ロジックツリーとは?種類別の作り方や具体例・活用するメリットを解説

最終更新日時:2023/06/08

業務効率化・業務改善

ロジックツリーとは

ロジックツリーとは、問題をツリー状に分解し、ロジックによって原因や解決法を探す手法のことです。ビジネスシーンに限らずあらゆる場面で用いられ、結果に対して原因を掘り下げたり、目的を実現する手段に対して使われます。本記事ではロジックツリーの種類と具体例、活用するメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。ぜひ課題をクリアにする際の参考にしてください。

福本大一

監修者 福本大一 Chatwork株式会社 DXソリューション推進部|マネージャー 大学卒業後、toC領域のWEBメディア事業で起業。事業グロースに向けたSEO戦略から営業・運用広告に従事し、約2年間の経営を経て事業譲渡。2021年3月からChatworkに入社し、カスタマーマーケティングやアライアンスを経験した後、メディア事業・運用広告事業の責任者としてミッションを遂行する。現在は、DXソリューション推進部のマネージャーとして新規事業領域のセールス・マーケティング・アライアンス・メディア事業を統括。

ロジックツリーとは

「ロジックツリー」とは、問題をツリー状に分解し、ロジックによって原因や解決法を探す手法のことです。

物事を可視化し、課題を解決することがロジックツリーの特徴です。この手法は、木の枝を広げるような形で問題を分解していくことから、「ロジックツリー」と呼ばれています。

結果に対して原因を掘り下げたり、目的を実現する手段に対してロジックツリーを使うこともできます。ロジックツリーは、あらゆる可能性を「漏れなくダブりなく(MECE)」列挙することが重要となり、課題の解決方法を最短の時間で見つけることが可能となります。

ピラミッドストラクチャーとの違い

「ピラミッドストラクチャー」は、何らかの主張の根拠を展開するための手法で、「主張」と「それを支える根拠」という構図でピラミッド型を形成しています。このとき、主張が上流にあり、根拠が下流に置かれます。

ロジックツリーの目的は、課題や原因を追求する「分析」の手法となるため、抜けや漏れがあってはなりません。従って「漏れなくダブりなく(MECE)」行うことが大切ですが、ピラミッドストラクチャーにおいて、このMECEは意識しません。

ロジックツリー、ピラミッドストラクチャーともに構成要素や根拠に分解してピラミッド型になります。これらは一見同じものに見えますが、ロジックツリーとピラミッドストラクチャーでは、目的・結論の位置付け・MECEの3点が異なっているのです。

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ロジックツリーの種類と具体例

ロジックツリーは、物事を構成要素に分解するWhatツリーや原因を追求するWhyツリー、問題を解決するHowツリーに分類されています。目標を達成するために数値化するKPIツリーなどもあり、ここではこれらの4つを紹介していきます。

1.Whatツリー:要素分解のロジックツリー

Whatツリーは、ある物事をその構成要素に分解するものです。上位層の分解が進むたびに、下位の層には、より具体的な要素が出現します。

例えば、4本足の動物は哺乳類、爬虫類、両生類に分類でき、哺乳類は肉食と草食に分類できます。さらに、4本足の肉食哺乳類はイヌ科とネコ科と…というふうに分解され、次第に具体化されていきます。

Whatツリーを使うことにより、物事は体系的に整理され、その結果問題点がどこにあるか客観視できるようになるのです。また、物事の全体像を捉えることにより、解決の選択肢を増やすことにもつながります。

例えば、ある会社で利益額を上げたいとしたときに、「商品Aが主力だし利益率もいいからもっと売ろう。どうすればいい?」と、結論ありきで決め打ちし「どうすれば」、つまり「How」から考えると、行き詰まってしまうかもしれません。

そこで視点を少し高くし、「利益は何から構成されるか」という問いを立てると、答えは「収入」と「コスト」に分解されます。これにより、「コストを下げる」という選択肢も生まれます。

