テレワークでやる気がでない原因|やる気を出すための対処法を解説!
会社の方針によりテレワークで作業しているものの、やる気が出ないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。本記事では、そんなテレワークでやる気がでない時の対処法について、原因やおすすめの作業場所など詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
テレワークでやる気がでない7つの原因
テレワークでやる気が出ないと悩む方に考えられる原因を1つずつご紹介します。原因と思っていなかった部分にストレスを感じている可能性もあるため、自身と照らしあわせながらご覧ください。
自宅作業による無意識にリラックスしてしまう
普段自宅ではリラックスして過ごすため、仕事を進める環境が整っていないことがほとんどです。オフィスで仕事をする場合、周りの社員が仕事を進めていることが目に見えるうえ、周りからの目線もあるため、緊張感をおぼえています。
しかし、本来リラックスするために作られた空間で周りの目も気にしないため、自然にリラックスモードに切り替わってしまい仕事へのやる気が出ないのです。
同居人の音などが気になってしまう
1人暮らしであれば気にする必要はありませんが、家族や友達など同居人が自宅にいると、同居人の行動や音が気になってしまい、仕事に集中できないケースも考えられます。
また、同居人の生活音が気になるだけでなく、仕事とは関係のない話題で話しかけられると、意識が仕事から離れることで、仕事へのやる気がそがれてしまうのです。
視界に入るものが集中を妨げている
自宅で仕事をしていると家事や趣味がついつい気になり、仕事の優先順位を下げてしまうことがあります。オフィスには仕事に関係のないものはほとんどありません。しかし、自宅には仕事と関係のないものが溢れており、視線に入ることで仕事モードから離脱するきっかけを作ってしまっているのです。
孤独感を覚えてしまっている
テレワーク中心の生活を送っていると、人とコミュニケーションをとる機会が減少します。出社すれば上司や同僚と相談したり休憩時間に雑談したりなど、何気ないコミュニケーションが仕事へのやる気につながることがあります。
しかし、テレワークとなれば人と直接会うことすらできず、黙々と1人で仕事をすることに孤独感をおぼえる方が多いようです。
▷テレワークによるストレスの原因や影響とは?ストレス解消法も解説!
作業環境が整備されていない
自宅は本来仕事を進める場所として作られた空間ではありません。とくに、出社が基本で、突然テレワークに切り替わったといった方は、自宅に作業環境を整えられていないことが多いでしょう。
オフィスは、従業員が最大限の働きをするために、会社が設備や環境を整えています。それに対して、自宅では仕事専用のスペースがないことや、リビングで作業しなければならないなど、仕事とプライベートの空間が分けられていません。
このように、自宅はオフィスと比べて作業環境が劣っており、普段以上の疲れやストレスから、仕事へのやる気がなくなっている可能性があります。
作業の成果が見えにくい
テレワークでの仕事は成果が見えにくいといわれています。オフィスであれば、仕事の進捗状況を逐一報告し、それに対してフィードバックを受けたり同僚と話し合ったりします。
しかし、テレワークの場合、相手が何をしているかを把握できず、報告してもなかなかフィードバックをもらえない・話し合えないなどのストレスを感じてしまうのです。
会社が監視している
テレワークは自由度が高いことから、会社や上司から監視されているケースがあります。常にWeb会議といったツールを通してカメラで監視されていたり、進捗状況を確認するための電話がこまめにかかってきたりすることがあります。
しかし、このような過度な監視がストレスを感じさせ、テレワークへのやる気をなくしているのです。
▷テレワークに監視は必要?監視方法や注意点・おすすめ監視ツールを解説
テレワークでやる気を出すための方法
テレワークでやる気がでない場合にはやる気を出すために意識し、様々な工夫をしていくことが重要です。ここでは、テレワークでやる気を出すための方法について紹介していきます。
1.作業環境を整える
自宅の中でも、仕事専用のスペースを設けるとよいでしょう。テレワークのやる気を出すために作業環境を整えるのであれば、仕事専用のために独立した部屋を作ることが理想です。
ただ、独立した空間を作れない場合は部屋の一角を仕事スペースとして設け、目の前の仕事だけに集中できる環境を整えることが重要です。
2.作業時間を徹底管理する
テレワークは自由度が高いことから、作業時間も曖昧になりがちです。そのため、日中に完了させなければならないタスクと、必要な作業時間を明確にしたうえで、仕事に取り組みましょう。
ストップウォッチやタイマー機能を利用して、時間に区切りを付けることが重要です。自分でタスクを管理することが難しいといった方には、タスク管理ツールの活用をおすすめします。
3.集中を妨げるものを減らす
仕事に関係のないものが視界に入ってしまうと、仕事モードから離脱するきっかけを与えるため、仕事の集中を妨げる要素をできる限り排除しましょう。
仕事専用のスペースを設けることが理想ですが、そうできない場合は視界に入らない場所へ遠ざけることが重要です。とくに、作業を進めるデスクの上には仕事以外のものを置かないよう注意してください。
4.規則的に休憩を取り入れる
出社の場合、基本的に作業時間と休憩時間が分かれており、休憩時間になれば作業を強制的に中断します。しかし、テレワークでは休憩をとるタイミングや長さも自由であることから、疲れが溜まっているにもかかわらず作業を続けたり、ダラダラと長い休憩をとってしまったりする可能性があります。
そのため、予め休憩時間を定めておき、定期的なリフレッシュや休憩を長引かせない工夫をしましょう。
5.外出用の服装に着替える
