デジタルコンテンツとは?基礎知識や種類・販売方法について簡単に解説

2022/4/19 2022/04/19

デジタル化

多種多様なデジタルコンテンツ

社会のデジタル化が進み、コミュニケーションやサービスの手段が変化する中で、コンテンツの在り方も大きな変革を遂げています。今では社会に浸透したデジタルコンテンツですが、実際には何を指しているのかわからない方も多いかもしれません。本記事では、そんなデジタルコンテンツについて詳しく解説していきます。

デジタルコンテンツとは?

デジタルコンテンツの明確な定義はないものの、一般的には、デジタルデータによってオンライン上で取り扱われる情報の総称として解釈することができます。

そのため広義には、ビジネスシーンで利用されるテンプレート素材やソフトなどもデジタルコンテンツに含まれますが、通常は、画像や映像、音楽、書籍やイラストなど、オンライン上でやり取りされる「作品」としての情報データを表す言葉として認識されています。

デジタルコンテンツの最大の特徴でありメリットは、インターネット環境とスマホやタブレットなどの端末さえあれば、時間や場所の制約を受けずにコンテンツを楽しめる点にあります。

そのような利便性の高さと、通信技術の進化、消費者ニーズを的確に捉えたサービスの登場により、デジタルコンテンツは急速に普及し、それらを取り巻くビジネス環境もまた大きな変化を遂げたのです。

デジタルコンテンツとアナログコンテンツの違い

日常生活においても一般的となったデジタルコンテンツですが、従来のアナログコンテンツとは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

アナログコンテンツは、紙媒体やCD・DVDなど、「物理的な方法」で入手されるコンテンツを意味しています。そのため、会場に出向いて視聴するコンサートや演劇などもアナログコンテンツの一種と考えることができるでしょう。

また、アナログコンテンツは、紙や記録媒体など、記録されたメディア自体が劣化することがある、あるいは、複製し続けると品質が損なわれたり、そもそも複製しにくいといった性質を持っていることも特徴です。

一方で、デジタルコンテンツはデータをデジタルデータ(数値)で保存しているため、どれだけ複製してもデータ自体は劣化しない特性があります。

デジタルコンテンツの種類

ひと口にデジタルコンテンツと言っても、その形式やカテゴリーはさまざまです。ここでは、主要な4種類のデジタルコンテンツをご紹介します。

映像

ドラマや映画といった映像コンテンツは、従来、テレビや映画館、レンタルビデオ店でDVDを借りて視聴するなどの方法が一般的でした。

しかし現在は、家はもちろんのこと、移動の合間や出先など、時間や場所を問わずにコンテンツを視聴できる動画配信サービスの利用が主流になりつつあります。

実際、映像のデジタルコンテンツ化を加速させたのは、NetflixやAmazon Prime Video、Huluなどの動画配信サービスの影響が大きいといえるでしょう。

また、これら動画配信サービスは、オリジナル作品の制作に注力していることもあり、質の高いドラマや映画が次々と公開されているのも特徴です。

つまり消費者は、好きな時間に好きな場所で、質の高いコンテンツを楽しめるとあって、動画配信サービスが急激に普及していったのです。

ゲーム

ゲームは、そのほかのコンテンツに比べ、比較的早いタイミングでデジタル化が進んでいきた分野です。その進化は、家庭用ゲーム機の登場から始まり、モバイルゲーム機の普及、そして、デジタルコンテンツ化と変遷していきます。

デジタルコンテンツ化されたゲームは、ゲーム機などの専用端末がなくても、スマホなどにアプリをダウンロードして利用できるため、利便性の高さの他、比較的費用をかけずに購入できる点も魅力といえるでしょう。

また、「お試し版」や、好みに合わせたカスタマイズに対する「従量課金制」の料金プランなど、ユーザー体験がより良いものになったこともあり、近年ますますゲームのデジタルコンテンツ化が進んでいます。

音楽

レコード、カセットテープ、CD、MD、MP3ファイルなど、音楽も時代とともにメディアが大きく変わってきたコンテンツです。

そして現在は、Youtube、あるいは、Apple MusicやSpotifyなどのサブスクリプションサービスで、コンテンツをダウンロードする必要なく音楽を鑑賞できるようになっています。

