請求書に必要な振込先の記載方法!必須項目や作成方法・注意点について

最終更新日時:2022/12/21

請求書発行システム

振込先は請求書にどのように書くのが適切なのでしょうか。本記事では、請求書における振込先の書き方や、記載時の注意点を紹介します。振込先以外にも請求書に必要な項目も解説するので、請求書を作成する際にはぜひ参考にしてください。

【確認】請求書とは

請求書とは提供した商品・サービスの内容を示し、対価としての金銭を請求するための書類です。企業が発行した請求書をもとに会計処理が行われます。

請求書に記載される主な項目はこちらです。

  • 提供した商品・サービスの内容
  • 商品・サービスの個数
  • 請求額
  • 支払期限
  • 振込先

請求書を発行することで、取引内容や請求額が明確になることはもちろん、双方合意のうえ取引したことを証明にもなります。

さらに、請求書は取引先に支払いの義務を通知するといった役割もあります。支払い忘れや未払い、取引内容に関する認識の違いを未然に防ぐ際にも便利です。

請求書とは何か?定義・必要性・役割や発行方法について徹底解説

請求書の振込先の記載方法

請求書の振込先の記載方法を解説します。振込先の記載を間違えると、誤って別の口座に入金したり、支払いまで時間がかかったりする場合があるので注意してください。

(1)金融機関名・支店名

金融機関名・支店名を記載します。

金融機関の統廃合により、金融機関名と支店名が変わっている場合があります。ホームページ等で確認の上、正式な金融機関名と支店名を記載してください。

(2)口座番号

口座番号は何度も確認して、正確な数字を記載するようにしましょう。

ゆうちょ銀行は5桁の記号と最大8桁の番号、その他金融機関は基本的に7桁です。

口座番号は書き間違いが発生しやすいので、何度もチェックしてください。

(3)口座種類

口座には「普通口座」と「当座預金口座」の2種類があります。

振込先の口座がどちらなのかを明記しましょう。

(4)口座名義

口座名義はカタカナで記載します。

金融機関窓口で振込の手続きを行う場合、口座名義を手書きで記載する必要があります。口座名義に誤りがあると振込ができないため、正確に記載することが重要です。

一方で、インターネットバンキングやATMでは自動で口座名義が表示されます。

(5)【任意】銀行コード・支店コード

銀行コード・支店コードの記入は必須ではありません。記載する場合は金融機関名や支店名と併せて記載しましょう。

窓口やインターネットバンキングで振り込む際に、銀行コードや支店コードも求められる可能性があります。そのため、銀行コードや支店コードを記載しておくことで、振込をスムーズに行えるようになるのです。

なお、銀行コードは4桁、支店コードは3桁です。

請求書を発行する際に確認したいポイントは?注意点を解説!

請求書で振込先のほかに必要な項目

請求書を作成する際、振込先以外に必要な項目を紹介します。

(1)宛名

宛名には請求書を受け取る事業者名を記載します。

企業によって請求書の発行業務が集中し、数多くの請求書を作成・送付する時期があります。その際、宛名を記載しないと送付ミスが発生する可能性があるため、確実に記載しましょう。

