【BtoB向け】最新おすすめMAツール13選!機能や費用を徹底比較!

2022/12/14 2022/12/14

MAツール

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BtoB向けビジネスにMA(マーケティングオートメーション)ツールを導入したいと考えているものの、どのMAツールを選べば売上拡大につながるかわからないという方は多いのではないでしょうか。この記事では、BtoB向けMAツールに必須の機能や選び方、おすすめの最新MAツールを13個厳選してご紹介します。

BtoBとBtoCのMAツールの選び方のポイントの違い

ビジネスの効率化・総合的な売上向上のためには、自社にとって最適となるMAツールの見極めが重要です。

BtoB向けとBtoC向けのMAツールでは、厳格な相違点が設けられているわけではありません。しかし、業種・業態に合わせてBtoBに特化した製品を選ぶのであれば、特に以下の機能に目を向けておくことをおすすめします。

BtoBとBtoCで必要なMAツールの違いは?それぞれの選定ポイントを解説

(1)リード数

リード(見込み客)の数について、違いとなるポイントを整理しておきましょう。BtoBの場合、一般的にBtoCに比較するとリードの数が少なく、限られた顧客に対して営業・販促を行っていくことが多いです。

BtoCは一般消費者、つまり個人を対象にしますが、BtoBの場合は企業をはじめとした組織・団体が営業・販促の対象だからです。

そのため、BtoBの場合はBtoC向けMAツールよりもデータ容量が少ない傾向にあります。ただし、あくまで傾向ですので、業態や事業規模によって変わってくることには注意が必要です。

(2)決裁までにかかる期間

BtoBは、商品の購入やサービスの導入までにある程度長い期間を要します。決裁に至るまでに、さまざまな部門の担当者・責任者の承認が必要だからです。

一方BtoCは、比較的短い期間で購入に至ることが一般的です。商品やサービスの購入にあたって意思決定を行うのは基本的に個人なので、企業のような決裁フローがないからです。

購入の意思決定を行うまでの期間に違いがあることは、BtoBビジネスにMAツールを導入する際に把握しておくことが大切です。

(3)決裁に関わる人数

BtoBでは、決裁に多くの人が関わります。例えば、営業部門のコミュニケーションツールを導入する場合、承認を得なければならないのは営業部門担当者だけではありません。

最初の窓口になる担当者を経て、責任者、執行役員…といったように決裁までのフローがあるため、誰か一人だけで決裁にいたるケースがないためです。

一方、BtoCの場合は基本的に個人、多くても身の回りの家族といったように購入に至るまでのプロセスに関わるのは数人です。

このように、決裁に関係してくる人数を考慮したうえで効率的にビジネス展開ができるツールを取り入れることが、望ましいといえるでしょう。

(4)決裁者への最終アプローチ

BtoBとBtoCでは、購買へと至るための最終的なアプローチが異なります。BtoBの場合は主にメールや電話、商談といったアプローチが主流です。

一方、BtoCにおいては、昨今の情報収集チャネルの多様化に伴い、メールやSNS、ネット広告などさまざまな働きかけができるかどうかが重要となります。

したがって、MAツールを選ぶ際に、BtoBの場合は商談や企業向けメールマーケティングの機能に優れたツールであるか、BtoCにおいては多くのチャネルに対応しているツールであるかという点を重視していくことになるでしょう。

マーケティングオートメーション(MA)ツール活用のメリット・デメリットとは?

BtoBマーケティングにMAツールが重要な理由

BtoBビジネスにおいてMAツールが業務効率化・売上向上をもたらす上で重要となる理由として、以下のような点が挙げられます。

(1)リードの長期的な育成が必要

BtoB向けビジネスのマーケティングでは、中長期的なリードの育成が重要です。BtoBでは、そもそも決裁までに多くの時間がかかり、工数も複数段階にわたります。

また、仮に見込み度の高い顧客をつかむことができても、情報発信のアプローチ方法を間違ってしまうと、リードの興味関心が薄れてしまいかねません。

そこで、業務効率化や売上向上といった成果につなげるためには、中長期的にリードの行動を分析し、それにマッチしたマーケティング施策を打ち出し、リードを育成していくことが重要です。

リードナーチャリングとは?MAツール活用の戦略や実践する手法を解説!