テレワークで作業を始めるルーティンを作ると、比較的容易に仕事モードへと切り替えられます。テレワークだからといって部屋着のままで作業を進めようとしても、気持ちをうまく切り替えられないことがあります。
出社する場合、必ず制服やスーツ、私服など外出用の服装に着替えることが多いでしょう。服装を着替えるなどオンオフの切り替えを分かりやすくすることで、テレワークへのやる気を見出せるかもしれません。
▷テレワークで生産性は向上するのか?低いと感じる原因や改善策を解説
6.気分転換に外で散歩をする
普段は出社することで外の空気を感じる機会がありますが、テレワークとなれば家から一歩も出ない日がほとんどでしょう。休憩時間を家の中で過ごすと、眠気を催したり仕事以外のものに目を向けてしまったりする可能性があります。
そのため、気分転換を兼ねて外を散歩すれば、体を動かすことでリフレッシュでき仕事へのやる気につながるでしょう。
7.作業用BGMを用意しておく
作業する際にBGMを流せば、同居人が出す音や余計な雑音などを遮断でき、仕事モードへの切り替えや集中が期待できます。
ただ、作業前に選曲すると、オンオフの切り替えが難しくなる可能性があるため、事前にBGMを決めておくことがおすすめです。テレワークであれば作業用BGMを流しても周囲の邪魔にならないため、歌詞がなく聞き流せる音楽や、気分があがるお気に入りの音楽を選ぶとよいでしょう。
8.オンとオフのメリハリをつける
テレワークは細かい作業時間が決められていないため、普段の終業時間を超過してもついつい終わらせたい仕事まで進めてしまうことがあります。
しかし、仕事をダラダラと継続して行うことで仕事の効率を下げています。そのため、作業の「開始」「休憩」「終了」など時間を決めてオンとオフのメリハリをつけることが重要です。
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従業員のやる気をだすために会社側がするべきこと
テレワークにおいては従業員の裁量に全て任せるのではなく、会社側でサポートすることがやる気を出す上で非常に重要です。ここからは会社側が実施すべきテレワークのサポートについて紹介していきます。
1.評価制度を確立する
テレワークでは作業の進捗が管理しにくく、従業員にとっても何を基準に評価されているのかがわかりにくくなります。評価規準が不透明だとやる気の低下にもつながります。
そのため、何が規準でどのように評価するのか、評価制度を確立して従業員にわかりやすく説明をしましょう。評価基準がクリアになれば評価されるために従業員のやる気アップにもつながるはずです。
2.労働環境を整える制度を整える
テレワークをする上で必要となる机や椅子、モニターなどの必需品は従業員に負担させるのではなく、会社側が負担するなど労働環境を整える制度を整えましょう。
全額ではなくても一部会社が負担することによって、金銭的な負担が軽減されるため、従業員も前向きにテレワークの環境を整えるようになるはずです。
また、制度が充実することによって従業員の満足度も向上し、やる気を引き出すことにもつながります。
3.コミュニケーションの場を設ける
テレワークでは誰とも話すことがなく孤独感を感じやすいため、やる気を感じにくくなるケースも考えられます。また、人と話さない状態は精神衛生的にも良くありません。
そのため、従業員同士でコミュニケーションを取れるような機会を設けるようにしましょう。会社側から働きかけることによって、従業員同士でも自発的なコミュニケーションが生まれるようになります。
コミュニケーションが活発化されれば、仕事もしやすくなり生産性向上にも寄与するでしょう。
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テレワークでやる気が出ない時におすすめの作業場所
自宅だとどうしてもやる気が出なかったり、集中が切れたりする方は、自宅以外での作業を検討してもよいかもしれません。自宅以外で作業場所としておすすめできる場所をご紹介します。
コワーキングスペース
コワーキングスペースでは、さまざまな年齢・職種の人が空間を共有しながら作業を進めています。そのため、周囲の刺激や程よい緊張感のなかで作業を進められ、業務に集中しやすいでしょう。
また、コワーキングスペースによって異なりますが、インターネット環境や独立したデスク・ドリンクバーなど、利用者を考えた作業環境・設備が整えられています。このように、仕事をする人に向けて作られた空間で作業を進めてみてはいかがでしょうか。
カフェなどの飲食店
カフェやファミレスなどの飲食店であれば、自宅付近でも見つけられます。コワーキングスペースに比べ気軽に利用できるため、気分転換に数時間だけ利用することもおすすめです。
お気に入りの飲み物や食べ物を楽しみながら作業できるため、リフレッシュするのにも最適です。一度、付近のカフェを探してみるとよいでしょう。
宿泊施設
近年でテレワークが増加したため、ビジネスホテルといった宿泊施設がテレワークのためのプランを提供することも増えてきました。
インターネット環境が整っている施設も多く、個室で作業できることから、雑音や同居人・趣味などに邪魔されず集中できる環境を確保できます。ただ、宿泊施設を作業スペースとして利用するにはコストがかかるため、予算を見極めながら検討しましょう。
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テレワークでやる気がでないときは気分転換も重要
テレワークは出社しているときと比べ自由度が高いため、どうしてもやる気を見出せないという方が少なくありません。テレワークでやる気が出ない原因もさまざまで、無意識にストレスを感じている可能性もあります。
ただ、テレワークでやる気が出ない場合の対処法は、すぐに実行できるものがほとんどです。テレワークでやる気が出なくても、自分を追い込まず気分転換も意識することをおすすめします。
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