テクノロジーとは?身近な具体例や活用メリット・最新の注目技術を紹介

2022/7/25 2022/07/25

デジタル化

身近なテクノロジーのイメージ

近年、急速なテクノロジーの進展によって、日常生活の利便性やビジネスシーンにおける業務の効率性が上がっています。本記事では、現代において必要不可欠ともいえるテクノロジーについて、定義や身近な具体例、企業における活用メリットなどを解説します。最新の注目技術も5つ紹介していきます。

テクノロジーとは?

テクノロジーとは「科学技術」のことで、一般的には「科学的な知識を使って作り出された道具やシステム全般」や「人間が扱う技術全般」を指します。

技術の発展速度そのものが向上している時代

人の生活を豊かにするために、テクノロジーは進化し続けてきました。近年ではITの発展などを背景に、その発達速度が急激に加速しています。

新しいテクノロジーの普及にともない生活は便利になりつつありますが、一方で人間の仕事がテクノロジーに奪われてしまうのではないかという声も上がっています。

最先端のテクノロジーは、生活やビジネスだけでなく、価値観や文化を変化させる力を持っているともいえるでしょう。

テクノロジーの日常生活における身近な例

日常生活におけるテクノロジーの例を3つ紹介します。

スマートフォン

約15年前までは「ガラケー」と呼ばれるガラパゴスケータイが主流でした。しかし、2008年ごろにスマートフォンが登場し、携帯電話を取り巻く環境は急激に変化しました。

スマートフォンには、通話やメールだけでなく、「インターネット接続」「カメラ」「位置情報(GPS)」などのさまざまな機能が搭載されています。今ではスマートフォンは人々の生活やビジネスシーンにおいて、なくてはならないテクノロジーの代表例ともいえるでしょう。

車や電車

車や電車もテクノロジーを利用して設計・製造されています。近年では自動運転技術やEV(電気自動車)、安全装置、車載音声アシストなど、メーカー各社による技術開発が加速しています。

また、リニア新幹線や電車内でのデジタルサイネージなども、テクノロジーのひとつです。

SNSなどのアプリケーション

SNSをはじめとするアプリケーションも、テクノロジーのひとつです。例えば、「Twitter」「Instagram」「Facebook」「LINE」などのSNSはプログラミングによって設計・構築されており、テクノロジーの活用によって生まれたコミュニケーションツールです。

SNSを通じて情報を得たり発信したりしながら、ユーザー同士のコミュニケーションの促進を図り、生活を豊かにしている側面もあります。また個人ユーザーのみならず、ビジネスシーンにおいても、マーケティングやブランディングで活用する企業も増えています。

テクノロジーの主な種類

ここでは、以下の4つのテクノロジーについて解説していきます。

  • バイオテクノロジー
  • ハイテクノロジー
  • インフォメーションテクノロジー
  • ナノテクノロジー

バイオテクノロジー

バイオテクノロジーとは生物工学のことで、生物や生物の持つ力を使って人のために役立てる技術です。「医療」「食品」「環境」など、さまざまな場面で活用されています。

食品における例では、じゃがいもの遺伝子組み換えをおこない、ウイルスや害虫に強い新たな品種を作ることに成功しています。遺伝子組み換え技術以外にも、品種改良技術やバイオ燃料なども、バイオテクノロジーのひとつです。

ハイテクノロジー

ハイテクノロジーとは先端的な科学技術のことで、以下のような技術が挙げられます。

  • インターネット
  • IoT(モノのインターネット)
  • ロボティクス
  • ドローン
  • 3Dプリンタ
  • VR(仮想現実)

インターネットは、人々の生活やビジネスにおいてすでに定着しているハイテクノロジーのひとつです。IoTやロボティクスなど、それ以外のハイテクノロジーについても、さまざまなシーンで利活用が進んでいます。

企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で、これらの先端的な技術の導入と活用がビジネスの成長や発展を左右するともいえるでしょう。

インフォメーションテクノロジー

インフォメーションテクノロジーとは「情報技術(IT:Information Technology)」のことで、コンピュータを使ったあらゆる技術を指します。先に紹介したハイテクノロジーの一部も含まれます。

