中小企業におすすめのMAツール10選!導入すべき理由や料金・機能を徹底比較

最終更新日時:2023/02/02

MAツール

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中小企業におすすめのMA(マーケティングオートメーション)ツールを、料金や機能を比較して10個ご紹介します。MAツールを導入すべき理由やMAツールを選ぶポイントも記載しています。中小企業でMAツールの導入を検討している方は参考にしてください。

MAツールとは?

MA(マーケティングオートメーション)とは、見込み顧客を獲得するために行うマーケティング業務を自動化するツールであり、活用することで効率的に集客ができます。

獲得した見込み顧客へのメルマガ配信や顧客情報の管理といった作業を削減することで、リソース確保につながり、営業活動に注力できる点がメリットです。

【2023年最新】おすすめ定番MAツール16選!機能や費用を比較表で!

中小企業がMAツール導入すべき理由とは?

以下では、中小企業がMAツールを導入すべき理由を解説します。

(1)顧客の状況に合わせたコンテンツを配信し関係を醸成できる

MAツールは獲得した見込み顧客の商品・サービスに対して、興味・関心や購入意欲を高めることに効果的です。

見込み顧客がWebサイトのどのページからメルマガ・ホワイトペーパーをダウンロードしたかが把握できると、求めている情報をコンテンツにして配信することができます。インサイトにあった情報配信は、自社への印象を高めることにもつながります。

さらに、コンテンツ配信の適切なタイミングや配信頻度を商品・サービスの関心意欲によって分けることができるので、効果的なアプローチが可能です。

(2)営業やマーケティングの手間が省ける

営業やマーケティングの時間と手間が省けるので、生産性アップにつながります。例えば、獲得した見込み顧客をMAツールで一括管理できるので、取得したい顧客情報を条件設定など、必要な情報を入力することですぐに抽出できるので便利です。

メール配信業務は、ステップメール機能を使用することで、あらかじめ指定した日時にメールを自動配信することができます。

見込み顧客の確度が高い場合は、営業担当者にメールで通知する機能を活用すると、適切なタイミングで商談を行うことが可能です。

リードスコアリングとは?MAツールを最大限活用する手法と注意点を解説

(3)顧客に対して同じ認識を持てる

成約率を高めるには、マーケティング部門と営業部門の連携が欠かせません。しかし、両者で見込み顧客に対しての認識が異なることで、連携が上手くいかないケースがあります。

MAツールで事前に「どのような行動をしたら成約の高い見込み顧客になるのか」を設定することで、適切なタイミングでマーケティング部門から営業部門へ顧客情報を引き継ぐことが可能です。

営業担当者が、確度の高い見込み顧客にアプローチができると、何度も商談をする必要がなく、成果につながりやすいメリットがあります。

​​中小企業がMAツールを選ぶポイントとは?

選ぶツールによってシンプルな機能から高性能な機能まで搭載されたタイプもありますが、機能の充実度によって価格帯も異なります。

大企業には必要な機能でも、中小企業には優先度の低い機能もあるので、自社に合ったMAツールを選ぶポイントを紹介します。

(1)予算に見合っているか

MAツールは料金の幅が広く、無料で使用できるツールもあれば、高額な費用がかかってしまうツールもあります。

基本的には月額料金がかかってしまうため、ランニングコストを精査したうえで、予算にあったサービスを選定していくことがポイントです。

はじめは少ない機能が搭載されているサービスを導入し、見込み顧客の数が増えてきた段階で、オプションを追加したり、プランをグレードアップしたりすると無駄なコストが削減できます。

【費用が安い】おすすめMAツール7選!機能や導入コストを徹底比較!

(2)自社に必要な機能が揃っているか

機能が多く搭載されているMAツールは自動化ができるので業務の幅が広がりますが、管理画面が分かりにくかったり、使いこなせなかったりするデメリットもあります。

スムーズな導入・運用をするためにも、状況や目的に合わせて直感的に操作がしやすい画面か、カスタマイズが充実しているかなどから選ぶこともポイントです。

自社に最適なMAツールの選び方とは?目的や機能など選定ポイントを解説

(3)サポート体制が手厚いか

MAツールの導入が初めての場合や、マーケティングの知識やスキルを持った担当者がいない中小企業の場合には、サポート体制が手厚いかもサービスを選ぶ際に重要な点です。

導入後に機能や活用の説明を行ってくれるコンサルティングサービスがあると、導入・運用にかかる時間を短縮できます。

また、マーケティングサポートを行うサービスがあれば、データ分析から施策の提案をしてくれるので、より成果につながりやすい運用が可能です。

MAツール導入の流れはこれで完璧!成功させるコツや注意点も解説!

中小企業におすすめのMAツール10選!料金や機能を紹介

ここからは、中小企業の導入に適したMAツールを紹介します。機能・特徴を比較しながら、自社にあったサービスを検討してみてください。

(1)List Finder

List Finder(リストファインダー)は、シンプルな機能とわかりやすい管理画面が特徴的です。初期費用がかからずフリープランもあるので、試しにMAツールを活用してみたい中小企業におすすめです。

導入初期には、担当コンサルタントもつくので、マーケティング担当者がいない中小企業でも安心して導入を進められます。

提供元株式会社Innovation & Co.
初期費用0円
料金プランフリープラン:¥0円/月

ライトプラン:¥39,800円/月
スタンダードプラン:¥59,800円/月
プレミアムプラン:¥79,800円/月

※プランによって機能が異なります

導入実績導入実績1,600アカウント以上
機能・特徴名刺データ化代行、フォーム作成、メール配信機能、アクセス解析可能、セミナー管理、PDF閲覧解析機能、スコアリング、優先リード通知など
URL公式サイト