(2)従来より購買行動が変化している

顧客の購買行動が従来と比較して多様化していることも、MAツールの需要が高まっていることに大きく関係しています。

従来、情報収集にあたっては電話やメール、商談、ダイレクトメールといった直接的な手段が主流でした。しかし、近年はWebサイトやSNSなど、インターネット経由等の開かれたチャネルがあり、それらを通じて多くの消費者・企業は情報を収集します。

こうしたチャネルの多様化により購買行動も変化しているため、MAツールの活用により、行動履歴に即したアプローチが重要になってくるのです。

BtoB向けMAツールで重視すべき3つの機能

BtoB向けMAツールでは、自社にマッチするツールを見極めていかなければなりません。BtoC向け製品と比較したときに明らかな相違点はありませんが、特に以下の機能については重視するとよいでしょう。

(1)リードごとのステータス管理機能

顧客1件ごとにステータスを細かく把握し、管理できる機能は非常に重要です。

リードごとにどれだけの関心度なのか一目で把握できれば、優先度のチェックや起こすべきアクションの見極めに役立ちます。

(2)リードのスコアリング機能

リードのスコアリング機能に優れていることも大事なポイントです。

メール開封、LP閲覧、資料請求などに段階を分け、どこまで進んでいるかによって顧客にスコアを付ければ、スコアごとに適したプロモーションを自動で行うことが可能です。

また、スコアの高い順に営業の優先度を見極めることもできるでしょう。

(3)複数チャネルへの配信

情報発信の方法が多様化している昨今、複数チャネルに対応していることも非常に重要です。

BtoBの場合、電話とメール、商談といったように限られたチャネルでしかプロモーション施策をかけないことも少なくありません。

しかし、対応しているチャネルが多くあれば、今後情報発信の方法を模索できるので、結果的に業務効率化や売上向上にもつながる可能性があります。

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BtoB向けMAツールの選び方

顧客の購買行動の多様化に伴い、MAツールでできることも多様化しているため、自社のニーズとマッチする度合いが高いものを見極めることが重要です。

そこで、BtoB向けMAツールの中から自社に適したツールを選ぶためには、以下の点を押さえて厳選することをおすすめします。

(1)BtoBで重視すべき機能が付帯されているか

まず欠かせないのは、BtoB向けビジネスにおいて必須となる機能が搭載されていることです。

例えばBtoB向けMAツールは、企業を相手に使う前提で作られているため、商談の効率化に向けた便利な機能が備わっているケースが少なくありません。

ただし、あまりにも多機能だと使いこなすのに苦労する可能性もあるため、まずはBtoB向けとして必要最低限の機能が備わった、シンプルなツールから試すのも一つの方法です。

(2)費用は予算の範囲内か

機能性に優れているツールの場合、導入コストや運用コストがかさむケースが少なくありません。そのため、予算と突き合わせながら自社に適しているか判断する必要があります。

特に、MAツールを初めて導入する場合は、高額で高機能なMAツールを選ぶとかえって使いこなせず、費用対効果が望めない可能性もあります。コストパフォーマンスを考慮し、費用を予算の範囲内で収めることも大切です。

MAツールの導入費用や月額料金の相場は?おすすめツールも合わせて解説

(3)同業他社でも使用されているか

BtoB向けMAツールを選ぶ際には、同業他社に導入事例があるかどうかも重要な点です。同じ業界で活用されているツールなら、自社でも同様に活用できる可能性があります。

MAツールを導入する際には、公式ホームページなどで紹介されている導入事例・実績をチェックしておくことをおすすめします。

(4)サポートは充実しているか

サポート体制が充実しているかどうかも、MAツールを導入する際に重要なポイントです。

特に、ITツールに慣れていない企業の場合、最初のうちは操作の一つひとつに悩むことも少なくありません。その点、サポートが手厚いMAツールなら、ミーティングや勉強会などを実施してくれる企業もあります。

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(5)操作性が良いか

MAツールの操作性については、わかりやすく誰でも理解できるツールだと、業務効率化につながりやすくなります。操作性がよくないと、理解に時間がかかり、本来の業務に支障をきたしかねません。

そこで、最初はデモを活用し、使用感や操作のしやすさを確かめてみるのがおすすめです。

(6)無料トライアルで他ツールと比較できるか

MAツールはいきなり導入するのではなく、まずは無料トライアルで使用感を試し、他社と比較してみるとよいでしょう。

同じような機能が搭載されているものでも、製品が違えば使いやすさや見やすさ、外部システムと連携したときの利便性などは異なります。他ツールとよく比較し、自社の業態や規模に合うものを見つけていけるのが望ましいです。

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BtoBビジネス向けおすすめMAツール人気ランキング13選

ここからは、BtoBビジネスにおすすめのMAツールをご紹介します。いずれも人気で知名度の高いMAツールなので、ぜひ比較検討の上導入を検討してみてはいかがでしょうか。

(1)List Finder

List Finderは、BtoB向けMAツールとして高い人気を誇るツールです。BtoBシェアはナンバーワンを記録しており、国内において導入しているのは1,600アカウントにも及びます。

操作も簡単で、専門スキルがなくても使いやすい設計です。活用のためのコンサルが無料となっており、サポート体制が充実しているのも特徴です。

(2)GENIEE MA

GENIEE MAは、使いやすいインターフェースが魅力のMAツールです。直観的な操作が可能なので覚えやすく、MA導入初期における失敗を防いでくれます。

メールやLINE、SMS、アプリプッシュなどあらゆるチャネルでの情報発信に対応しており、顧客に合った適切なアプローチ方法が可能で、定着率99%という高い支持率も魅力です。

