動画マニュアルを作成するメリットは?作り方やコツ・注意点を解説

記事更新日:2022/12/01

マニュアル作成ツール

動画マニュアル作成のイラストイメージ

初めて動画マニュアルを作成することになり、何をどのように作ればよいかわからない方も多いことでしょう。本記事を読めば、動画マニュアルのメリットやデメリット、作り方からコツまでを知ることができます。活用事例や役立つソフトも紹介しているので、動画マニュアル作成で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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動画マニュアルとは?

動画マニュアルとは製品の使い方や業務内容など、さまざまな作業手順を動画で説明したマニュアルのことです。

実際のイメージや作業手順を動画で説明できるため、紙のマニュアルに抵抗を感じる人でも閲覧しやすく、理解しやすいのが特徴です。動画マニュアルには手順すべてをマニュアル化したもののほかに、紙のマニュアルを補完する役割を担うものもあります。

動画マニュアルを作成するメリット

ここでは動画マニュアルを作成するメリットについて解説します。具体的なメリットは次の3点です。

  • 視覚や聴覚を通して学べるので理解しやすい
  • 場所や時間に縛られず学習できる
  • 様々なコストを削減できる

視覚や聴覚を通して学べるので理解しやすい

動画マニュアルは音声や映像を用いて手順を伝えられるため、視覚や聴覚に訴えることができます。また「適度」など紙のマニュアルでは伝えきれなかった細かいニュアンスや、手順間の空白まで具体的に伝えられます。

閲覧者が実際の手順をイメージしやすく、理解しやすいのが動画マニュアルのもっとも大きな特徴といえるでしょう。

場所や時間に縛られず学習できる

動画マニュアルはスマートフォン・タブレット・パソコンから視聴でき、環境さえ整えば時間や場所に縛られず閲覧できます。

また、同じ部分を繰り返し視聴可能なため、時間をかけて学習したい人にも使いやすい形式です。自分の都合や理解度に合わせて学習できるので、効率的に学習を進められます。

様々なコストを削減できる

動画マニュアルは一度制作すれば繰り返し利用可能です。研修のたびに講師を招いたり、各地から人を集めずに済むため、研修費や講演料を節約できます。

また、マニュアルはデータで管理するので保管場所を取らず、共有も簡単です。そのためマニュアルを保管するキャビネットなどの備品費、各人に配布するために必要な印刷代・用紙代や発送コストも削減できます。

動画マニュアルを作成するデメリット

ここでは動画マニュアルを作成するデメリットについて解説します。主なデメリットは次の2つです。

  • 再生するための環境やデバイスが必要
  • 制作や更新に手間がかかる

再生するための環境やデバイスが必要

動画マニュアルの再生には通信回線やスマートフォン・タブレット・パソコンといったデバイスが必要です。手元に用意すればどのような場所でも読める紙のマニュアルと違い、視聴環境を整えなければならないのがデメリットの1つです。

制作や更新に手間がかかる

動画マニュアルは初回の制作や更新に手間がかかります。動画の作成には構成案・台本作成・撮影・ナレーション収録・編集など紙のマニュアルよりも多くの工程が必要です。動画の撮影・編集に慣れていない場合はさらに時間がかかるでしょう。

また、マニュアルが更新された場合、紙なら該当箇所を更新するだけで済みますが、動画は新たに制作しなければなりません。該当箇所を差し替えるだけの編集だとしても、紙より多くの工数がかかってしまいます。

【6step】動画マニュアルの作り方

ここでは動画マニュアルの作り方について次の6stepで解説します。

  1. 構成案を作成する
  2. 情報や素材を収集する
  3. 流れを記した絵コンテや台本を作成する
  4. 実際に動画を撮影する
  5. ナレーションを加える
  6. 撮影した動画や音声を編集する

