メルマガのヘッダー&フッター作成方法!必要な要素や目を引くコツは?
メルマガの配信目的や企業情報などを掲載するヘッダーやフッター。ヘッダー&フッターは、メルマガの印象を決める大事なパートです。そこで本記事では、メルマガ配信の効果を上げるヘッダー&フッターの作成方法について、必要な要素やコツもまじえて徹底解説します。
目次
メルマガのヘッダー&フッターとは?
メルマガのヘッダーとは、メインコンテンツの前、メルマガ冒頭に表示されるパートです。たとえば、企業名、メルマガの主旨説明、内容を示す目次などが該当します。
フッターは、メールの末尾に挿入されるパートです配信元のプライバシーポリシー、メルマガの配信停止方法、問い合わせ先などを表示します。
ヘッダーとフッター、どちらも役割は、メインコンテンツを補足する情報といってよいでしょう。
メルマガのヘッダーに必要な要素
メルマガのヘッダーに必要な要素は、メルマガ配信の目的や内容によって異なりますが、主に下記の6つが挙げられます。
企業情報
誰からのメールなのかをユーザーに知らせるのが、企業情報です。サービス名、ロゴ、ブランド名などを入れてもよいでしょう。誰からのメールなのか、直感的に分かってもらえるように工夫することがポイントです。
メルマガの配信目的
配信目的は、受け取ったメルマガの内容を示すパートです。興味を持って読み進めてもらえるよう、端的にまとめましょう。例をいくつか挙げてみます。
- ニュース配信サイトの例:『本日のトップニュース(6月12日19時)』
- 不動産会社の例:『駅近賃貸オフィス新着情報
- カード会社の例:『特別キャンペーンのお知らせ!ポイント3倍!』
▷メルマガの配信目的とは?得られる効果や目的別の基本的なポイントを解説
お得情報
お得情報は、「今だけ20%オフセール実施中」「XXXX円以上の購入で〇〇をプレゼント」のような、ユーザーの引きとなる情報です。
この情報をヘッダーに入れることで、メールを最後まで読んでもらえる可能性が高くなり、コンバージョンの向上にも期待できます。
自社サイトのナビゲーションバー
メルマガをきっかけにサイトの訪問数を増やしたい場合は、ナビゲーションバーの設置も効果的です。
ただし、サイトに移動した時点でメルマガから離脱する可能性があります。その点を考慮して、設置するかどうかを考えましょう。フッターに設置することも、方法です。
画像
画像は、テキストだけでは伝えきれない情報やメッセージを補完する役割があります。ユーザーの目を引くデザイン画像、動画のサムネイル画像を入れてリンクを貼れば、クリック率の向上も期待できるでしょう。
クリックボタン
メルマガのヘッダーに、商品の購入・予約、クーポン配信などのクリックボタンを設置しておくと、その場でボタンを押してもらえる確率が高まります。クリックボタンに魅力的なマイクロコピーを添えてもよいでしょう。
▷メルマガの効果を最大化するCTAとは?クリック率やCVRを改善する方法
メルマガのフッターに必要な要素
次に、メルマガのフッターに入れたい要素について解説します。
気をつけたいのは、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」という法律によって、下記3項目の掲載が義務付けられていることです。
- メルマガの発行元
- 問い合わせ先
- メルマガの解除方法
上記3項目は、一般的にフッターに記載します。この点もふまえ、フッターに必要な要素を見ていきましょう。
発行元や問い合わせ先
法律に則り、メルマガの発行元情報(社名・店舗名・配信担当者名など)を明記します。
問い合わせ先は、カスタマーセンターの電話番号などを記載しましょう。電話を設置していない場合は、メールアドレス、連絡が取れるWebサイトへのリンクでもかまいません。
メルマガの解除方法
ユーザーがメルマガの受信を停止したいときのために、配信解除の手段を用意し、その方法を記載することも法律上の義務です。主に以下の方法が用いられています。
- ワンクリック解除リンク
- メルマガ解除フォームの送信
- 連絡先への直接連絡
なお、メール配信システムを利用している場合は、読者の解除前に配信予約をしていることもあるでしょう。そのようなケースに備え、解除の反映には数日かかること、解除の手続き後も数件のメルマガが配信される可能性があることを書き添えておくと万全です。
▷メルマガの作り方ガイド!初心者向けの基本知識からよくある失敗例まで
よくある質問
よくある質問は、ユーザーが抱える疑問や不明点に回答を提供します。法律で記載を義務づけられている項目ではありませんが、リンクを貼っておくと、メルマガを読んで抱いた疑問解決に役立つでしょう。
ユーザーに役立つ情報
ユーザーの利便性を高める以下のような要素も必要に応じて記載してください。特にカスタマーサポート情報は、商品購入を検討したいユーザーにとっては、安心感につながります。
- 注文、配送、返品などに関するカスタマーサポート情報
- 新商品や既存商品へのリンク
- YouTube動画やお役立ちコンテンツへのリンクなど
▷開封率がアップするメルマガタイトル作成のコツ!今すぐ使えるサンプルも紹介!
メルマガでユーザーの目を引くデザインにするコツ
開封したメルマガを読んでもらうためには、ユーザーの目を引くデザインの工夫が必要です。コツとして、下記2点を意識するとよいでしょう。
1行は15~20文字にする
ユーザーの多くが、スマートフォンでメルマガを受信しています。スマートフォンで表示された際、レイアウトの崩れがなく読めるように、1行あたりの文字数を設定しましょう。
スマートフォンの機種にもよりますが、1行あたりの文字数は、15文字から最大でも20文字に収めるのがコツです。1段落を2~3行でまとめ、改行を入れると読みやすくなります。
線や図形・記号などを活用する
下記のように、線や図形、記号を使うこともコツのひとつです。目立たせる効果のほか、ヘッダー、フッター、本文の区切りとしても使えます。
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▷メルマガで配信するコンテンツの種類一覧!それぞれの用途や特徴を解説
HTML形式のメルマガ作成におすすめのテンプレート
メルマガにはテキスト形式とHTML形式がありますが、HTML形式のメルマガ作成には、テンプレートの利用が便利です。おすすめのテンプレートを2つ、紹介します。
Cerberus
Cerberusは、GmailやOutlookなど多くの電子メールに対応しているほか、レスポンシブデザインでスマートフォンにも対応したツールです。
シンプルで初心者にも使いやすい仕様となっています。
公式サイトはこちら
Mosaico
Mosaicoの特徴は、メルマガの内容に応じたカスタマイズ性の高さです。
HTMLテンプレートは、モノクロとフルカラーの2種類があります。選択後にテキストや画像の追加できるほか、オリジナルレイアウトの作成も可能です。
こだわりのメルマガを作成したい企業に、おすすめのツールといえるでしょう。
公式サイトはこちら
メルマガのヘッダー&フッターは要素を考えて作成しよう
メルマガのヘッダーとフッターには、それぞれ役割があります。その役割を果たすための要素を考え、作成しましょう。
なお、フッターには「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」により、記載しなければならない項目が定められています。しっかり確認し、ユーザーにとっても自社にとっても効果のあるメルマガを発行していきましょう。
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