(2)SATORI

SATORI(サトリ)は、Webサイトに計測タグを埋め込むだけで使用できるので、データベースの設計や導入の手間がかかりません。

MAツールの導入目的は、お問い合わせフォームで獲得した見込み顧客へのアプローチがメインですが、SATORIはお問い合わせする前の顧客にも訴求ができるので、商談の機会アップに期待ができます。

提供元SATORI株式会社
初期費用¥330,000円
料金プラン¥162,800円/月

※年間契約

導入実績導入実績1,000社以上
機能・特徴アクセス企業リスト、セグメント機能、ポップアップ表示機能、Webページ制作、フォーム作成など
URL公式サイト

(3)Pardot

Pardot(パードット)は、営業部門と他の部門の連携を促進することを目的としたMAツールです。

見込み顧客とのやり取りを全て部門で共有できるので、確度の高い顧客情報をスムーズに引き継ぎできます。

セミナーやアンケートの反応から、インサイトに合わせたセグメントをすることが可能なので、適切なタイミングでコンテンツ配信する場合に効果的です。

提供元株式会社セールスフォース・ジャパン
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴商談管理・営業支援機能、売上の予測機能、顧客情報の一元管理、人事配置機能など
URL公式サイト

(4)Kairos3

Kairos3(カイロススリー)の料金形態は従量課金制のため、見込み顧客数や月間PV数、月間メール送信数などで決められます。

はじめてMAツールを導入する中小企業は、見込み顧客数が少ないので、コストを抑えながら運用しやすい点がメリットです。企業の運用状態に合わせて、高機能なオプションが追加できます。

提供元カイロスマーケティング株式会社
初期費用10,000円
料金プラン保有リード数・月間PV数・月間メール送信数に応じて料金が変化する従量課金制。
機能・特徴見込み顧客の一元管理、メール配信、フォーム・シングルページの作成、スコアリング機能、ホットリード機能、セミナー管理、独自ドメイン機能など
URL公式サイト

(5)SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンマーケティングプラットフォーム)は、セミナーから展示会までのイベント運営・管理がしやすい機能が搭載されている点が特徴です。

セミナー申し込みやアンケートフォームの作成ができるので、業務の効率化にもつながります。

提供元株式会社シャノン
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴見込み顧客の管理、セグメンテーション、LP/Webフォーム作成、メール・DM配信、アンケート機能、動画配信管理、スコアリング、キャンペーン管理、セミナー管理、Webトラッキングなど
URL公式サイト

(6)Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engage(アドビマルケトエンゲージ)は見込み顧客の行動分析や購入プロセスを可視化できる特徴があるMAツールです。

インサイトに合わせたアプローチを実現できるので、企業に対して好印象を抱き、良好な関係を築くことができます。

提供元アドビ株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績導入企業数5,000社以上
機能・特徴見込み顧客情報の一元化、収益プロセスの可視化、マーケティング施策の分析機能、メールのセグメント配信など
URL公式サイト

(7)b→dash

b→dash(ビーダッシュ)は、誰でも操作がしやすいことをコンセプトにしたMAツールです。直感的で使いやすく、スムーズな導入・運用ができます。

多くの機能が搭載されており、データを活用してマーケティング戦略を立てることができます。

提供元株式会社データX
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績導入実績600社以上

※出典:ITR「ITR Market View:SFA/統合型マーケティング支援市場2019」 統合型マーケティング市場:2017年度ベンダー別売上金額シェアNo.1

機能・特徴データ分析、レポート作成、Webサイトの最適化機能、セグメント配信機能、コンテンツボックス、SMS・LINE配信機能など
URL公式サイト

(8)MAJIN

海外製のサービスが多く日本語に対応していない場合もあるMAツールですが、MAJIN(マジン)は国内製でサポート体制も充実しているので安心して使用することができます。

メール配信だけではなく、SMS・LINE配信など幅広いチャネルからアプローチできるので機会損失を防ぐことにも可能です。

提供元株式会社ジーニー
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴見込み顧客の管理、スコアリング、フォーム作成、メール・LINE・SMS配信、ポップアップ機能、レポート作成など
URL公式サイト

(9)Marketing Hub

マーケティングに欠かせないツールとデータを一元管理できるMAツールで、複数のツールを操作する時間や手間が削減できます。

さまざまな機能を活用することで、インサイトに合わせてコンテンツ配信をすることが可能なので、商品・サービスの興味・関心意欲の引き上げに効果的です。

提供元HubSpot Japan株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴ブログ機能、ウェブチャット機能、LP・お問い合わせフォーム作成、見込顧客のトラッキング管理、データの可視化、レポート作成
URL公式サイト

(10)BowNow

BowNow(バウナウ)は無料で活用できるMAルールであり、導入・運用までを効率化しやすい特徴があります。

BowNowの詳細設定は、テンプレート化されているので、複雑な設定をする必要がありません。

電話やメールのサポートだけではなく、成果を出すためのカスタマーサクセス体制も整っているので、安心して相談することができます。

提供元クラウドサーカス株式会社
初期費用無料
料金プラン要問い合わせ
導入実績導入実績11,000社以上
機能・特徴見込み顧客の自動振り分け、細かい条件検索機能、メール配信機能、商談履歴管理、Webサイトの行動分析機能、見込み顧客の一元管理
URL公式サイト

自社に合った最適なMAツールを選びましょう!

本記事では、MAを活用するメリットや中小企業向けのおすすめツールについて紹介しました。

MAツールは多くの機能が搭載されているサービスもありますが、目的や料金が自社に適切なツールを導入しなければ、運用が上手くいかないことも考えられます。

業務の効率化や運用の成果を高めていくためにも、本記事で紹介したポイントやツールを参考に自社にあったものを選んでいきましょう。

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