また、収入を「利益額1万円以上の製品」「1万円未満の製品」に分類すると、どの製品に力を入れると効率的か分かるようになるでしょう。

このように、視点を高くして徹底的に「what」で分解することにより物事を全体的にとらえたり、問題箇所を特定することができるでしょう。

2.Whyツリー:原因追求のロジックツリー

「Whyツリー」は、ある出来事の原因を深掘りする際に使います。例えば、利益の構成要素を分析した際にコストが高いと仮定し、この点を深掘りすると、販売コストの比率が高いことが認識できたとします。

では何故、販売コストの比率が高いのかに注目します。データを眺めて思いつくまま計算を行いたくなりますが、これでは時間がいくらあっても足りません。そこでWhyツリーの出番です。

考えられる原因を思いつく限り列挙します。例えば、「サービスが販売に結びついていない」「サービス単価が上がってしまった」などが原因として想定されたとしましょう。

更に「サービスが販売に結びつかない理由」としては、「サービスのスピードが落ちた」「質が落ちた」などが挙げられ、その理由も分解していきます。こうして仮説を立て、最も考えられる仮説から検証していくと、効率的な分析ができるのです。

3.Howツリー:問題解決のロジックツリー

Howツリーは、特定された問題の原因に対する解決策を検討する際に使います。Whyツリーの項の例で、販売コストの比率が高い理由はサービス単価が上がったうえに納期が遅くなり、サービスとしての魅力が落ちたからだと、もっともらしい仮説が立てられたとします。

ではどのように対処したらよいのかを考えます。解決策に関してあらゆる手段をさまざまな角度から検討するのがHowツリーです。Howツリーでは、上位概念が目的、下位概念が手段となります。

そして、最終的な結論が目的を達成できる手段になるよう深掘りしていきます。先ほどの例では販売コストが上昇した原因として、「サービスの単価が上がったこと」などが挙げられています。

ここで「サービス単価の上昇によるマイナスの解消」を目的とすると、その手段は「サービス請負業者との価格交渉」「別の業者に変更」「製品の値上げでマイナス分を吸収」などが挙げられます。

更にそれらを実現するための対策として具体的な方法を掘り下げていくことができるのです。

4.KPIツリー:数値化のロジックツリー

KPIとは「Key Performance Indicator」の略で「重要業績評価指標」と訳されます。つまりKPIは、目標を達成するために適切なプロセスが実行されているかを評価する数値指標です。

最終目標値であるKGI(Key Goal Indicator) が頂点となり、中間目標となるKPIが枝葉のように広がることでKPIツリーが完成します。

例えば、売上目標(KGI)を達成するには、訪問回数、受注率、平均客単価などをKPIとして枝葉に分け、それぞれの目標値を設定して達成できているか否かを確認します。KPIツリーを作成する時は、中間目標となるKPIに漏れや重複がないように洗い出すことが大切です。

KPIツリーは分析ではなくマネジメントに用いるもので、企業活動の方向性を示す羅針盤の役割を果たしています。

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ロジックツリーを活用する4つのメリット

ロジックツリーは物事の分析や構造化にあたって、非常に有効なツールとなります。分析のツールやメソッドにはさまざまなものがありますが、ロジックツリーを活用して分析するメリットには以下の4点が挙げられます。

1.問題・課題を特定しやすくなる

ロジックツリーはデータやものごとを構成している要素を詳細に分析して可視化できるため、問題や課題の特定が容易になるメリットがあります。

漠然と考えているだけでは見つけることができない些細な問題を早期に発見でき、大きなリスクにつながらないようにできるのです。

2.解決策を提案しやすい

ロジックツリーにより検討プロセスは見える化されているのでもし解決策が失敗したとしても、どこが間違っていたのか検証しなおすことが容易です。また、プロセスの可視化で、イシュー(解決すべき課題)に対する解決策を的確に見つけていくことも可能となります。

Howツリーで考え出された解決策も仮説の域を出ることはありませんが、思考のプロセスに漏れがなければ、その説得力は格段に高くなります。

3.優先順位を決めることができる

考え出された複数の解決策について、優先順位を論じる場面もあるでしょう。Howツリーは問題解決ツリーとも呼ばれ、課題解決の洗い出しをおこなって、優先順位をつけるためのツリーでもあります。

