【2024年最新】おすすめのERP徹底比較!大企業・中小企業向けで紹介!

最終更新日時:2024/01/10

ERP(基幹システム)

おすすめのERP

企業を経営していく上でいまや欠かすことのできないERP。現在、ERPにはさまざまな種類があり、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、ERPの選び方から、おすすめのERPについて、中小企業から大企業に至るまで、企業の規模ごとに分けて徹底比較します。

ERPとは?

ERP(Enterprise Resource Planning)とは、元々は企業の経営資源である「ヒト」「モノ」「カネ」を有効活用して経営を効率化する考え方のことをいいます。

現在では、企業内のさまざまな業務を一元管理して統合的に管理できるシステムである「統合基幹業務システム」のことを指すことが多く、「製造業」「小売業」「サービス業」などの企業に多く導入されています。

ERPで一元管理できる主な業務は、以下の通りです。

  • 販売管理
  • 製造管理
  • 購買管理
  • 在庫管理
  • 会計・財務管理
  • 人事・給与管理
  • プロジェクト管理
  • 顧客管理
  • 予算管理
  • 生産管理

ERPを導入すると社内の情報を集約するため、重複作業を削減できるため、業務を効率化できます。また、情報も一元管理できるため、経営者が迅速に全体像を把握し経営判断できるようになるため、経営改善にも不可欠なシステムとして注目されています。

ただし、ERPは製品によって搭載されている機能も異なるため、ERPの導入を検討する際には、まず、企業の業務プロセスや導入目的を明確にすることが重要でしょう。

ERPとは?意味や基幹システムとの違いを簡単にわかりやすく解説

【種類別】ERPの特徴

ERPは、企業の規模によって種類が分けられます。

  • 中小企業向け
  • 中堅企業向け
  • 大企業向け

それぞれの種類について、特徴などを詳しくみていきましょう。

中小企業向けのERP

中小企業向けのERPは、従業員が100名未満の企業向けに設計された製品のことで、大企業向けのERPと比べて導入コストや導入期間が短く、機能も必要なものに特化しているのが特徴です。

大企業向けのERPは導入期間が数か月から1年以上かかることがありますが、中小企業向けのERPは1か月から3か月と短期間で導入できます。

セキュリティ面では、クラウド型が多いため、サーバーの運用やメンテナンスなどを外部に委託できるのも利点です。専門知識を持った人材を確保する必要がないため、運用コストも抑えられるでしょう。

なお、中小企業向けのERPは、業務の範囲に応じて、さらに「基幹業務が中心のタイプ」と、「販売・生産などが中心のタイプ」の2つの種類に分けることができます。

基幹業務が中心のタイプ

「基幹業務が中心のタイプ」のERPは、中小企業が必要とする基幹業務に特化した機能を中心に搭載しているERPです。

基幹業務とは企業にとって欠かせない業務のことを指します。例えば、製造業であれば生産管理や品質管理、販売業であれば受注・納品管理や在庫管理などです。基幹業務に特化したERPは、こうした業務に最低限必要な機能はほぼ網羅されています。

また、基幹業務が中心のERPは、導入コストが比較的安く短期間での導入が可能なだけでなく、UIが使いやすく操作性に優れている製品が多数販売されています。そのため、IT部門や専門家を持たない中小企業が導入する場合、ERPを導入・運用するのが難しいという課題も解決できるでしょう。

販売・生産などが中心のタイプ

「販売・生産などが中心のタイプ」のERPは、販売管理や生産管理機能を中心に搭載しており、販売・生産に関する業務を主として支援することを目的としています。製造業においては、製品の生産管理や工程管理などが、販売業においては受注・納品管理、売上・請求管理などが含まれるでしょう。

このタイプのERPも、基幹業務が中心のタイプと同様に、中小企業にとって必要な機能がほぼ網羅されており、導入・操作・運用が比較的容易であることが特徴です。またカスタマイズも容易で、必要最低限の機能に絞ることができる製品もあるため、そうしたERPを選べば、無駄なコストをかけずに利用できます。

ただし、このタイプのERPは基幹業務以外の機能が少ないため、業務プロセスを全面的に改善することは難しい場合もあるでしょう。

中小企業向けのERP13選|選定ポイントや導入するメリット

中堅企業向けのERP

「中堅企業向けのERP」は、従業員が100〜1,000名程度の中堅規模の企業向けに設計された製品で機能が豊富で複雑な業務プロセスが支援できるよう設計されているのが特徴です。「財務会計」「購買」「在庫管理」「生産管理」「販売管理」「顧客管理」など、中堅規模の企業が必要とする多くの機能を搭載しています。