(3)Kairos3

Kairos3は、国内で導入実績が1,600アカウント以上の人気BtoB向けMAツールです。商談につながりやすい顧客を洗い出し、営業活動を効率化します。

相手企業と自社の接点を記録する顧客カルテでは、関心度や行動履歴などの詳細データを確認できます。さらに、関心度ごとにランク付けを行い、優先度を明らかにしてくれるのもポイントです。

(4)b→dash

b→dashは、数々の成果事例を持つ人気のMAツールで、ノーコードで簡単に顧客データの分析ができるため、誰でもスキルなしでツール運用ができます。

扱いやすい操作性で、洗練された見やすさも魅力。データパレットやメールマーケティング、Web接客、SMS配信、フォーム作成など多岐にわたる機能が搭載されています。

(5)SATORI

SATORIは、国産MAツールで認知度ナンバーワンです。導入実績は1,000社以上に及び、効率よくリードを増やすことが可能です。

問い合わせフォームや資料ダウンロードフォーム、ランディングページなども素早く作成することができます。データ分析とプロモーションのオートメーションだけでなく、Web制作費用のコスト削減にも貢献してくれるでしょう。

(6)Hubspot

Hubspotは、世界的に多くの企業から支持されているCRMプラットフォームです。中でも、Marketing HubにはMA機能が搭載されており、必要に応じてフォームやWebサイトの作成も可能です。

取引企業は143,000社以上に及び、世界120か国で利用されています。専門のサポートチームより導入支援体制も整っており、マーケティング・営業の効率化につながります。

(7)Marketing Cloud Account Engagement

Marketing Cloud Account Engagementは、Salesforceと連携できる人気のMAツールです。マーケティング活動と営業活動をシームレスにつなげることで、業務効率化や利益の最大化を実現します。

Webサイトのアクセス解析やキャンペーンの作成、リードのスコアリングなど、マーケティング業務に必要な業務を自動化で行えるさまざまな機能が搭載されているのも特徴です。

(8)SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORMは、気軽に活用を始められて本格的な機能がそろっているMAツールです。数多くの有名企業に導入実績があることでも知られています。

リード管理やランディングページ作成、WebトラッキングなどMAツールに欠かせない機能がそろっており、セミナーや展示会などのイベント運営管理も可能です。

(9)Marketo Engage

Marketo Engageは、顧客との関係構築のための行動トラッキングやキャンペーン実施などの自動化に優れたMAツールです。

サポート体制も充実しており、活用のためのコンサルも必要に応じて受けることが可能。5,000社以上の導入実績があり、連携できる外部システムは700件以上に及びます。

(10)BowNow

BowNowは、導入実績9,400社以上を誇るMAツールです。継続率は98.4%と高い支持を得ており、国産導入社数ナンバーワンの実績です。

無料プランも用意されているので、まずはお試し感覚で導入してみたい場合にもぴったりです。サイトにタグを埋め込むだけで、基本機能が無料で利用できます。

(11)SalesAutopilot

SalesAutopilotは、マーケティングにおけるあらゆるプロセスを自動化できるおすすめのMAツールです。さまざまな外部システムとの統合が可能で、既存システムと連携して使いたいときに非常に便利です。

無料プランでもリードの数に制限がないため、初めて使う場合でも安心。なお、日本版の提供はなく、利用できるのは英語版のみとなります。

(12)Dr.Marketing

Dr.Marketingは、BtoB向けにおすすめのMAツールです。大手法人へのプロモーションに特化して作られているのが特徴です。

基本のCRM機能やWebトラッキング機能はもちろん、ランディングページ作成機能、Webセミナー・フォーム機能、スコアリング機能などMAツールに必要な機能を網羅しています。また、サポート専門部隊が対応してくれたり使い方のサポートがあったりとサポート体制が整っているので安心です。

(13)Cloud CMO

Cloud CMOは、Webサイトへのアクセス数アップ、リードの一元管理や獲得促進、リードとのコミュニケーション活性化に貢献してくれるおすすめのMAツールです。

マーケティングレポート、ブログ・サイト・フォーム作成、リードのスコアリング、メール配信、SEOなどの基本機能がそろっており、営業・販促の効率化を促します。各種SNSやその他外部システムとの連携もスムーズです。

BtoB向け機能を搭載したMAツールで営業を効率化しよう!

BtoB向けにビジネスを展開していく際には、BtoB向けに開発されているMAツールの活用がカギを握ります。顧客ニーズの多様化により、近年は多種多様なMAツールがあるため、自社に合ったツールを見極めることが大切です。

導入にあたっては、さまざまな営業・販促活動が可能となるBtoB向けMAツールの中から、自社の業態や規模に合わせて適切に活用できる製品を選ぶことが大切です。ぜひ自社にマッチしたMAツールを導入し、業務効率化や売上向上につなげてみてはいかがでしょうか。

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ビズクロ編集部
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