難易度などは感覚的・定性的なものになりがちですが、Howツリーで構成要素が確立された上での評価には、信憑性があります。ロジックツリーは打ち手の優先順位を論理的に決める上でも役立つのです。

4.チームで共有・行動しやすくなる

人間は理由づけされると行動しやすくなる傾向があります。思考のプロセスがロジックツリーにより見える化されていれば、メンバー全員が状況の理解や問題解決に向けて共通のイメージを持つことができるでしょう。

共通のイメージができ、打ち手の理由が伝わることでメンバーに一体感が生まれると、チームもまとまります。

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ロジックツリーを活用するデメリット

以上のようにさまざまな場面で活用できるロジックツリーですが、この手法も万能というわけではありません。陥りがちな状況として、以下のようなケースも考えられます。

1.計画的にいかない場合がある

どこに問題があるのかを分析する場合、Whatツリーを使用することで、的外れな結果を生じることはないでしょう。しかし、原因を分析するWhyツリーや解決策を導き出すHowツリーを使う際には、仮説思考でツリーを作ることになります。

そのため、必ずしも想定したとおりに物事が運ぶとは限りません。むしろ間違っているかもしれないという前提に立ち、トライ&エラーを繰り返すくらいの心づもりでいたほうがよいでしょう。

2.新しいことに向いていない

ロジックツリーは現状を要素に分解する手法であり、問題解決の糸口を見つける際には役立ちますが、ゼロから新しいものを生み出すことには向いていません。

新しいことを生み出すには、物事の視点を逆転させたり、組み合わせたり配置を変えたり、用途やサイズを変えたりといった思考の方が向いています。その過程で分解思考は使われるかもしれませんが、主となる手法ではないものと考えられます。

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3.順序を間違えると全体を見失うことがある

ロジックツリーで分析を行う際、「なぜ?」「どうやって?」からスタートすると、的外れな結論に至るケースがあるため、ロジックツリーによる分析には順序を理解する必要があります。

まずは「何が、いつ、どこで起こってるのか」といった分析からスタートし、問題の全体像を明らかにします。その上で、「なぜ」を分析し、最も影響が大きいと考えられるところに「どうやって」の分析を積み重ねるのです。

このような順序を経ることで、分析自体が目的となるような事態を防ぎます。

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ロジックツリーの作り方・進め方

次に、ロジックツリーの作り方について、具体的に解説します。

1.全体のテーマを決める

まずは全体のテーマや分析の目的を定めます。「何が問題なのか、今検討すべきことは何か?という問い」を指すIssue(イシュー)が正しく立てられているかどうかが、分析の成否を決めるといっても過言ではありません。

念頭に置いておかなければならないのは自分で思いついたテーマであれ、上司や顧客から与えられたテーマであれ、必ずしもイシューを掴んでいないかもしれないと疑ってみることも大切です。

向かい合うテーマに対し、その背景には何があるのかを考えることで、視野を少し高く持つことができます。この「視野を高く持つこと=鳥の目になること」が、イシューを正しくつかむポイントになるのです。

2.MECEに要素を書き出す

前述の「MECE」とは「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略で、「漏れなく、ダブりなく」と訳され、世界有数のコンサル会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーが世に広めたとされるロジカルシンキングの概念です。

「ダブり」について、大きな問題にはなることはありませんが、「漏れ」は分析に支障をきたす可能性があります。よって、漏れが発生しないよう気を付けなければなりません。

MECEは掛け算・足し算の要領で見てみましょう。例えば、ある製品の売上は単価と一定期間の販売個数の掛け算で、全体の売上は各製品の売上の足し算、と考えると漏れもダブりもありません。更に各要素を分解できないか考えてみます。

上述の例でいえば「一定期間の販売個数」は「一人当たりの平均購入個数×購入者数」と分解できますが、購入者数は「性別」「年齢層」「エリア」「時間帯」などに分解することも可能です。構成要素は極限まで分解することがポイントです。