また、中堅企業向けのERPは大規模企業向けのERPと比較すると、より低コストで導入・運用が可能です。柔軟性も高くカスタマイズが容易なため、企業の成長に合わせて拡張できるでしょう。

なお、中堅企業向けのERPも、業務の範囲に応じて、さらに「汎用タイプ」と「特定業種タイプ」の2つの種類に分けられます。

汎用タイプ

「汎用タイプ」のERPは、一般的な基幹業務の機能のほか、「販売管理」「顧客管理」などの基幹業務も幅広く搭載しています。柔軟な設定ができるため、企業のニーズや業種に合わせて自由にカスタマイズできるでしょう。

また、汎用タイプのERPもシステムを運用するための専門的な知識や技術は必要なく、比較的容易に導入・運用できます。導入時のコストも抑えることができるため、短期間で効果を実感できるため、中堅企業は、一般的にはこのタイプのERPで十分足りるでしょう。

特定業種タイプ

「特定業種タイプ」は、特定業種に特化したERPで、特定業種に必要な機能や業務プロセスをサポートするように設計されています。

自社の業種に特有の商習慣などがある場合には、汎用タイプのERPでは必要な機能が搭載されておらず、対応できません。

そういった特有の商習慣がある業種の場合には、必ず特定の業種に特化したERPを導入する必要があるでしょう。

なお、特定業種タイプのERPは特定の業種に特化したERPなので、企業にとって必要な機能が搭載されており、システムの運用に必要な専門的な知識も提供されます。また、カスタマイズも不要であるため、導入時のコストや時間も抑えられるでしょう。

大企業向けのERP

大企業向けのERPは、多数の従業員や複数の拠点を持つ大規模な企業に合わせて設計された製品で、多数の業務をカバーするだけでなく、高度なカスタマイズ性や柔軟性を備えているのが特徴です。

多言語や多通貨、多国籍法人対応が可能なものが比較的多いため、グローバルに事業展開している企業にも対応できるでしょう。また、大規模なデータ処理能力や高度なレポート機能も備えているので、それを基に経営者が迅速かつ正確な経営判断を行えます。

ただし、大企業向けのERPは、高額な導入コストや運用コスト、導入期間の長さや大規模なシステム構築やカスタマイズの必要性などの課題もあります。また、システムの導入や運用には、膨大な人的リソースと専門知識も必要になるため、システム導入には、事前に入念な計画を立てなければならないでしょう。

製造業向けのおすすめERPシステム|必要な機能や導入するメリット

【中小企業向け】おすすめのERP6選を比較

ここでは、中小企業向けのおすすめのERPを6つ紹介します。

クラウドERP freee

「クラウドERP freee」は、freee株式会社が提供しているクラウド型の会計・経理・人事労務管理機能が搭載されたクラウド型のERPです。

紙の資料のインポート機能や人事労務・会計機能との連携が可能なため、ミスのない会計が実現できます。ワークフローのペーパーレス化や各種ツールと連携すれば、さらに業務の効率化も図れるでしょう。

また、自動レポート生成機能により経営者が迅速に意思決定できる点や、IPOを目指す成長企業や上場企業に至るまで、幅広い規模の企業に対応できるのも魅力です。

提供元freee株式会社
初期費用無料
料金プラン月払い
  • プロフェッショナル:52,536円(税込)/月
  • エンタープライズ:要問い合わせ

年払い

  • プロフェッショナル:525,360円(税込)/年(43,780円(税込)/月)
  • エンタープライズ:要問い合わせ

※プロフェッショナルプランは10名まで一律料金。10名を超える場合は別途追加料金有。

機能・特長経理一元化と月次決算早期化、ワークフローのペーパーレス化、内部統制・IPO準備にも対応可能、多種多様なツールと連携可能、人事労務管理の一元化、リアルタイムな勤怠管理、リアルタイムな余日管理
URL公式サイト

Clovernet ERPクラウド

「Clovernet ERPクラウド」は、財務会計とプロジェクト収支管理を軸に、販売仕入在庫管理のほか、給与勤怠管理まで可能なクラウド型のERPで、オールインワンでバックオフィス業務を効率化できるのが特徴です。

