人材育成コンサルタントとは?種類や導入するメリット・おすすめのコンサル会社

2023/09/30 2023/10/02

組織・マネジメント

人材育成コンサルタント

人材育成の業務による負担軽減や効率化に役立つサービスが、人材育成コンサルタントです。当記事では、人材育成コンサルタントを検討している方向けに、基本情報から種類やメリットまで解説します。あわせておすすめのコンサル会社も紹介しているので、依頼時の参考にしてください。

人材育成コンサルタントの目的とは?

人材育成コンサルタントとは、人材教育にアプローチするコンサルティングサービスやその専門家を指します。社員の育成サポートや育成課題の解決を目的とし、アドバイスや教育カリキュラムなどの提案・実施をするサービスです。職場環境の改善も含め、人材育成をトータル的に支援します。

人材育成には全社的な取り組みが不可欠な一方、専門的な知識やノウハウが要求される高度な課題です。コンサルタントから育成に必要な技術提供を受けられれば、効果的かつ効率の良い育成が目指せます。有効な人材育成策の提供により、企業が抱える課題を解消に導くでしょう。

導入時にかかる費用の相場

人材育成コンサルタントの導入時にかかる費用相場は、下記になります。

対象人数契約期間・費用
〜30人以下半年:約60万円
1年間:約120万円
100人以上半年:約120万円
1年間:約240万円
200人以上半年:約180万円
1年間約360万円

なお、コンサルティング先の企業やプラン、対象人数によって費用は大きく異なります。そのため、検討しているコンサルティング先の企業に問い合わせて費用の見積もりをもらうようにしましょう。

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人材コンサルタントの主な種類

人材育成コンサルタントは人材コンサルタントの一種であり、ほかに「採用コンサルタント」と「人事制度コンサルタント」と呼ばれる種類があります。

採用コンサルタント

採用コンサルタントは、企業の人材採用業務を効率化し、適切な人材の獲得を支援する専門家です。採用戦略の立案や改善提案、採用プロセスの設計や運営、さらには採用代行も行います。

採用活動の効率化やニーズに合った人材を選定することは、企業の競争力維持に不可欠です。少子化における人手不足により、優秀な人材の確保が採用課題の一つになっています。採用コンサルタントの活用によって、課題解消が期待できるでしょう。

人事制度コンサルタント

人事制度コンサルタントは、企業の人事制度や評価制度を変革し、企業の体質向上を支援します。給与や等級など、社員の待遇に関与するさまざまな問題の解決をサポートするサービスです。

適切な人事制度において、法的遵守の確保や平等な基準設定は欠かせません。偏った評価は社員の満足度を下げ、人材流出を悪化させる要因にもなるのです。人事制度コンサルタントは、組織の健全な成長を促進する制度構築を支援し、人材の獲得、育成、定着に寄与します。

人材育成コンサルタントを導入するメリット

人材育成コンサルタントを利用すると、教育に効率化に留まらないメリットを享受可能です。人材育成コンサルタントを導入する3つのメリットについて解説していきます。

組織全体の成長につながる

人材育成コンサルタントは、広範な知識とノウハウを有し、企業の成長と組織の発展を支援する役割を果たします。なかでも自社が保有していない知見を得られる点は大きく、新たな視点から企業価値を高めることが可能です。

コンサルタントは成功事例にも数多く触れているため、事例をもとにした具体的な提案を受けられます。社内の知識や経験だけでは限界がある課題も、コンサルタントを利用することで解消に近づくでしょう。また、人材育成コンサルタントから得られたノウハウを活かせば、優秀な人材の育成が進み、組織全体の成長に寄与するのです。

客観的に現状を把握できる

人材育成において企業内に潜在する課題を正確に把握することは難しいものの、人材育成コンサルタントを介せば、客観的な視点で課題や情報を整理できます。課題を正しく理解するとともに、適切な方針・戦略の策定へとつなげられるでしょう。

人材育成に企業の主観や偏見が入ると効果的な対処ができず、また従来の手法に流される恐れもあるため、改善のために人材育成コンサルタントが重宝されています。コンサルタント側の客観的なアドバイスにより、現状の把握を適切に行うことができます。

社内の育成による負担を軽減できる

人材育成コンサルタントの導入は、人材育成担当者の負担軽減に貢献します。コンサルタントを利用せず、社内だけで育成を行う場合の業務負担は甚大です。本業と育成のバランスを考慮して働かなければならず、精神的・肉体的にも大きな疲労を伴うでしょう。