1.構成案を作成する

動画マニュアルを作成する際は、最初に構成案を作成しましょう。ターゲット・マニュアル作成の目的・学習してほしい内容について明確にすることが大切です。

また、1つのマニュアルでは1つのテーマを扱うようにしましょう。情報を盛り込みすぎると一番伝えたい情報が伝わりにくくなり、結果的にマニュアルを見る人の理解度が下がってしまいます。

さらに、動画の尺(長さ)やBGM・ナレーションなどをつけるか否かなど、今後の動画制作に必要な要素を洗い出しましょう。最初に構成案をしっかり練ることで、マニュアル制作の際に押さえるべきポイントが明確になります。

2.情報や素材を収集する

構成案をもとに、動画制作に必要な情報や素材を収集します。ポイントは、完成形を具体的にイメージしながら行うことです。そうすることで、必要な分だけ情報や素材を集められるため、無駄な時間をカットでき、さらに、情報の抜け漏れもなくなります。

3.流れを記した絵コンテや台本を作成する

構成案や集めた情報・素材をもとに、どのような流れの動画にするか絵コンテや台本を作成します。絵コンテとは、どのような画角でどのような映像を撮影するかを絵で示したものです。頭の中のイメージを整理する設計図のようなもので、撮影前に作成すればスムーズに撮影を進められます。

また、どのようにナレーション・字幕・挿入画像・資料映像を入れるか、映像の流れをまとめた台本も作成しましょう。特に、実演が入る場合はその場で何を説明するか決めておくことが重要です。

台本作りを怠ってしまうと、伝えたい情報が抜けてしまう場合や、撮影時に何を話すべきか分からなくなってしまう場合があります。

4.実際に動画を撮影する

絵コンテ・台本が完成したら、いよいよ撮影です。撮影場所や機材の準備・出演者・スタッフのスケジュール調整など事前準備を怠らないようにしましょう。また、撮影当日にやるべきことをまとめた「香盤表(こうばんひょう)」を用意しておくと、当日焦ってしまったり、撮影し忘れてしまうことを防げます。

動画の撮影は明るいところで行いましょう。夜は照明機材の用意・セットなど時間とコストがかかってしまうため、時間帯にこだわりのない場合、野外の撮影は昼に行うのがおすすめです。また、背景が映り込んでも問題ない場所で撮影しましょう。

後日追加撮影が発生しないように、同じシーンでもアップ・引きの画・手元など複数カット撮影しておきます。また、それぞれのカットを短く区切ることも、スムーズに撮影を進めるためのコツです。

5.ナレーションを加える

ナレーションが必要な動画の場合、収録も行います。ナレーションを入れることで映像の補足説明ができるため、より分かりやすい動画にできます。

ナレーション内容は事前に台本を作成し、自分の声で録音する場合は明瞭な声で読むことを意識しましょう。ナレーターを起用する場合は事前に原稿を渡し、打ち合わせをしておくとスムーズに進められます。

6.撮影した動画や音声を編集する

撮影した動画・音声・素材を編集でつなぎましょう。まずは、撮影素材を順番に並べ、不要な部分をカットします。その後、BGM・ナレーション・テロップを挿入し、エフェクトをかけたい場合は入れます。

動画はなるべく短時間で簡潔に内容をまとめることが大切です。また、周りの人にフィードバックをもらいながら編集を進めることで、動画のクオリティを上げられます。

見やすい動画マニュアルを作成する5つのコツ

ここでは見やすい動画マニュアルを作成する5つのコツについて解説します。制作の際には下記の点を意識しましょう。

  1. 問題点を明確にする
  2. 伝える内容を整理する
  3. 閲覧者に配慮する
  4. 再生時間を長くし過ぎない
  5. 字幕やテロップをつける

1.問題点を明確にする

動画マニュアルを作成する前に、解決したい問題点を明確にしましょう。例えば、以下のようなものが問題点としてあげられます。

  • 指導者によって異なる指導内容・レベルを統一したい
  • 店舗ごとにバラバラになっている接客水準を上げたい

現状の問題点を洗い出すことで、動画制作の目的や方向性が明確になります。また、ターゲットとする人がどんな情報を求めているのかが見えてくるでしょう。

2.伝える内容を整理する

動画マニュアルで一番伝えたいことは何か、それを伝えるために必要な情報は何かを整理しましょう。整理する際は、目次のように箇条書きで羅列します。伝える内容を整理すれば、実演する・アニメーションで表現する・図解するなど、どのような表現手法が適切か明確になります。

