マニュアル作成に必要な費用の相場は?外注費やツールの料金を解説

2022/7/31 2022/07/31

マニュアル作成ツール

マニュアルとボールペン

マニュアルを作成するにあたって費用や相場は気になる部分でしょう。本記事では、マニュアル作成に必要な費用の相場を解説しています。おすすめの代行会社やツールも併せてご紹介しますので、マニュアルの外注を検討される際の参考として、ぜひお役立てください。

【種類別】マニュアル作成に必要な費用の相場

マニュアル作成では複数の工程を経て納品まで進みますが、それぞれに費用が発生します。ここでは「相場」についてくわしくお伝えしていきます。

企画構成の相場

マニュアル作成のファーストステップは、企画構成です。どのようなマニュアルを作成したいのか、打ち合わせをしながらマニュアルの目的や用途、全体像といった認識のすり合わせをおこないます。これらの企画構成費は、一般的に一式で15万円〜30万円程度が相場です。

ちなみに、企画構成費は打ち合わせに必要な時間や回数、作成に必要な担当者の人数などによって変動し、一式ではなく、打ち合わせ1回につきいくら、といった料金プランを設定している会社もあります。

マニュアル作成にかかる費用全体の中でも、比較的多くの割合を占める企画構成費ですが、マニュアルの全体像や大まかな仕様、方針を決定する重要なプロセスであることを認識しておきましょう。

原稿作成の相場

原稿作成とは、マニュアルの文章を執筆する工程を指します。1ページ当たりの費用相場は約6千円〜1万5千円が一般的です。また、1ページ当たりの上限文字数が設定され、上限文字数を超える場合は、1文字あたりの追加料金が加算されるケースもあります。

文字数の目安は、A4サイズ1ページあたり最大で1,000〜1,200文字程度。さらに、専門知識を要する内容や、技術的な内容を記述するテクニカルライティングなどは、原稿作成のコストが上昇します。

原稿作成は、発注者側が事前に資料や原稿素材を用意することによって、コストを下げられる場合もあるため、見積もり時に確認すると良いでしょう。

図やイラスト等の制作に関する相場

読みやすくするためには、本文の補足や図示のために表や写真、グラフ、イラストなど必要なケースも多くあるでしょう。

このようなイラスト制作や作図は、1点毎の別途費用が発生します。マニュアルに使用するような作図やイラストであれば、数千円〜1万円程度を相場費用として認識しておくと良いでしょう。

ただし、テクニカルイラストと呼ばれる自動車や家電製品などの複雑な構造をした製品の説明などに用いられる立体的なイラストは、納品までの時間やコストも上昇しますので注意しましょう。

印刷製本の相場

印刷製本は、仕様によって費用が大きく異なり、具体的には、以下のような要素によって1冊当たりの単価が上下します。

  • ページ数
  • 印刷部数
  • 使用する紙(表紙・本文用紙)
  • 色(モノクロorカラー)
  • サイズ(A4、B5など)
  • 製本の仕上がり(綴じ方)

仕様は使用する状況や耐用性なども考慮しつつ選ぶ必要があります。費用は、使用だけでなく印刷会社によっても異なりますが、例えば20ページほどのモノクロ印刷の小冊子を100部制作するのであれば、3万円〜5万円程度の費用を見込んでおくと良いでしょう。

その他の制作に関する相場

マニュアルの電子化は、PDFやHTMLのフォーマットに合わせるための設計費用が発生します。相場として、PDF化は1ページあたり数百円、HTML化は1ページあたり5千円程度です。

電子化と紙媒体を並行して行う場合などは、見積もりの際に意図をしっかり伝えることが重要です。

外注する場合の費用や選び方は?

マニュアル作成の費用は、外注先によって大きく異なります。予算内で収まるかどうかは、どうしても気になるところです。そこでここでは、発注先を選ぶ際のチェックポイントを紹介します。

外注する場合の費用

マニュアル作成代行会社

マニュアル作成の代行業務をおこなっている会社へ依頼する場合は、実績からのノウハウをフル活用して対応してくれるのがメリットでしょう。

また、企画構成から原稿作成、図表やイラストなどの制作、電子化や印刷製本など一貫して依頼できるため、オペレーションの手間も軽減されます。その分、費用は嵩みますが、手間を最小限に抑え、クオリティの高いマニュアルを求める場合におすすめです。

費用相場としては、100ページ程度のマニュアル制作で100万円前後〜(印刷費用を除く)、紙媒体のマニュアルと併せて、それらの電子化も依頼する場合は、さらに100万円〜150万円程度の追加費用が必要となります。

フリーランス

フリーランスで活動するライターに依頼する場合、マニュアル作成の経験や、どのようなノウハウをもっているのか、提示されたポートフォリオから見極めておくことが重要です。