電子書籍

紙媒体をデジタル化した電子書籍を、日本で最初に販売したのは株式会社フジオンラインシステムの「電子書店パピレス」だと言われています。

電子書籍は、主にスマホやタブレット、専用端末などで閲覧することができ、たとえ何百冊の書籍であっても、これらの端末1つで持ち運びできます。

その結果、より手軽に本や漫画を読めるようになったのです。近年は、電子書籍のサブスクリプション化も進んでおり、月額定額制で利用できるサービスが増えています。

デジタルコンテンツの特徴

一般的にデジタルコンテンツは、アナログコンテンツよりも利便性に優れているといわれていますが、実際にはメリットばかりというわけではありません。

ここでは、デジタルコンテンツの特徴を5つ紹介します。

利益率が高い

デジタルコンテンツは、アナログに比べてコストのかからないビジネスモデルであり、高い利益率を確保することが可能です。

アナログコンテンツでは、CDやDVD、紙媒体など、コンテンツを消費者へと提供するためのメディアを製造する必要がありました。

しかし、デジタルコンテンツはそれらのメディアは不要であり、流通もオンライン上で行うため、配送費用が発生せず、販売の仕組みを自動化することもできるのです。

そのためアナログコンテンツの販売と比べて、大幅なコスト削減が実現でき、高い利益率を得ることが可能になります。

スキルが身につく

販売する際にさまざまなスキルが身に付くこともデジタルコンテンツの大きな魅力です。

具体的には、顧客を集めるマーケティング力、魅力的な商品・サービスを提供する発想力・制作力など、一連の販売ステップによって起業家に必要な能力が身に付きます。

また、他のビジネスよりもリスクが低く、コンテンツ販売によってスキルを磨きながら、起業を目指すことも可能になります。

半自動化が可能

先にお伝えした通り、デジタルコンテンツの多くは、オンライン上で販売されるため、一度リリースしてしまえば、その後は、システムによる半自動化が可能となります。

また、そのような性質上、商品を製造するための費用や在庫を抱えるリスクが少ないこともメリットとして挙げられるでしょう。

無料のものと競合する可能性がある

デジタルコンテンツは、無料で提供されているものも多数存在するため、アナログコンテンツより競争が激化する傾向にあることは、消費者にとってはメリットとなりますが、提供する側としてはデメリットといえるかもしれません。

また、市場ニーズの流動性も高く、競争力や商品・サービスの価値を維持し続けるには、迅速な対応や変化を求められる点もデジタルコンテンツの特徴といえます。

無断複製される可能性がある

デジタルコンテンツは、複製や改ざんが容易にできてしまうことも大きなデメリットのひとつです。

複製されたコンテンツは、「コピーコンテンツ」とも呼ばれ、それらを作成する行為は、著作権侵害の罪に問われる可能性もある犯罪行為です。

しかし、その内容は、販売目的で複製を繰り返す悪質なものから、違法行為と知らずに他WEBサイトのテキストや画像を無断で使用してしまうケースなどさまざまです。

悪意の有無にかかわらず、現状は、このような行為を完全に排除することは難しく、ある意味、デジタルコンテンツの欠点ともいえます。

デジタルコンテンツの販売方法

デジタルコンテンツを販売する場合、主に以下2つの方法があります。

  • プラットフォームを利用して販売する
  • 独自のサイトを作成して販売する

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

プラットフォームを利用して販売

デジタルコンテンツを販売する場合、最も簡単なのが、販売サイトなどのプラットフォームを利用して販売する方法です。

プラットフォームでは、販売に必要な一連の機能が備わっており、基本情報を入力し商品を登録しておけば、すぐに販売を開始できます。

また、プラットフォームには、既存の顧客が集まっている特徴もあり、集客のための手間やコストについて、多額の投資をすることなく、コンテンツのアピールができることも魅力といえるでしょう。

その反面、販売手数料が発生したり、多数の商品・サービスを目にする顧客へのアピールには、相応の努力と工夫が必要となるプラットフォームならではのデメリットもあります。

独自のサイトを作成して販売

2つ目は、独自のサイトを作成し、そこでコンテンツを販売する方法です。

独自のサイトでコンテンツを販売する場合、ページデザインやフォーマットなど、商品やサービスの見せ方にこだわった環境で商品を販売できる点がメリットとして挙げられます。

また、自社サイトであれば、登録料や仲介料、売上に応じた手数料が取られることもありません。

コンテンツを販売した利益が全て自分の売上になるため、利益率は非常に高くなります。

しかし、独自のサイトにて販売する場合、システムの開発や構築、システム管理などに相応のコストがかかってしまうためリスクが高いことや、多数のサイトから自社のサイトへと顧客を呼び込むためのマーケティング知識も必要となります。

初期費用や集客の手間とコストがかかる点は、独自サイトで販売するデメリットといえるでしょう。

デジタルコンテンツの市場規模

デジタルコンテンツは、私たちの生活でより身近なものになってきました。とはいえ、実際のところ、デジタルコンテンツの市場規模はどのような状況なのでしょうか。

ここでは、日本と世界のデジタルコンテンツの市場規模推移について見ていきます。

日本の市場規模

経済産業省の調査によれば、2018年から2023年にかけての日本のデジタルコンテンツ市場規模は年々増加するとの予測が発表されています。

調査が実施された2020年以降のデータについては、あくまで予想でしかありませんが、市場の現状を鑑みれば、日本のデジタルコンテンツの市場規模の拡大と高止まりは、今後も続くと考えられます。

[出典:経済産業省「コンテンツの世界市場・日本市場の概観」]

世界の市場規模

同調査では、世界のデジタルコンテンツにおいても、2018年から2023年にかけて右肩上がりに伸びると予想されています。もちろんこちらも予想数値に過ぎませんが、日本同様に世界においてもデジタルコンテンツの市場規模は、ますます拡大すると考えて間違いはないでしょう。

[出典:経済産業省「コンテンツの世界市場・日本市場の概観」]

デジタルコンテンツの未来について

5Gなどの通信技術の進化、AIやIoT、ビッグデータといった先端IT技術の進化により、デジタルコンテンツは、今後もさらに利便性とエンターテイメント性を高めながら普及していくと考えられます。

また、VRやメタバースなどの新たなサービスも登場するなど、デジタルコンテンツは、その真価や市場開拓において、多くの「未知の領域」が残された市場でもあります。

そういった面からも、デジタルコンテンツの進化と普及は、今後もスピードを緩めることなく拡大していくでしょう。

デジタルコンテンツの市場はビジネスチャンスで溢れている

本記事では、デジタルコンテンツの定義や種類、今後の可能性などについて解説しました。

多くの「未知の領域」を抱えるデジタルコンテンツは、視点を変えれば、新たなビジネスチャンスが溢れる市場と見ることもできます。

デジタルコンテンツの現状や可能性への知見を深め、新たな価値の創出となる糸口を見つけてみてはいかがでしょうか。

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