「MECE的に」物事を考える習慣をつけることができれば、構造化のスキルは高まり、漏れやダブリを防げるようになるでしょう。

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3.分析して行動に繋げる

分析とは「比較をすること」に他なりません。何かと比べて高い低い、その変化の幅が大きい小さいといったことを明らかにすることで、各要素の数字が意味を持つようになります。

この過程で、イシューに対してインパクトの大きい要素は何かを明確にします。次に、その要素が生じた理由をWhyツリーで分析するのです。Whyツリーでその原因が特定されたら、Howツリーで改善方法を模索します。

これらの分析を経て、改善した時の影響力の大きさや改善の難易度など、定量・定性の両面から判断基準の要素に分けて評価することで優先順位を決定します。優先順位が決まれば、あとは行動あるのみです。

ロジックツリーを活用する際の5つの注意点

ロジックツリーは物事を大局から細部に至るまで深く検討するのにとても役立ちますが、ポイントを押さえて活用しなければ狙った効果は得られません。

ロジックツリーを活用する際は、以下の5点に注意して取り組みましょう。

1.問題を明確にしてからツリーを作成する

まずは問題が明確にとらえられているかどうかを確認します。ここでよくやってしまいがちなのは、自分の関心事や思いつき、得意なことに集中して深掘りすることです。ここからスタートすると、枝葉の検討に終わってしまうことが少なくありません。

この対策としては、検討を始める前に「それは何のため?」と目的を明確にし、同時に「その目的の構成要素がほかにないのか?」問うことが重要です。一般的に問題とは理想と現実とのギャップを指しています。

どこにギャップがあり最終的に何がどうなればよいのかを、より高い視座から言語化してみましょう。

2.MECEを意識する

ロジックツリーを作成するとき、要素がMECEに分解されているかどうかは、重要になります。そのため、「他に分解できないか」「ロジックツリーを使った分析に抜け漏れや重複がないか」など意識しながら、MECEに分解します。

また、この要素分解の中で、各要素の水準を合わせることも大切です。各分類内の要素の水準を揃えながら分類していくことで、要素の抜け漏れにも気づきやすくなります。

3.具体的に行動できるところまで掘り下げる

ロジックツリーを分析のままで終わらせないように、具体的な行動ができるレベルにまで掘り下げることが大切です。

Howツリーで考え出された打ち手の優先順位が決まったら、その打ち手が効力を発揮するまでにどのようなステップを踏まなければならないかを分解し、「いつまでに、誰が、何を」を明確にします。

4.包有関係・因果関係を正しく把握する

論理をまとめていると、気が付けば飛躍していたということは少なくありません。これを防ぐには、イシューが正確にとらえられているか、分解された要素はイシューを構成する必要もしくは十分条件になっているか、という意識を持つことが重要です。

より高い視点から細部へ分解していけば、自然と包有関係・因果関係は保たれます。また、最終的な結論が当初の問題解決につながるかどうか確認を行うようにしましょう。

5.仮説思考を取り入れる

しかしながら、どんなにMECEを意識しても、物事を完璧にとらえることは困難であるといえるでしょう。どうしても分からないこと、すなわち空白部分については状況から考えられる「仮説」で埋めていくことも有効です。

この思考は、まず何が分かっていて何が分からないかを認識することから始まります。そして、「ここは分からないけれど、こうなのではないか。その根拠は…」と、主張とその根拠を列挙します。ここはピラミッドストラクチャーの出番です。

こうして導き出された仮説は、必要に応じてデータをとり、検証していきましょう。重要なことは、どれが事実でどれが仮説かを認識しておくことです。他人が見て、あるいは後から自分が見て混乱しないように整理しましょう。

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ロジックツリーを活用して問題解決に取り組もう

ロジックツリーは物事を客観的にとらえ、問題解決に導くにあたって非常に有益なフレームワークです。

ロジックツリーの作成について、慣れるまでは難しいと感じることがあるかもしれませんが、Whatツリーから始めて訓練すると、これらのロジックツリーを自在に使えるようになるでしょう。

是非、ロジックツリーを活用することで、説得力のある問題解決につなげてみましょう。

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