においては非常に需要の高いサービスです。日々締結される大量の契約業務をシステム化できれば、管理工数は明らかに減るため、業務効率化やコスト削減につながる可能性は高いといえるでしょう。

電子契約システムには無料で利用できるものもありますが、自社に必要な機能などを踏まえて有料版も視野に入れてみてください。

中小企業におすすめの電子契約サービス14選!導入の必要性から手順まで

個人事業主におすすめの電子契約サービス13選!選定ポイントも解説

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