また、トラブルのリスクを回避するためにも「どの工程」を依頼するのか、事前に明確にしておかなければなりません。費用は交渉次第であることが多く、料金単価の設定も「1文字の単価」、「A4用紙1枚での単価」などさまざまです。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼したい企業や個人と仕事をしたいワーカーをつなぐWebサービスです。ここでもマニュアル作成に必要なスキルを備えた個人に制作業務を発注することが可能です。

前述のフリーランスと形態は似ていますが、受発注の取引はクラウドソーシングサービスのシステムを通じておこなわれるため、トラブル発生のリスクを抑えるメリットがあります。

費用は成果物のページ数や、依頼内容によってそれぞれ異なります。平均相場としては、15ページ程度の電子化マニュアル作成で3万円程度。納期は、制作に取り掛かってから10日前後が目安でしょう。

外注先の選び方

実績の豊富なところを選ぶ
実績豊富な業者であれば、企画・構成やデザイン、問題解決にも柔軟に対応してくれるでしょう。すでに同業他社のマニュアル作成の経験があれば、フォローのスピードもはやく、信頼度も上がります。

過去に外注例がない場合やトータル的なサポートを受けたい場合、総額設定されたプランの選択が得策といえます。

セキュリティ対策はしっかりしているか

リリース前の商品に関するマニュアルには、マニュアルの制作時点は一般公開前の情報も含まれているはずです。情報の取り扱いに関するルールが整備されているか、どのような作業環境で制作するのかなどもしっかり確認しましょう。

コミュニケーションの丁寧さ

マニュアルの制作過程においては、スムーズな情報共有や進捗の共有など連携が欠かせません。そのため、営業担当だけでなく丁寧かつ気持ちのいいコミュニケーションが取れるかも重要なポイントです。

営業担当者だけでなく、可能であれば、依頼前に実際に作業を担当するライターやデザイナーとも顔合わせをする機会を設けてもらうようお願いしましょう。

おすすめのマニュアル作成代行会社3選

ここでは、具体的にマニュアル作成代行会社を厳選して3社ご紹介します。

1.マニュアル作成代行サービス|株式会社ヒューマンサイエンス

経験豊富なコンサルタントによる品質重視のマニュアル制作が可能です。また、マニュアル分析・評価サービスでは、既存マニュアルの最適化を目指すこともできます。

提供元 株式会社ヒューマンサイエンス
料金プラン ・マニュアル作成(取扱説明書作成)
A4 50ページの場合 70万円~
A4 100ページの場合 120万円~
A4 500ページの場合 520万円~・マニュアル分析・評価サービス 40万円~

※マニュアルボリューム、内容、診断項目によって変動
※無料の簡易レポートサービス提供あり

導入実績 IT業、製造業を中心に243社、3,148件のマニュアル制作実績
※実績数は2021年現在
機能・特徴 マニュアル制作のポイントを熟知したコンサルタントが個別サポート
URL 公式サイト

2.マニュアル動画制作サービス|株式会社火燵

株式会社火燵(こたつ)は、成果や売上にこだわる方のための動画マーケティング会社です。動画コンサルティング・動画制作・WEBマーケティング・動画制作の内製化支援を全面的にバックアップする体制が整っており、動画マニュアルの作成代行などもおこなっています。

提供元 株式会社火燵
初期費用 要お問い合わせ
料金プラン ・撮影指導なしプラン(納品動画30分まで)
55,000円(税込)~・撮影指導ありプラン(納品動画30分まで)
88,000円(税込)~
機能・特徴 動画内製化、YouTubeチャンネル運営・管理代行サービス、動画制作、Webコンサル
URL 公式サイト

3.マニュアル職人|株式会社2.1

マニュアル職人は、主に社内で使用する業務マニュアルの作成代行をおこなっている会社です。単にマニュアルを作成するだけでなく、マニュアルの適切な運用を通じた社内教育の効率化や業務時間の短縮など組織の生産性向上を包括的にサポートしてくれます。

提供元 株式会社2.1
初期費用 無料コンサルティングあり
料金プラン 要お問い合わせ
導入実績 500社以上の支援実績
機能・特徴 無料コンサルティングにて課題確認や取材を実施
業務改善及び、依頼者側へもっとも必要なマニュアルを提案する
URL 公式サイト

マニュアル作成ツールの費用や選び方は?