インフォメーションテクノロジーは3つの要素から構成されており、内容は以下の通りです。

構成要素
ハードウェア スマートフォン・パソコン・IoT家電など
ソフトウェア OS・アプリ・AI(人工知能)など
通信技術 インターネット・Wi-Fi・5Gなど

ハードウェアは機器や機械などのことで、ソフトウェアはそのハード上で動くプログラムなどを指します。通信技術は音声をはじめさまざまなデータをやりとりする技術です。

ナノテクノロジー

ナノテクノロジーとは、ナノスケールで物質を研究し、産業に役立てる技術です。「素材」「医療」「食品」「IT」など活用される分野は幅広く、環境問題の改善にも役立つといわれています。

例えば、医療分野でナノテクノロジーを活用することで、がん細胞の早期発見などに役立てられると期待されています。また抗ウイルス薬の開発など創薬の分野でも活用が進んでいます。

テクノロジーによる知っておくべき最新技術

近年、テクノロジーの著しい発達により、次々と新しい技術が生み出されています。ここでは具体的な最新技術を5つ紹介します。

5G

5G(5th Generation)は「第5世代移動通信システム」のことで、日本国内でも実用化が進んでいる最新の通信規格です。5Gには以下のような特徴があります。

  • 高速大容量
  • 多数同時接続
  • 超低遅延

スマートフォンの普及によって、動画視聴やオンライン会議を外出先でおこなうケースも増えてきました。従来の通信規格ではダウンロードに時間がかかったり、通信が不安定になるといったことが起こりがちでしたが、5Gが導入されたことで通信におけるストレスが軽減し、利便性が向上しました。

また、「医療」や「金融」などの分野でも活用が期待されています。医療分野では遠隔診療を可能にし、金融分野では5Gの高速通信によってスマートフォンでの即時決済が遅延なく行えるようになります。

AI(人工知能)

AIとは、人のような知能を持ったコンピュータのことです。人間と同じような働きを再現できるため、事務のような単純作業であれば人間よりも精度が高いといえます。

例えば、AIの活用例としては以下のようなものが挙げられます。

できること
文章理解 翻訳、要約、記事作成
音声理解 GoogleアシスタントやSiriなどの音声認識
画像認識 顔認証システム
推論 オセロや将棋などのコンピュータ対戦
機械制御 車の自動運転や自動ブレーキ

上記のように、AIは既に幅広い分野で導入が進んでおり、人々の生活を便利にしたり新しいビジネスモデルの構築などにも役立っています。

VR

VRは「バーチャルリアリティ」の略で、仮想現実を意味します。これまでは主にゲーム分野で活用されてきましたが、徐々にスポーツ観戦など別の分野でも普及し始めています。

さらにビジネス分野での利用も進んでいます。例えば、不動産の内見にVRを使ったり、観光やショッピングの場でもVRを使った事例が増えてきています。企業の研修や訓練でVR技術を使うことで、より効果的なスキル習得が可能になるなど、今後さらに活用の幅が広がると期待されています。

ブロックチェーン

ブロックチェーンは仮想通貨を実現させるために欠かせないデータベースのひとつです。総務省によると次のように定義されています。

ブロックチェーン技術とは情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録を暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種であり、「ビットコイン」等の仮想通貨に用いられている基盤技術である

[引用:総務省「情報通信白書(平成30年版)」より]

ブロックチェーンには一般的なデータベースにはない、以下の特徴を持っています。

  • 不正やデータの改ざんができない
  • 不具合があってもシステムダウンしない
  • 取引コストの削減が期待できる

ブロックチェーンでは、一度保存したデータに変更を加えることができません。そのため、不正やデータの改ざんが不可能となります。

また、ブロックチェーンは分散型とも呼ばれており、中央管理者を介さず、それぞれが同一のデータを共有しています。そのため、一部の不具合に影響されることなく、システムを維持できるのです。また、中央管理者を介さず手数料が不要なため、取引におけるコストも削減できるでしょう。

ブロックチェーン技術は、金融分野にとどまらず、農業分野のトレーサビリティやワクチンパスポートなどのデジタル証明書などにも利用されはじめています。アート作品の「唯一性」を証明するNFTにもブロックチェーンが使われるなど、活用シーンが広がっています。

