無料で利用できるおすすめのMAツール4選!機能や有料版との違いを紹介!
MA(マーケティングオートメーション)ツールを導入したいけれど、コストがかかると不安に感じる人も多いのではないでしょうか。そんな人には、無料トライアルがおすすめです。本記事では、MAツールとは何か、無料で使えるおすすめツールや選び方をあわせて紹介します。
目次
MAツールとは
MAツールとは、顧客開拓におけるマーケティング活動を管理し、自動化するツールのことです。主に、デジタルチャネルを通じた施策の自動化によって、マーケティング活動を効率化します。
これまで人が行っていたマーケティング活動を自動化することで、工数削減が期待できるほか、見込み客の取りこぼしや属人化を防ぐことが可能になります。
▷MA(マーケティングオートメーション)ツールとは?基本をわかりやすく解説
MAツール導入で実現できること
業務の自動化と効率化ができる便利なMAツールですが、導入することで具体的にどのようなことが実現できるのでしょうか。
属性や顧客データを基に個別のアプローチができる
顧客の情報や属性を一元管理できるのが、MAツールの特性です。集めたデータを基に、対象の顧客が何に興味があるのか分析を行い、見込み顧客一人ひとりに寄り添ったアプローチができます。
手動で行うとかなりの時間と手間がかかる作業ですが、MAツールを使えば最低限の手間でこれらの作業が可能です。
▷MAツールを最大限に活かす使い方とは?基礎知識から効果的な活用法まで
見込み顧客の育成ができる
ニーズの多様化に伴い、1つの商品やサービスを多数に売り込むのではなく、1人の顧客が長く利用し続けられることが重視されるようになりました。そこで重要となるのが、見込み顧客の育成です。
MAツールを使えば、分析したデータを基に見込み顧客に対して興味がありそうな情報を提供できます。手動で行うとコストと時間がかかってしまいますが、搭載されているメール送付機能やデータの抽出機能などを使えば、効率的に見込み客の育成が可能です。
必要なコンテンツ制作ができる
MAツールでは、顧客の情報分析だけでなく、メルマガやフォームなどの必要なコンテンツ制作が可能です。それぞれ独立したソフトで制作すると、手間と時間がかかってしまいます。
しかし、MAツールに搭載されている機能を使えば、簡単に必要なコンテンツを作り出すことが可能です。また、更新や改修のために別のソフトを起動させる必要がなく、管理も容易です。ソフトによっては利用料がかかりますが、MAツールを活用すればコスト削減も実現できます。
MAツールの無料版と有料版の違い
MAツールには、無料で利用できるものから有料のものまで、さまざまなタイプが存在します。ここでは、無料版と有料版のMAツールの違いについて見ていきましょう。
コストの違い
有料のMAツールを利用する場合、数万円から数十万円の費用がかかります。一方無料のツールを活用すれば導入や運用にかかる費用を大幅に抑えることが可能です。
搭載されている機能や管理したい顧客情報が多くなるほど、費用も高くなる傾向にあります。ただし、高額なツールを導入したからといって必ず成果が出るわけではないため、シンプルな機能と使いやすさを求める場合は無料版のツールを利用するのもよいでしょう。
利用できる機能の違い
無料のMAツールは機能に制限があるため、管理できるリード数やメールの配信数などが限られていることがあります。無料で利用できるMAツールの多くは、有料で提供されている製品の無料プランであることがほとんどです。そのため、最初は無料版からはじめ、必要に応じて有料プランを検討してみるのがおすすめです。
▷MA(マーケティングオートメーション)ツールの機能一覧とできることを解説
サポート体制の違い
無料版と有料版のMAツールの違いとして、サポート体制の充実度が挙げられます。有料版でサポート体制が充実しているものであれば、導入時はもちろんのこと万が一のトラブル時にも対応してくれます。
一方、無料版は基本的に有料版ほど手厚いサポートを受けられず、有人によるサポートや日本語に対応していない製品もあるため、はじめてMAツールを導入する場合は特に注意が必要です。
無料のMAツールが求められる理由
MAツールを導入したいけれどなかなか踏み切れないとお悩みの人も多いと思います。そこでおすすめなのが、無料のMAツールです。無料版を使えばコスト面のハードルが下がり、導入がスムーズに進みます。ここでは、なぜ無料のMAツールが求められているのかについて詳しく説明します。