(2)送付側の情報

会社として請求書を送付する場合と、個人事業主として請求書を送付する場合とでは記載内容が異なります。

会社として送付する場合に必要な情報はこちらです。

  • 会社名
  • 住所
  • 電話番号
  • 担当者名

個人事業主として送付する場合に必要な情報はこちらです。

  • 氏名または屋号
  • 住所
  • 電話番号

また、必須ではありませんが、会社名または住所の右側に印鑑を押すことが一般的です。

(3)発行年月日

請求書を作成する際、発行年月日を記載する必要があります。

請求書の発行年月日は、受取側がいつ請求書を処理するかに影響します。そのため、請求側と受取側の経理事情をふまえて、あらかじめ請求先と相談しておくことが大事です。

(4)請求内容

取引した商品・サービスの内容・数量を記載します。商品名・サービス名や数量を具体的に記載する必要があります。

なお、請求内容の書き方は請求先にあらかじめ確認しましょう。企業によって、具体的な請求内容は備考欄に記載するといったルールを設けていることがあります。

(5)金額

請求する金額を記載します。金額を記載する際、各商品・サービスの単価を記載することで、請求額の根拠を示すことが可能です。

また、小計と消費税額を分けて記載することで、さらにわかりやすい請求書になります。

請求書への消費税の記載方法!表示義務やよくある間違いについて解説

(6)支払期限

支払期限を記載することは、請求先の支払い忘れや未払いなどトラブルを防ぐ役割があります。

支払期限は月末または翌月末に設定することが多いです。なお、支払期限を正確に示すためにも何年かまで記載するようにしましょう。

また、年末年始や祝日で金融機関が営業していないこともあります。その際、仕事納めの日に合わせるなど支払期限を設定する対応が必要です。

振込先記載時の注意点

請求書の振込先を記載する際の注意点を解説します。

(1)支店名等忘れずに記入する

振込先を記入する際、金融機関名以外に以下の情報を記載する必要があります。

  • 支店名
  • 口座種別
  • 口座番号
  • 口座名義

上記の情報が記載されていないと、受取側は請求金額を振り込むことができません。請求書を送付する前に、記載されているかどうか必ずチェックするようにしましょう。

(2)口座名義はカタカナで書く

口座名義はカタカナで記載しましょう。

金融機関窓口で振込の手続きを行う際、カタカナで口座名義を記入することを求められるためです。

スムーズなやり取りにするためにも、口座名義はカタカナで正確に記載することが大切です。

(3)振込手数料はどちらが負担するか明確にする

請求側・受取側のどちらが振込手数料を負担するかに関して、法的な決まりは特にありません。しかし、請求書の受取側が振込手数料を負担するのが一般的です。

一方で、請求側に振込手数料の負担を求める企業もあります。そのため、請求書を作成する前に双方で相談し、どちらが振込手数料を負担するかを決めておくとトラブルを防げます。

また、受取側に振込手数料の負担を依頼する場合は備考欄に「お振込手数料は御社負担にてお願いいたします。」と一言添えましょう。

請求書発行に必要な記載項目一覧!書き方・送り方も合わせて解説

請求書作成にあたり必要なもの

請求書を作成する際に必要なものを紹介します。

(1)請求書のテンプレート

請求書のテンプレートは、フォーマット・ひな形のことです。フォーマットを用意しておくことで、スムーズに請求書を作成できます。

ExcelやWordを用いてフォーマットを作成することが可能です。また、近年はあらかじめ用意されているテンプレートに沿って請求書を作成できるクラウドサービスもあります。

テンプレート作成にかかる手間や料金を考慮したうえで、自社に合った方法で用意しましょう。

(2)封筒

封筒は請求書を送付する際に必要です。

封筒のサイズに規定はありません。しかし、請求書はA4用紙で作成される場合がほとんどなので、3つ折りにすると入る長形3号が使用されることが多いです。

また、ノリやテープがついている封筒を使用すると、封をする手間が省けます。

請求書の発行日と発行するタイミングについて!よくある疑問を解説!

(3)請求書在中のスタンプ

請求書在中のスタンプは必須ではありません。しかし、請求書在中のスタンプがあることで受取側が封を開けずに中身を把握できるようになります。受取側のためにもスタンプを押すことをおすすめします。

なお、請求書在中のスタンプがない場合は手書きでも問題ありません。文字色も決まりはなく赤が多いですが、赤字を想起させるため青が無難です。

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(4)送付状

送付状のフォーマットに規定はなく、挨拶文と請求書の簡単な要約を記載します。

送付状は必須ではありませんが、ビジネスマナーとして同封することがほとんどです。また、メールで請求書を送る場合はメール文が送付状の代わりになるので不要です。

(5)切手

請求書を郵送する場合、封筒に切手を貼ります。

切手の金額は、送付する書類の重量に合わせて準備しましょう。なお、請求書と送付状それぞれ1枚ずつの場合、2022年8月現在は84円切手で問題ありません。

一方で、書類の重量や切手の金額がわからない場合は、郵便局窓口に封をした書類を持参すると計量してもらい送付に必要な金額の切手を貼りましょう。

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トラブルが起きないように振込先をきちんと明記しよう

本記事では、請求書に必要な振込先の記載方法を解説しました。

請求書の書き方に明確なルールはありませんが、受取側のことを考えて請求内容がわかりやすく会計処理がスムーズに行われる工夫が必要です。

請求書を作成する際は本記事を参考にして、トラブルが起きないように振込先をしっかり明記しましょう。

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