また、経営データを統合管理することもできるため、資金繰りなど経営状況の見える化も可能です。セキュリティについても24時間365日のサポート体制のため、安心して利用できるでしょう。

提供元NECネクサソリューションズ株式会社
初期費用スタンダード:33,000円(税込)
エコノミー:無料
料金プラン

スタンダード:16,500円(税込)~/月
※販売、会計、給与いずれか5IDの価格

エコノミー:8,250円(税込)~/月
※販売、会計、給与の2IDの価格

機能・特長プロジェクト収支管理、販売管理、仕入管理、在庫管理・給与管理、勤怠管理、財務会計、稼働管理、固定資産管理、決算、配賦管理、経費管理など
URL公式サイト

マネーフォワード クラウドERP

「マネーフォワード クラウドERP」は、会計から人事労務・法務まで、必要なシステムを事業規模や用途に応じて自由に組み合わせて使用できるコンポーネント型のクラウドERPです。バックオフィス全体を連携できるため、面倒な手作業を自動化できるでしょう。

また、SFA/CRMなど他社システムと連携が可能なので、現在のシステムを活かしてシステム全体を最適化できるので安心です。

提供元株式会社マネーフォワード
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特長財務会計、経費精算、債権・債務管理、予実管理、固定資産管理、給与計算、勤怠管理、社会保険、人事管理、契約管理、ワークフローのペーパーレス化など
URL公式サイト

kinterp

「kinterp」は、クラウド上に業務アプリを簡単に作成できるプラットフォーム「kintone」にERPの要素を加えたERPです。基幹システムをベースに項目や機能を追加設定したり、必要に応じカスタマイズして自社に最適なシステムをスピーディに構築できます。

また、安定したサポート体制のため、安心して利用することができるでしょう。

提供元日本ラッド株式会社
初期費用要問い合わせ ※在庫管理のみの場合:150万円〜
料金プラン要問い合わせ
機能・特長受注入力〜注文請書出力、商品検索機能、出荷指示機能、在庫紹介機能、API連携、在庫照会機能、入金消込機能、出金処理など
URL公式サイト

GEN

「GEN」は、使いやすく、手軽に利用でき、柔軟性があるクラウド型のERPです。

業種別に設計された7つのクラウドERPをベースに、必要な機能を適宜拡張できるため、自社に最適なERPをスムーズに構築することができます。また、UIも使いやすさと親しみを重視しているため操作しやすいでしょう。

提供元GEN(ジェン)株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン23,500円/月〜
機能・特長販売管理、在庫管理、生産管理、管理会計、顧客管理、ワークフロー、使いやすいUI、MAC対応など
URL公式サイト

SMILE V Air 販売

「SMILE V Air 販売」は、受注・売上・入金、発注・仕入・支払、在庫管理など、販売や購買の業務全般を管理するERPです。

売上データの自動作成機能や豊富な在庫管理支援機能があることのほか、150もの豊富な帳票の発行が可能だったりと、便利な機能が充実しています。

提供元株式会社OSK
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特長売上機能、仕入・在庫管理、営業所管理、受注出荷業務、原価集計業務、ロット管理、各種帳票の発行、売上データの自動生成、独自項目の追加、概況報告書の作成、ワークフローと連携、実績表の作成など
URL公式サイト

【中堅企業向け】おすすめのERP9選を比較

ここでは、中堅企業向けのおすすめのERPを9つ紹介します。

Oracle NetSuite

「Oracle NetSuite」は、世界No.1のクラウド型のERPで、財務会計、顧客管理、Eコマース、販売・在庫管理などを含め、主要な業務を統合管理できるのが特徴です。

また、株式公開前からIPO、それ以降と、企業の成長やビジネスモデルの変更などに伴い柔軟にシステムを追加・変更できる点や、リアルタイムで業務を分析できる点も魅力です。

提供元日本オラクル株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業数34,000社以上(※2023年03月時点)
機能・特長財務会計管理、受注管理、サプライチェーン管理、生産管理、倉庫管理、プロキュアメント、人事管理など
URL公式サイト

SAP Business ByDesign

「SAP Business ByDesign」は、世界有数のドイツのソフトウェアメーカーSAP社が提供するクラウド型のERPです。130カ国以上の企業で利用されているため、信頼性が高く、財務・販売から製品管理・購買に至るまで、あらゆる業務を統合的に管理できます。