費用を抑えてMAツールを導入できる
MAツールを導入したくても、コスト面でのハードルが高く、導入を見送るケースもあるでしょう。その点、無料のMAツールを活用すれば、導入コストやランニングコストをかけずにマーケティング活動を効率化することができます。
無料のMAツールは「小規模な会社で利用したい」「スモールスタートではじめたい」など、費用を抑えながら業務効率化を目指す企業に求められているのです。
本格導入前に使い勝手や機能のトライアルができる
商品説明ページを読むだけでは、実際の使い心地はわかりません。しかし、無料のMAツールを使えば、実際の使い心地やどのような機能が搭載されているのかを気軽に試せます。
また、無料版で使用感を体験しておくことで、自社で稼働した際の想定が可能です。導入したら想定と違ったという事態を防ぐことができ、MAツールの活用方法を事前に計画できます。
▷MAツールの導入費用や月額料金の相場は?おすすめツールも合わせて解説
自社の体制変更前に本当にMAが必要か確かめられる
MAツールは、マーケティングを幅広くサポートできる便利な手法である一方で、ツールを使いこなすための人材育成や、適応した人材配置が必要です。そのため、MAツールを導入する際は、社内の体制変更が必要になります。
また、すべての企業にMAツールが必要というわけではありません。自社の体制変更前に、本当に必要かどうか確かめる必要があるでしょう。無料版を使ってみることで、コストをかけずにMAツールの必要性を確認できます。
▷自社に最適なMAツールの選び方とは?目的や機能など選定ポイントを解説
導入前に体制変更やデータの電子化などの準備ができる
無料版を利用すれば、導入の際に何が必要なのかがわかります。人材の配置をはじめ、不要になるタスクと必要になるタスクなどを確認できるからです。
ツールを実際に使ってみることで、使用感だけでなく実際の業務フローがイメージしやすくなり、本格導入した際にも高いパフォーマンスを発揮できます。
無料で使えるおすすめMAツール4選
ここからは、無料で使えるおすすめのMAツールを4つ紹介します。
SalesAutopilot
SalesAutopilotは、ビジネスにおけるあらゆるマーケティング活動を自動化できるMAツールです。有料版とほぼ同じ機能を利用でき、毎月400通までメールを送信することができます。無料版から有料版への切り替えが簡単なので、導入しやすいMAツールだといえるでしょう。
ただし、日本語は非対応です。導入の際には利用できる機能を確認し、英語版でも対応できる人材が社内にいるか確認しておく必要があります。
提供元 | SalesAutopilot Ltd. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
|
導入実績 | 1,000人以上のクライアント |
機能・特徴 | コンテンツ管理システム、ランディングページビルダー、ソーシャルメディア、電子商取引プラットフォーム、決済ソリューション、請求ソフトウェアなど |
URL | 公式サイト |
BowNow
BowNowは、14,000社以上の導入実績があり、国産のMAツールでは導入社数No.1を記録しています。無料プランでは機能やメールの配信数などに制限はあるものの、MAツールの基本的な機能は利用することが可能です。
機能性が充実していると逆に使いにくくなってしまうMAツールですが、BowNowは必要な機能を課金して追加していく形式なので、自社に合わせた最適なかたちにカスタマイズができます。
提供元 | クラウドサーカス株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
※別プランは要問い合わせ |
導入実績 | 14,000社以上 |
機能・特徴 | ユーザーの企業情報を分析、サイト訪問者のアクセスログ解析、フォーム作成、細かい条件検索、メール配信、ABMテンプレート、追客アラート機能など |
URL | 公式サイト |
HubSpot
HubSpotは、マーケティング・営業・カスタマーサービス・コンテンツ管理・オペレーション業務に対応する5つのツールで構成されたプラットフォームです。マーケティングツールでは、HubSpotのCRMに集約された顧客情報を基に、見込み客へのコンテンツ配信などが行えます。
