【開封率UP】ステップメールの件名の書き方!具体例も使って簡単に解説

最終更新日時:2023/03/06

メール配信システム

ステップメールの件名の書き方

メールの開封前に目につく件名は、ユーザーにメールを開封してもらうきっかけとして重要です。せっかく作成したステップメールも、閲覧前に削除されかねません。本記事では、開封率を上げるステップメールの件名の書き方を具体例とともにわかりやすく解説します。

ステップメールの件名が重要な理由

ステップメールとはメールマーケティングの手法のひとつです。設定したスケジュールに沿って、あらかじめ用意してあるメールをユーザーに送ります。

1通ごとに内容を変えて段階を踏みながらユーザーの興味や関心を高めることが目的なので、効果的に利用するためには読んでもらうことが必要です。ここでは、ステップメールで件名が重要といわれる理由を解説します。

開封率につながるため

ステップメールは、1通ごとに段階を踏みながらユーザーに商品やサービスへの興味を持ってもらうためのマーケティング手法です。メールを開封してもらうことが重要です。そのため「開封する」とユーザーに判断してもらえるよう、興味を引く件名をつける必要があります。

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ユーザーへの印象をよくするため

ユーザーに訴求する件名をつけようとするあまり、メールの内容とかけ離れた内容になるとかえって印象を悪くする恐れがあります。

また内容が自分に必要ないものだと判断されてしまうと不信感につながり、次の段階のステップメールに目を通してもらえなくなってしまいます。開封率だけを重視した過度な件名をつけるのは、避けるようにしましょう。

迷惑メールの認定を避けるため

最近は迷惑メールフィルタが強化されているので、件名のつけ方によっては迷惑フォルダーに分類されてしまう可能性があります。迷惑フォルダーに入るとステップメールがユーザーの目に一切触れないこともあるので、件名の作成は慎重に行う必要があります。

ここでも気をつけたいのは、件名とメールの内容のバランスです。極端にバランスが悪いメールは、ユーザーから迷惑メールの報告をされてしまう可能性があります。迷惑メールの認定を避けるためにも、ユーザーの開封率を意図的に上げるような極端な件名をつけることはやめましょう。

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ステップメールの件名の書き方

件名は、ステップメールの開封率を高めるための重要な要素です。件名の書き方を間違えてしまうと、ユーザーからの印象が悪くなり迷惑メールとして削除されてしまうこともあります。ここでは、ステップメールの開封率を高めるための件名の書き方について解説していきます。

個人名を記入する

ステップメールは仕様上、ユーザーから機械的な内容だと判断されることがあります。怪しい勧誘のように思われれば、削除されてしまうことも考えられます。

ユーザーからの印象をよくするためにも、件名が重要な役目を担っていることを常に意識しておきましょう。たとえば件名に差出人やユーザーの個人名が明記されていると、誰から誰に送っているメールなのかがひと目で判断でき、ステップメールに対する信頼度も高まります。

送信する時期に合わせた内容にする

ステップメールは、商品を購入するなど特定のアクションを起こしたユーザーだけに、段階的にアプローチをするメールマーケティングです。ただ配信をするのではなく、ユーザーの反応をみながら配信のタイミングをはかるため、件名もそのタイミングに合わせて考える必要があります。

たとえば商品を購入したユーザーに商品発送後すぐのタイミングでメールを送ると仮定します。その場合、「ご注文ありがとうございました」や「商品を発送いたしました」などの文言が入っていれば、ユーザーはひとめでメールの内容や差出人がわかり安心して開封できます。またタイミングと合った件名をつけることで、段階的に継続してステップメールを読んでもらうことも可能です。

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表示される長さで書く

パソコンやスマートフォンでメールを確認するときに、長い件名だと表示されないことがあります。とくにスマートフォンの文字数表示は、パソコンよりも少ないので気をつけましょう。

一般的にステップメールの件名は、15〜20文字くらいでつけることが多いです。また入りきらない文字は表示されないので、一番伝えたい文言は最初に持ってくることをおすすめします。

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迷惑メールに判断されるキーワードを避ける

件名で迷惑メールだと判断されれば、開封されずユーザーの目に触れる機会すらありません。そこで件名をつけるときは、迷惑メールと判断されるようなキーワードを避けましょう。

開封率を高めるためだけに、関係ない内容を件名につけるのはもちろんよくありません。迷惑メール業者も同じようなことをやっていますので、即迷惑メールフォルダに送られるリスクもあるので注意しておきましょう。