業種別にもさまざまな機能が搭載されている点も魅力です。

また、複数の国でビジネス展開している場合でも1つのシステムで同時管理でき、複数の帳簿にも対応できるため、グローバル企業にも向いているでしょう。

提供元SAP Japan Co., Ltd.
初期費用要問い合わせ
料金プラン
  • Self-Service User:2,759円/月/1ユーザー
  • Core User:14,813円/月/1ユーザー
  • Advanced User:26,868円/月/1ユーザー
  • Base Package:225,107円/月/1パッケージ
導入企業数130カ国以上の企業
機能・特長財務・管理会計、キャッシュフロー管理、カスタムリレーションシップマネジメント、顧客管理、人事管理、プロジェクト管理サプライチェーン管理、購買管理、経営支援など
URL公式サイト

GRANDIT

「GRANDIT」は、複数の企業のノウハウを活かして製品開発を行うために設立されたコンソーシアム企業が提供する進化系のERPです。複数企業の技術・ノウハウ・経験を集約できるため、さまざまな業種に対応した先進的なERPを提供できるのが特徴です。

また、必要な機能を企業の規模や特性に応じて自由に組み合わせて導入できるため、カスタマイズ性や拡張性にも優れています。

提供元GRANDIT株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業数1,400社以上
機能・特長販売・調達在庫・製造管理、経理機能(財務・管理会計、資金管理、財務分析)、資産管理、経費精算、債権債務管理、人事・給与管理、経営分析、内部統制強化機能、マルチデバイス対応、RPA活用、多通貨・多言語対応、など
URL公式サイト

GLOVIA iZ

「GLOVIA iZ」は、経営、会計、生産、貿易・販売、人事給与、就業の7つの基幹業務と、人事や総務などのフロント基盤を統合した次世代型のERPです。国産ERPでは40年以上開発実績があり、中堅市場の導入社数でもシェアNo.1を誇るため、とても信頼できるERPといえるでしょう。

また、豊富な経営テンプレートで全社の経営情報を把握できる点やコミュニケーション機能によりリアルタイムに業務を遂行できる点も魅力です。オンプレミス型とクラウド型も選択でき、段階的に導入できるプランもあります。

提供元富士通Japan株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業数累計20,000サイト超
機能・特長会計(一般会計、財務会計、管理会計など)、経営(各種分析可能、豊富なテンプレート)、人事給与、就業、販売管理、輸出入管理、生産管理、フロント基盤(ポータルサイト、申請など)など
URL公式サイト

Ross ERP

「Ross ERP」は、食品や化学業界などの製造業に特化したERPで、世界35カ国で利用されているほど高い評価を誇っています。生産管理・生産計画、在庫管理、財務会計、購買管理、顧客管理などの機能をオールインワンで標準搭載しており、特別なカスタマイズ不要で製造業のビジネスプロセスの改善と最適化を実現できるのが特徴です。

UIも使いやすいデザインで、ロングサイクルで利用できるため、運用費も抑えられるのも魅力です。グローバル展開している企業にも対応しています。

提供元株式会社日立システムズ
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業数世界35カ国、2,500社超(国内100社以上)
機能・特長販売管理、生産管理、生産計画、購買管理、拡張単位変換、品質管理機能、原価計算/予算シュミレーションなど
URL公式サイト

SKit FLEXi

「SKit FLEXi」は、卸売業を中心に製造業、小売業など、あらゆる業種に対応しているクラウド型のERPです。販売管理、在庫管理、生産管理、会計処理、情報分析といった受注から決算までの機能を搭載しているのが特徴です。

カスタマイズ性にも優れており、事業の多様化・多角化などに伴い、必要に応じて自社に合わせたシステムを構築できるでしょう。

また、販売管理システムに多彩な機能が搭載されているのも魅力です。

提供元株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・セキスイシステムズ
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特長販売管理、仕入管理、在庫管理、債権・債務・会計管理、外貨取引対応、請求書発送代行など
URL公式サイト

クラウドERP ZAC

「クラウドERP ZAC」は、IT、士業、広告など、プロジェクト型ビジネス(案件、契約、プロジェクト単位で進行するビジネス)を行う業種に特化したクラウド型のERPです。プロジェクトの関連コストを全て紐付けできるため、プロジェクト別の収支を一目で把握できるのが最大の特徴です。