3.閲覧者に配慮する

どのような閲覧者がどのような環境で視聴するのかを考えて、動画マニュアルを制作しましょう。視聴端末はスマートフォン・タブレット・パソコンのどれが多いのか、初心者・上級者などどのような習熟度の人が視聴するかについても配慮することが大切です。

例えば、スマートフォンでの視聴が多い場合は字幕やテロップの文字を大きくする、初心者の視聴が多い場合は専門用語を噛み砕いて伝えるなどの配慮が考えられます。

4.再生時間を長くし過ぎない

動画マニュアルの尺は長くしすぎないようにしましょう。重要なポイントだけを短時間で端的にまとめることが大切です。情報を盛り込みすぎて長尺になってしまうと、本当に伝えたい情報が伝わらなかったり、動画が最後まで視聴されにくくなります。

1つの動画は1つのテーマで制作し、伝えたいことが複数ある場合は複数本に分けて制作するなど、1本あたりの尺を短くしましょう。

5.字幕やテロップをつける

動画には字幕やテロップをつけましょう。字幕がないと音声を出せない環境で視聴できなくなってしまう場合や、話している内容を聞き流してしまう場合があります。字幕をつけることで、閲覧者の理解が深まりやすくなります。

スマートフォンでの閲覧を考慮し、字幕やテロップはある程度の大きさを確保しましょう。また、話している内容すべてを字幕にするのではなく、必要な情報を取捨選択することで閲覧者も読みやすくなります。

動画マニュアルを作成する際の注意点

動画マニュアルを作成する際の注意点は以下の4つです。

  • 動画のタイトルは何についてのマニュアルなのか分かりやすくする
  • 全体像・結論・完成形などを提示してから具体的な話をする
  • 図やイラストはシンプルなデザインのものを使う
  • 動画マニュアルに適さないテーマもある

動画のタイトルは視聴せずとも何のマニュアルなのか分かるものをつけましょう。閲覧者がこの動画で何を学べるか事前に把握できるため、目的意識を持って視聴しやすくなります。さらに、検索で動画を見つけやすいのもポイントです。

また、動画では全体像・結論・完成形などを最初に提示してから具体的な話に移りましょう。最初に全体像を把握することで、閲覧者は動画内容をイメージしやすくなり、理解度が深まります。

動画内で使用する図やイラストはシンプルで伝わりやすいものを使いましょう。どんなに上手なイラストでも複雑で何を伝えたいのか分からないものだと、閲覧者は困惑します。

テーマや内容によっては動画に適していないものもあります。例えば、社内規則など細かいルールや情報を扱っているものは動画マニュアルには適しません。扱うテーマが動画マニュアルに適しているのかチェックすることが大切です。

動画マニュアルの活用事例

ここでは動画マニュアルの活用事例について、「三井不動産商業マネジメント株式会社」と「本田技研工業株式会社」の2社を紹介します。

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメントが運営する「ららぽーと」に新しく入った店舗スタッフに向けた動画マニュアルです。動画では、ららぽーとでの1日の勤務の流れを解説しています。

良い例と悪い例の両方を見せることで、具体的にどのような行動をすべきか解説している動画です。また、字幕・テロップ・BGMなどを効果的に用いて、閲覧者が飽きないように工夫されています。

本田技研工業株式会社

Hondaの発電機の使用方法を解説した、ユーザー向けの動画マニュアルです。紙のマニュアルを補足する内容で、使用上の注意を映像とナレーションを用いて説明しています。