労力の大きい人材育成業務をコンサルタントに任せることで、担当者の負担は激減します。教育の質を上げる方向に注力できるほか、本業へのリソースも確保可能です。代行してもらうべき業務と社員自らが教えるべき業務、それぞれの適材適所によって育成業務の負担を軽減できるでしょう。

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人材育成コンサルタントの導入によるデメリット

この章では、人材育成コンサルタントの導入による2つのデメリットについて解説していきます。良い面ばかりで決めず、デメリットとも比較したうえで導入を判断しましょう。

依頼時に費用がかかる

人材育成コンサルタントの依頼には費用がかかるため、コストと利益のバランスを検討することが大切です。コンサルティングによってどの程度効果的な人材育成施策ができるか、費用対効果の測定が欠かせません。

コンサルティングは高額な投資が必要なことも多くあります。人材育成は専門性が高いため、相応の報酬がいくらかを把握しておきましょう。企業の生産性向上や成長が実現できるかを具体的に捉え、費用に見合ったサービスを選ぶ必要があります。

効果を実感しにくい

人材育成コンサルタントを導入する場合のデメリットとして、効果を実感しにくい点があります。なかでも成果を高く見積もり過ぎたり、コンサルタントに任せっぱなしにしたりするケースに注意が必要です。

過度な成果は現実的でなく、効果を感じられるほどの達成率は得にくいと言えます。放任したままでは知識やノウハウの蓄積が進まないため、得られるはずだった成果を逃す恐れがあるでしょう。

また、コンサルタントの選定に失敗したり、コンサルタントとの相性が悪かったりすると、期待通りの成果が得られないことも考えられます。人材育成コンサルタントの選定からこだわるほか、適切な成果設定や積極的な働きかけが必要です。

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人材育成コンサルタントの効果を上げるコツ

この章では、人材育成コンサルタントの効果を上げるコツを2つ解説していきます。ただコンサルティングを受ければ良いものではないため、効果的にするポイントを知っておきましょう。

導入目的を明確にする

人材育成コンサルティングを有効に利用する鍵は、事前に明確な目標を設定することです。自社がどのような人材問題を抱えており、どのように対処したいのかをしっかりと整理しておく必要があります。

目的を明確にするためにも、まずは自社のニーズや目指す方向性を明確にしましょう。リーダーを育成したい、教育プログラムを見直したいなど具体的に目的を洗い出すことが大切です。具体的な目標がわかれば、コンサルタントにも適切なアドバイスや提案を行ってもらうことができます。

依頼先に教育を一任しない

人材育成コンサルティングを利用する際に重要なのは、依頼先にすべてを丸投げせず、自社の関与を保つことです。コンサルタントにすべてを委ねてしまうと、自社内に人材育成のノウハウが蓄積されない可能性があります。

外部のコンサルタントから得られるノウハウは貴重であり、得た知識や経験は将来の成長に不可欠です。また、人材育成プログラムの運用中にトラブルが発生する可能性もあるため、自社の人事担当者が適切に監視し、コンサルタントと二人三脚で運用を行いましょう。

人材育成コンサルタントを導入する際の選び方

自社に合う人材育成コンサルタントを選ぶために、適切な選び方を身につけましょう。人材育成コンサルタントを導入する際の選び方について、3つ紹介します。

予算内に収まる費用で導入する

人材育成コンサルタントを選ぶ際には、費用の確認が重要です。費用は主にコンサルタントへの報酬額であり、料金体系によって金額が異なります。

成果の達成に応じた成果報酬制、成果や時間を問わず決まった額を払う定額制、時間単位で報酬が変動する時間制の3つの料金体系が基本です。各タイプの特徴を理解し、自社の予算に合わせて選びましょう。事前に報酬額を明確に提示してもらうほか、追加サービスに伴う料金も確認することが大切です。

過去の実績を確認する

過去の実績を確認することも、人材育成コンサルタント選びにおいて重要です。特に、自社と同じ業種や規模の企業に対する実績があるかどうかを確認しましょう。同業種での経験があるコンサルタントは、業界特有の課題やニーズにも理解が深く、より適切な提案が期待できます。

実績は、コンサルタントの提供企業が公開するWebサイトなどに明記されています。事例記事として取りあげていることもあるので、事前に目を通しておくと良いでしょう。

サービスの内容を比較する

人材育成コンサルタントを選ぶ際には、サービス内容の比較は必須です。育成業務のどこまでを対応してくれるのか、依頼できる範囲をコンサルタントごとに比較します。また、似たような報酬額でも対応範囲が違う可能性があるため、複数社で比べてから導入しましょう。