また、外部システムとの連携も可能で、かつ必要な機能だけ利用可能なライセンス制のため、自社に合わせて必要最低限の機能を導入し、カスタマイズを行えるのも魅力です。

提供元株式会社 オロ
初期費用
  • ZAC初期設定費用:10万円
  • 導入支援費用:無料(利用人数250名まで) 【導入支援オプション】
  • プロジェクト型オプション:平均450万円(利用人数400名まで)
  • プレミアムオプション:平均700万円(利用人数400名以上)

※導入支援オプション無しの場合でも、利用する機能オプションによって別途導入費用が発生。

料金プラン
  • ライセンス費用:各ライセンス価格×機能ご利用人数
  • 保守費用:データセンター利用料:60,000円~/月
導入企業数900社以上(※2023年03月時点)
機能・特長プロジェクト管理機能、原価管理、工数管理・集計、スケジュール管理、契約管理、勤怠管理、外部システム連携、管理会計、情報共有機能など
URL公式サイト

multibook

「multibook」は、世界30カ国以上で利用されている海外拠点の管理に特化したクラウド型のERPです。会計機能のほか、固定資産管理や在庫管理、受発注管理、経費精算など、幅広い業務を海外拠点も含めて一元管理できるのが特徴です。

多言語・多通貨・複数帳簿にも対応しており、複数拠点の情報の一元管理も可能です。また、各国の会計・税務の要件にも対応しているため、海外展開している企業に適しています。

提供元株式会社マルチブック
初期費用要問い合わせ
料金プラン70,000円~/月
導入企業数300社以上(※2023年03月時点)
機能・特長会計(グループ財務諸表機能含む)、資産管理、ロジスティクス機能(受発注管理、在庫管理、請求書発行など)、マネジメントコックピット機能、12言語対応、外部システム連携、海外経理業務、経費精算など
URL公式サイト

Plaza-i

「Plaza-i」は、基幹システムの設計・開発元が提供するERPで、20年もの実績があります。外資系企業に必要な英文会計や処理のノウハウがあるため、外資系企業にも最適です。

また、導入にはCRP(コンファレンス・ルーム・パイロット)を採用しているため、開発元の強みを活かしたコンサルティングと導入支援で、無駄のない仕様で短時間かつ確実なERPの導入が実現可能です。サポートも最低20年のため安心でしょう。

提供元株式会社ビジネス・アソシエイツ
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特長販売管理、購買管理、在庫管理、プロジェクト管理、一般会計、債権債務管理、固定資産管理、経費精算、人事管理、顧客管理、給与計算、ビジネス分析、自動仕訳、マルチカレンシー対応、複数会社処理など
URL公式サイト

【大企業向け】おすすめのERP4選を比較

大企業向けのおすすめのERPは4つあります。

Oracle Fusion Cloud ERP

「Oracle Fusion Cloud ERP」は、財務会計をはじめ、購買管理、プロジェクト管理などの管理業務から製造・物流などの業務システムまで、全ての業務を統合管理できるクラウド型のERPです。AIを組み込んでいるため、業務を効率化できるほかリアルタイムでの分析も可能です。

また、豊富な機能と拡張性があるため、企業の成長に合わせた柔軟性の高いERPを求めている場合におすすめでしょう。

提供元日本オラクル株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特長財務会計管理、購買管理、予算管理、プロジェクトポートフォリオ管理、サプライチェーン管理、統合業績管理(EPM)、プロダクトライフサイクル管理(PLM)、人事管理、リスク管理など
URL公式サイト

Microsoft Dynamics 365

「Microsoft Dynamics 365」は、営業支援、顧客サービス、マーケティング、フィールドサービス、プロジェクトサービス・オペレーション、リテール、タレント機能といったCRM機能とERP機能を1つにしたERPで、幅広い業務を統合管理できるのが特徴です。ます。Office365と親和性が高いため、Office製品を使用している場合には便利でしょう。

また、AIを活用しているため、手動プロセスの自動化や業務の効率化が実現できます。

提供元日本マイクロソフト株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン中小企業向け
  • Business Central Essentials:最低料金 8,750円/月/1ユーザー
  • Business Central Premium:最低料金12,500円/月/1ユーザー
  • Customer Service Professional:6,250円/月/1ユーザー
  • Sales Professional:8,130円/月/1ユーザー