YouTubeで公開されており、チャプターごとに区切られています。繰り返し視聴したい部分を選択しやすく、閲覧者に配慮した設計です。

冒頭に使用上の注意を伝えてから使用方法の説明をする構成になっているのもポイントです。間違った使い方をすると危険な商品のため、閲覧者に注意を促しています。

おすすめの動画マニュアル作成ソフト3選

ここではおすすめの動画マニュアル作成ソフトを3つ紹介します。

  1. Teachme Biz(ティーチミービズ)
  2. ClipLine(クリップライン)
  3. tebiki(テビキ)

1.Teachme Biz(ティーチミービズ)

Teachme Bizは動画マニュアルの作成から共有・運用までを一貫してできるソフトです。

ITリテラシーを問わず誰でも動画・画像の編集ができ、マークやテキストの挿入もできるため、分かりやすい動画マニュアルを作成できます。また、テンプレートに沿って画像とテキストを入れればマニュアルをステップ化できるので、見やすくなり、更新も簡単です。

作成した動画マニュアルはQRコードを発行して現場に貼ったり、タスク化して従業員への配信も可能です。また、作成した動画マニュアルをトレーニングコース化できるため、従業員の研修や自主学習にも役立ちます。

外部公開設定をすれば社外にも公開できるので、ユーザー向けの動画マニュアルを配信したい場合にも使えます。

提供元 株式会社スタディスト
初期費用 無料
料金プラン スタータープラン:55,000円(税込)/月
ベーシックプラン:11万円(税込)/月
エンタープライズプラン:33万円(税込)/月
機能・特徴
  • マニュアルのステップ化
  • 画像編集も可能
  • マニュアル視聴のタスク化機能
  • トレーニング機能
  • Salesforce連携
URL 公式サイト

2.ClipLine(クリップライン)

ClipLineは動画マニュアルの制作・展開を通じて組織マネジメントをサポートするソフトです。動画撮影・編集・修正をClipLineにアウトソースできるため、撮影リソース・ノウハウがなくても利用できます。

動画マニュアルを通じた従業員の学習状況を集計・レポーティングできるため、従業員教育に役立てられます。

また、学習状況と売上の相関関係など、さまざまな切り口から分析できるのもポイントです。さらに、使い方を工夫すればそれぞれの店舗のモニタリングもできます。

提供元 ClipLine株式会社
初期費用 要問い合わせ
料金プラン 要問い合わせ
機能・特徴
  • 動画撮影・編集・修正のアウトソース支援
  • 学習者へのテスト・アンケート機能
  • 最適教材のレコメンドとパーソナライズ化
  • IP制限・端末認証が可能
URL 公式サイト

3.tebiki(テビキ)

tebikiはスマートフォンで撮影するだけで簡単に動画マニュアルが制作できるソフトです。音声認識システムが自動で文字起こしをし、字幕を作成します。また、100カ国以上の言語に対応しているので、外国人スタッフにも伝わる動画マニュアルを制作できるのもポイントです。

さらに、スタッフの習熟度管理ができるアクセス分析機能もついています。分析結果をもとに、一人ひとりに合わせた現場教育を可能にします。

提供元 Tebiki株式会社
初期費用 要問い合わせ
料金プラン 要問い合わせ
機能・特徴
  • 音声認識システムによる字幕自動生成機能
  • 100カ国以上の言語に対応
  • マニュアルの閲覧状況分析が可能
URL 公式サイト

多くの情報を伝えられる動画マニュアルを検討

今回は動画マニュアルを作成するメリットやデメリット・制作の際のコツについて解説しました。

動画マニュアルは視覚・聴覚に訴え、紙のマニュアルでは伝えきれないポイントを伝えられるのが特徴です。従業員教育や商品説明の場面で役立ち、多くの企業が導入しています。

現在は簡単に動画マニュアルを制作できるソフトもあり、動画編集未経験でも挑戦しやすい環境が整っています。動画マニュアルの導入を検討する際は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。






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