マニュアル作成ツールとは、見やすくわかりやすいマニュアルが簡単に作成でき、マニュアル作成にかかる時間と手間を軽減することのできるツールです。また、多くの場合、このようなツールには、マニュアルの管理に適した機能も搭載されています。

ここでは、マニュアル作成・管理に便利なツールの費用や選び方についてくわしくお伝えします。

マニュアル作成ツールの費用

マニュアル作成ツールのなかには、無料で使用できるツールもあります。

まずはツールを使用することで、どの程度、マニュアル作成が効率化されるのかを試してみたいということであれば、このような無料ツールを使ってみるのも良いでしょう。

ただし、このような無料ツールは、機能制限や頻繁な広告表示といった「落とし穴」もあるため、高い利便性を求める上では不向きといえます。物足りなさや不便さを感じる場合は、有料版や優良ツールへ切り替えることを検討しましょう。

有料ツールにも無料のトライアル期間を設けているサービスが多々あるため、まずは「使ってみる」ことで、有償プラン契約後のミスマッチを防ぐことができます。

マニュアル作成ツールの選び方

ひと口に「マニュアル作成ツール」といっても、その機能や操作性、特徴はさまざまです。まずは、現状の業務や課題をマニュアル化するために適した機能が搭載されているかチェックしましょう。

具体的には、マニュアル作成時のフローや手順といった操作性のほか、更新や管理作業のしやすさ、アクセス権限設定などのセキュリティ対策機能、マルチデバイス対応の可否といったツール使用環境などは、必須のチェック項目として挙げられます。

また、導入後のサポート体制のほか、クラウド型のツールであれば、セキュリティ環境についても確認する必要があるでしょう。

おすすめのマニュアル作成ツール3選

最後におすすめのマニュアル作成ツールを3つ紹介します。料金や特徴を簡単にまとめましたので、導入を検討している方は参考資料のひとつとしてお役立てください。

1.tebiki

tebikiは、動画マニュアルを簡単に作成できるマニュアル作成ツールです。字幕の自動生成機能のほか、翻訳機能も搭載しているため、外国人労働者の多い現場におけるマニュアルの運用にも役立ちます。

提供元 Tebiki株式会社
初期費用 要お問い合わせ
料金プラン 要お問い合わせ(無料トライアルあり)
機能・特徴
  • 専門知識がなくても映像編集が可能
  • 音声を自動認識して字幕生成
  • 各種ソフトの操作説明を画面録画機能
  • 100ヶ国語以上の外国語へ翻訳
  • アクセス履歴及び習熟度の進捗確認機能
  • レポート機能
  • 動画へ図形挿入が可能(強調部分に有効)
URL 公式サイト

2.COCOMITE

COCOMITEは、基本のレイアウトに沿って、必要項目を入力するだけで、マニュアルが完成するツールです。

また、作成したマニュアルは最大5階層までのフォルダ分けによって、細かいアクセス権限の設定が可能。さらに保管されたマニュアルは、キーワード検索によって素早く見つけ出せるなど、作成と管理の双方において高い利便性を備えています。

提供元 コニカミノルタ株式会社
初期費用 71,500(税込)※初期登録料
料金プラン
  • エントリープラン:242,000円/月、年額
  • スタンダードプラン:660,000円/月、年額
  • エンタープライズプラン:2,420,000円/月、年額
  • 無料トライアル(30日間)あり
機能・特徴
  • 作成は基本レイアウトに沿って入力
  • 公開バージョン管理機能
  • パブリック公開
  • 印刷機能及びPDF出力機能
  • 既読管理機能
URL 公式サイト

3.Teachme Biz

Teachme Bizは、撮影した画像や動画をもとに文字を入力するだけで、簡単にマニュアルが作成できるツールです。

また、閲覧や検索ログの分析、マニュアルを使用したトレーニングの進捗状況の管理といった機能も搭載されているため、マニュアルの運用を通じた人材育成の効率化に最適なツールといえるでしょう。

提供元 株式会社スタディスト
初期費用 要お問い合わせ
料金プラン
  • スタータープラン:55,000円(税込)/月
  • ベーシックプラン:110,000円(税込)/月
  • エンタープライズプラン:330,000万円(税込)/月
  • 無料トライアルあり
機能・特徴
  • 作り方は、テンプレートに沿って画像と文字をいれるだけ
  • 共同編集可能
  • PPT、Word、PDFインポート
  • PDFエクスポート
  • 閲覧・検索ログ分析機能
  • QRコード出力機能など
URL 公式サイト

予算や目的に合わせて外注やツールを活用しよう

マニュアル作成は、内製にこだわるだけでなく、目的や組織のリソースの状況などによっては、外注やツールの導入といった判断がメリットの大きい選択肢になることもあります。

しかしながら、これらの選択には「費用」が生じることも事実です。そのため、適切なマニュアルの運用によって得られる費用対効果、マニュアル作成を外注することによって確保できる人的リソースの有効性などを見極めることが重要となります。

マニュアル作成代行やツールを上手に活用し、品質の向上やコスト削減、人材育成の効率化のほか、人的リソースの最適化といった環境の実現を目指してみてはいかがでしょうか。

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