※個別の機能ごとの契約も可能。

導入企業数小売店65万社以上(※2023年03月時点)
機能・特長マーケティング、営業支援(顧客管理含む)、フィールドサービス、顧客サービス、プロジェクトサービス、オペレーション(購買・生産・販売・在庫管理、財務会計、人材管理など)タレント機能など
URL公式サイト

SAP S/4HANA Cloud

「SAP S/4HANA Cloud」は、AIや機械学習、RPAなど最新技術を随時取り込み進化し続ける次世代型のERPです。会計からサプライチェーン、製造、販売、人事管理に至るまで主要業務をを包括管理できるのが特徴です。また、ベストプラクティスを標準機能として取り込めるので、業務改善も実現可能できます。

さらに、大量データを高速処理できるインメモリデータベースを採用しているため、分析やレポート作成もリアルタイムで作成できるのも魅力です。

提供元SAPジャパン株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特長財務会計、管理会計、プロジェクト管理、購買・調達管理、生産管理、販売管理、在庫管理、サービス管理、人事管理、オープンAPI、直感的なインターフェース、マルチデバイス対応、など
URL公式サイト

HUE

「HUE」は、カスタマイズの手間が省けるほど標準機能の網羅性が高いため、複雑な業務要件が必要な大企業にも最適なERPです。無償でバージョンアップも提供しているため、コストパフォーマンスにも優れており、長期間安定して利用できるでしょう。

提供元株式会社ワークスアプリケーションズ
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入企業数2200社以上(※2023年03月時点)
機能・特長財務会計、管理会計、債権債務管理、固定資産管理、資金管理、経費精算、購買・調達管理、不動産管理、プロジェクト管理、販売管理、製造原価管理、請求書送受信、外部システム連携など
URL公式サイト

ERPの選び方・比較ポイント

これまでおすすめのERPを紹介してきましたが、ここでは、ERPの選び方と比較する際の3つのポイントについて説明します。

  • 必要な機能が搭載されているか
  • 社内の導入体制が整っているか
  • 使い勝手や操作性が自社に適しているか

それぞれ詳しくみていきましょう。

必要な機能が搭載されているか

ERPの選び方・比較ポイントとして、「必要な機能が搭載されているか」は重要です。

まずは、企業の業務プロセスや課題を把握し、ERPに必要な機能を洗い出しましょう。その際には、自社に合わせたカスタマイズが可能かどうかを確認することも大切です。

また、ERPは導入費用や月額費用などのコストが高額になる場合があるため、導入費用や月額費用も事前に調査しておきましょう。

社内の導入体制が整っているか

「社内の導入体制が整っているか」についても、ERPの選び方・比較ポイントで押さえておきたいところです。

ERPの導入には、社内の情報システム部門や利用者の協力が必要になります。導入前にはERPを導入する目的や期待効果、スケジュールやコスト、利用者のトレーニングやシステム運用方法など、社内で調整し整えておくようにしましょう。

そのほか、ERPは業務全体を一元管理するため、社内の業務プロセスの見直しや最適化・効率化も必要になる場合があります。その場合、社員の理解と協力を得て、社内の組織体制や業務プロセスの改善を計画・実施しましょう。

使い勝手や操作性が自社に適しているか

ERPの選び方・比較ポイントとして、「使い勝手や操作性が自社に適しているか」もとても大切です。

ERPを導入する目的は、業務プロセスの効率化や情報の一元化、意思決定の迅速化などです。そのため、ERPを利用する社員がスムーズに操作できなければ意味がありません。

ERPの使い勝手や操作性は、ユーザーインターフェース(UI)や操作手順、利用するデバイスなどによって異なるため、導入前にトライアルやデモを利用するなどして、確認するとよいでしょう。

クラウドERPとは?種類や比較ポイント・導入するメリットとデメリット

オープンソース(OSS)ERPのおすすめ9選!無料で使える製品を紹介

自社に合ったERPの導入を検討していこう

ERPは、業務を一元管理することにより、業務の効率化や情報の一元管理だけでなく、品質向上やコスト削減などの効果も期待できる重要なシステムです。

ERPを導入すれば、あらゆる情報を基に全体を把握して迅速に分析できるため、経営判断も迅速に行えるようになるでしょう。

ただし、ERPには企業の規模に応じてさまざまな種類があるため、ERPを選定する際にには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。本記事を参考に、「必要な機能が搭載されているか」「社内の導入体制が整っているか」「使い勝手や操作性が自社に適しているか」などを確認して、ぜひ自社に合ったERPを導入しましょう。

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