クラウド

クラウドとは、インターネットなどのネットワークを介して、オンラインでサービスを提供する形態のことです。

これまではハードウェア本体を購入したり、端末にソフトウェアをインストールしなければなりませんでした。しかし、クラウド技術が登場したことで、わざわざ新しい端末を購入する必要がなく、オンライン上から直接サービスを利用できるようになったのです。

また、さまざまなサービスがオンラインで利用可能になったことで、利用する場所や時間を選ばなくなりました。ビジネスシーンにおいては、テレワークの普及につながるとともに、導入コストの削減効果も期待できます。

テクノロジーを活用するメリット

テクノロジーの進歩は日常生活を変化させるとともに、ビジネスも大きく変革させています。ここでは、企業がテクノロジーを活用することで得られるメリットを3つご紹介します。

圧倒的なスピードによる効率化を実現する

労働人口の減少が課題となっている現在において、企業は業務の効率化を推進することが求められています。限られた人的リソースで業務を維持・拡大するためには、生産性を向上させることが必須です。

例えば、労務や人事管理など定型業務にテクノロジーを活用することで生産性向上を果たすとともに、他の業務にあてられる人材も確保できます。

また、蓄積されたデータをもとに自動でレポートを作成できるツールやシステムを利用すれば、人間が作成するよりも精度が高く、スピーディーにおこなえるようになるでしょう。

このように、積極的にツールやシステムを導入することで、業務の自動化を図り、スピードアップや業務効率化を実現することがビジネス課題の解決につながります。

今までにない技術や体験を創造する

テクノロジーの活用は、これまでにない技術や体験を創造し、新たなビジネスモデルの確立につながるでしょう。顧客ニーズが目まぐるしく変化する現代で、新商品や新サービスを生み出すことは企業競争力を高める要因となります。

膨大なデータを収集・蓄積・分析し、開発に役立てたり意思決定するためにはビジネスのデジタル化が必要になります。AIやIoTなどの最先端テクノロジーを導入してDX化を推進することは、業績アップや利益向上に寄与し、企業の持続的な発展にもつながるでしょう。

データによる分析や合理的な正しい判断をもたらす

人はそれぞれ価値観や考え方、能力が異なるため、ビジネスにおいて非合理的な判断を下してしまうこともあるでしょう。しかし、テクノロジーは主観に左右されることがないため、適切なツールやシステムを使うことで、合理的な判断が可能になります。

また、膨大なデータの分析を人の手でおこなうと、抜けや漏れが生じやすくなります。1つでも抜けや漏れがあれば結果が変わってしまいます。テクノロジーを有効活用することで、正確なデータ収集・蓄積ができ、適切な分析とその後のアクションにつながるのです。

テクノロジーで懸念される問題点

テクノロジーの活用で、これから先も人々の生活は便利になっていくでしょう。しかし、テクノロジーの利用シーンが広がることで、以下のような問題点が懸念されます。

  • 依存しすぎる
  • 価値観が大きく変化する
  • 失われる文化や感覚がある

例えば、「スマホ依存」に代表されるように、多くの時間をスマートフォンやSNSの利用に割くことで、生活に支障が出るといったリスクもあります。またデジタル化によるコミュニケーション手段の変容によって、人と人のつながりや関係性が変わるかもしれません。

テクノロジーの普及が生活やビジネスを改善させる一方で、これまでの文化や価値観を排除することも考えられます。上記のようなことを正しく認識した上で、テクノロジーの進化に人類は正しく付き合っていくことが今後求められるのです。

テクノロジーを正しく捉えて活用することが重要

テクノロジーは、人々の生活を豊かにしてくれる科学技術です。近年、テクノロジーの発達速度は加速しており、この先も次々と新しい技術が生まれることでしょう。

ビジネスシーンにおいては、さまざまなシステムやツールを活用することで、業務効率化や新たな商品・サービスの開発などが期待できます。しかしメリットを享受するためには、適切な場面において、最適なテクノロジーを選択することが求められています。

恩恵を最大化させるためにも、テクノロジーの中身を正しく捉えたうえで、活用するように心がけましょう。

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