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汎用性の高いキーワードを使う

ステップメールは、あらかじめ用意したメールを段階的にユーザーに送信するものです。そのためイベントやバーゲンの案内などのように、発信者から期間を決めてアクションを促すものではありません。

ユーザーのタイミングに合わせてメールを送るので、日付などが入った汎用性のない件名はステップメールには不向きです。できるだけ長い期間で誰にでも使える、汎用性の高いキーワードが入った件名が望ましいでしょう。

心理的法則を活用する

ステップメールの件名をつけるときに、心理的法則を活用するのも良い方法です。ここではさまざまなマーケティングで活用されている、「希少性の原理」と「返報性の原理」を紹介します。

希少性の原理

たとえば「数量限定」という文言があると、手に入れる機会を逃したくないという気持ちになります。

そのため、思わずメールを開封してしまうという人もいるのではないでしょうか。「数量限定」には、数が少ない物に人は希少性を感じてしまうという「希少性の原理」が使われています。

返報性の原理

たとえば「無料サンプルプレゼント」など、無料でなにかを得られる内容の件名も有効です。ここでは、人はなにかをしてもらったらお返しをしなくてはいけないと考える「返報性の原理」が使われています。

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効果の高いステップメールの件名を作成するコツ

ステップメールの開封率を上げることは、効果を高めることにもつながります。ここでは、効果の高いステップメールの件名を作成するコツを紹介します。

インパクトの強い件名を意識する

ステップメールの効果を高めるためには、メールを開封してもらうことが大前提にあります。そのため一瞬で目を引くようなインパクトの強い件名を意識することが重要です。ユーザーが件名にインパクトを感じるということは、自分の役に立つメリットがあると瞬時にわかります。

また忙しい手をとめるほどインパクトを与えるには、今すぐ見なければと思わせる緊急性を含むことも重要な要素です。少なくともこの2つのポイントを抑えれば、インパクトの強い件名を作成できるようになるでしょう。

件名の内容を具体的にする

具体的な内容が入っている件名も、ユーザーの目を引きます。ステップメールを開封するかどうかの判断は、ユーザーが件名を確認する一瞬でなされます。

そのためユーザーが求めている情報が具体的に入っていれば、開封して読んでみようという気持ちになる可能性が高いです。ほかにも、値段や数量などの数字を入れることも目を引く件名を作成するためのひとつの方法でしょう。

ユーザーに伝わる言葉を選ぶ

件名を作成するときに、発信者の伝えたいことだけにフォーカスをあててしまうことがあります。しかし短い件名に発信者の言いたいことを詰め込むと、ユーザーに響かない状況を招くケースが発生します。

ステップメールは、開封してもらわなければ意味がありません。ユーザーに開封してもらうためには、件名にユーザーのメリットがわかる文言が盛り込まれていることが大事です。その場合も、ユーザーに伝わる言葉を選ぶことを意識してください。

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ステップメールの平均的な開封率

段階を踏みながら複数回メールを送るステップメールでは、回数を重ねるごとに開封率が下がる傾向です。基本的に1通目のステップメールは、約90%と高い割合で開封されるといわれます。

しかし、2通目以降はその率がどんどん下がっていきます。開封率があまり下がらないと、ステップメールは本来の目標達成に近づいているといえるでしょう。次も読みたいと思わせるステップメールを効率よく送信していくことを心がけてください。

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開封率の測定にはHTMLがおすすめ

ステップメールがどのくらい読まれているかという指針でもある開封率は、測定することができその方法もさまざまです。しかしながらどの方法を利用しても、ステップメールがHTML形式でなければ測定できません。

ステップメールの質を向上させて、ブラッシュアップしていくためにも、開封率の測定は重要です。作成するときはHTMLで作成する点も意識しておきましょう。

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件名もステップメールの重要な要素のひとつ

本記事では、ステップメールにおける件名の重要性について解説しました。ステップメールとは、設定したスケジュールに沿ってあらかじめ用意したメールをユーザーに送るメールマーケティング手法です。段階を踏みながらユーザーに訴求させていくため、まずはメールを開封してもらうことが重要となります。

そのため、開封するかを判断する件名は、ステップメールを作成する上で重要な要素です。どんな件名にすれば開封率が上がるかを意識して、ステップメールを有効に活用してください。

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