機能性と使いやすさにこだわって作られているのが特徴で、日本語を含む6ヶ国語に対応しています。幅広い業務をカバーできる充実度の高い機能によって、マーケティング活動を効率化することが可能です。
提供元 | HubSpot, Inc. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■企業単位~大規模企業向け
■個人~小規模チーム向け
※無料お試しあり |
導入実績 | 22万8,000社以上 |
機能・特徴 | オンラインフォーム作成ツール、SMS Marketing、SNSアカウント管理、マーケティング担当者向けAI、Eメールマーケティングツール、AI搭載SNSエージェントなど |
URL | 公式サイト |
List Finder
List Finderは、特に上場企業での導入実績が多いBtoB向けのMAツールです。無料で使えるフリープランが提供されているほか、会社の規模やニーズに合わせて3つのプランを提供しています。
有料版では担当コンサルタントが付くため、はじめてMAツールを導入する場合も安心して運用ができます。また、独自の活用勉強会や個別の無料相談会の実施など、MAツールをフル活用できる充実のサポート環境が特徴です。
提供元 | 株式会社Innovation X Solutions |
初期費用 |
|
料金プラン | ■基本料金
※PV数・顧客データ数に準じた従量課金料は別途 |
機能・特徴 | 名刺データ化代行、メール配信、スコアリング、企業属性付与、アクセス解析、優先リード通知、フォーム作成、PDF閲覧解析、アプローチ管理、外部ツール連携など |
URL | 公式サイト |
無料のMAツールの選び方
無料のMAツールを選ぶ際、どのようなポイントに気を付けて選べばよいのでしょうか。ここでは、MAツールの選び方について説明していきます。
自社に必要な機能がそろっているか
無料のMAツールを選ぶ際は、自社に必要な機能が揃っているかを確認する必要があります。無料のプランやツールでは機能に制限があることが多いため、場合によっては有料のツールを選ばなくてはならないこともあるでしょう。
また、自社のビジネスがBtoB・BtoCのどちらなのかによっても選ぶべきツールは異なります。MAツールには、BtoB向け・BtoC向け・両方に対応するものがあるため、自社の利用目的やターゲットに応じてツールを選ぶことが大切です。
セキュリティ体制は十分か
MAツールは自社の顧客情報を扱うため、セキュリティ体制が整っているかも確認しましょう。検討しているツールがどのようなセキュリティ基準を設けているのかを確認し、社内のセキュリティ要件を満たしているかをチェックすることが重要です。
また、ツールによっては「ISMS」や「ISMSクラウドセキュリティ認証」といった情報セキュリティ認証を取得している場合もあるため、セキュリティ体制を確認する際の参考にしてみてください。
導入実績は多いか
導入実績の多さもMAツールを選ぶ際に見ておきたいポイントです。特に、自社と規模や業種が同じ企業のツールを選ぶことをおすすめします。
事業内容や規模が同じ企業が使っているMAツールであれば、自社でも運用できる可能性が高いでしょう。
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無料のMAツールを利用する注意点
無料のMAツールは、シンプルで気軽に利用できるのがメリットですが、機能や容量の制限がある点には注意が必要です。また、完全無料で使えるツールの場合は突然サービスが終了してしまうリスクがあります。
サービスの提供が終了してしまうと、利用自体できなくなってしまうため、無料のツールを利用する場合は顧客情報のバックアップをとっておくことも大切です。
MAツール導入をまずは無料トライアルから検討しよう
MAツールの導入にはコスト面でのハードルがあります。有料版をいきなり導入しても自社に適しているかはわからないため、無料トライアルを利用して使用感をチェックするのがおすすめです。MAツールを導入して売上アップを狙いたい担当者の方は、まずは手軽に試せる無料版の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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