コンサルタントによっては、継続的に支援を受けられるサービスも扱っています。自社が人材育成に求める要素に基づき、最適な内容のサービスを受けられるように比較・検討してください。

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おすすめの人材育成コンサルタント会社を紹介

この章ではおすすめの人材育成コンサルタント会社を5社紹介していきます。提供サービスやプログラムなどを比べ、適したコンサルタント会社を選定してください。

株式会社グロービス

株式会社グロービスは、法人向けの人材教育・企業研修サービスを提供するコンサルティングファームです。リーダーやグローバル人材の育成のほか、組織風土改革など企業全体の改善に有効なサービスを用意しています。

人材育成は階層によって適切な手法が異なりますが、グロービズでは4つの各階層に合った育成テーマを採用中です。若手を即戦力に育てあげたい、管理職のスキルアップを行いたいなど、具体的な課題から理想のコンサルティングを受けられるでしょう。

提供元株式会社グロービス
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業数3,300社
機能・特徴豊富なコンテンツを自社課題に合わせて提案。グロービスグループで培われた実践知を専門チームが設計
URL公式サイト

株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、企業の「個と組織」を生かすためのサービスが特徴です。人材育成はもちろん、採用や制度構築向けのサービスも提供しています。

階層別に人材開発をサポートするほか、ビジネススキル習得にも力を入れているコンサルタント会社です。スキル学習用の実践的な研修も多く、実務に近い体験を通じて学びを得られます。育成目的に明確なスキルの習得を掲げる場合、候補に挙がるコンサルタント会社でしょう。

提供元株式会社リクルート
初期費用要問い合わせ
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機能・特徴アセスメント・サーベイ、トレーニング、コンサルティング、カウンセリング・コーチング
URL公式サイト

株式会社HRインスティテュート

株式会社HRインスティテュートは、セミナーやワークアウトなどの形態で人材育成コンサルティングを行っています。育成課題やOJTに関するさまざまな資料を請求できるため、詳細をしっかり確認してから対話したい企業におすすめです。

教育を内製化するための支援プログラムも用意しており、企業自らの主体的な人材育成を促すでしょう。外部から得た知識・ノウハウで終わらせず、育成プロセスへ着実に反映したい場合にも検討の価値があります。

提供元株式会社HRインスティテュート
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業数4,500社以上
機能・特徴プロセスコンサルティング型プログラム、ノウハウ・ドゥハウプログラム、コンテンツコンサルティング
URL公式サイト

株式会社パーソル総合研究所

人・組織・労働市場の研究を活かしたコンサルタントを提供するのが、株式会社パーソル総合研究所です。調査や研究から得たノウハウから、人材育成課題を解消に導くソリューションを提供します。

また、マネジメント・リーダーシップや営業力の強化など、同社のシンクタンクをもとにした育成プログラムが豊富です。具体的な課題の提案から解決方法を示すなど、わかりやすい仕組みも魅力的でしょう。

提供元株式会社パーソル総合研究所
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴即座に有効な研修環境を構築可能、オンライン受講、豊富な研修ラインナップ
URL公式サイト

株式会社インソース

多くのコンサルタントサービスを扱う株式会社インソースなら、多角的に人材教育に取り組むことができます。階層・業界・業種別の教育はもちろん、知識やスキル、マインドなどの視点からも最適なプログラムを提供する企業です。

目的別に幅広いカリキュラムが組まれているため、特定の分野に精通する人材育成にも役立てられるでしょう。AIやRPAの研修など、現代ニーズに沿ったプログラムも用意しています。

提供元株式会社インソース
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴オーダーメイド型研修、講師派遣型研修事業、公開講座事業
URL公式サイト

人材育成に成功した企業の事例8選!共通点や成功例からわかるポイント

人材育成コンサルタントを活用して効率的に教育を進めよう

本記事では、人材育成コンサルタントについて幅広く解説しました。人材育成コンサルタントを有効活用するには、メリット・デメリットを理解したうえで依頼先を選ぶ必要があります。

費用対効果を高めるためにも、育成効果を上げるコツやコンサルタントの選び方を参考にしてください。人材育成コンサルタントの理解を深め、自社の社内教育を効率的に進めていきましょう。

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