テレワークで感じるよくある悩み13選!在宅勤務の困りごとの解決法も紹介

記事更新日:2022/10/04

テレワーク

子供の面倒を見ながらテレワークする男性

テレワークが普及し、ワークライフバランスの向上を実感する人が増える一方で、テレワークによる悩みに頭を抱える人も少なくありません。本記事では、テレワークで感じるよくある悩み13つを解決法と合わせて紹介します。問題解決の参考としてぜひお役立てください。

テレワークで感じるよくある悩み13選

テレワークは通勤時間の削減や通勤ストレスの軽減など、さまざまなメリットがありますが、テレワークならではの悩みも多く存在するようです。そこで、テレワークでよくある悩みについて、1つずつみていきましょう。

1.家族の声や生活音で集中できない

テレワークでは、多くの労働者が自宅を勤務場所にしています。しかし、家族と同居していると、テレワークにおいて以下のような問題が生じます。

  • 休日と同じように話しかけられる
  • 仕事中に家事を頼まれる
  • 家族の生活音がうるさい
  • 子どもの世話をしながらの作業になってしまう
  • 夫婦でテレワークのため、オンライン会議の声が気になる

このように、普段の生活空間でテレワークをする場合、どうしても仕事に集中しにくく、業務効率が低下する可能性があるのです。

2.コミュニケーションの機会が減ってしまう

出社していれば、ちょっとした困りごとも気軽に相談しやすく、オフィスですれ違いざまに何気ないコミュニケーションが発生することもあります。

顧客との対話も、テレワークにより、ぐっと減ってしまったと感じている人も多いのではないでしょうか。テレワークでは、ちょっとした質問や相談であってもメールやチャットもしくは、電話やオンライン会議ツールで行うことになります。

そのため、テキストでは伝えにくいことや些細な不明点については、相談を躊躇してしまいがちです。その背景には、相手の様子が分からないので、仕事を中断させてしまう電話やオンライン会議は頼みにくいといった理由もあるでしょう。

また、出社していれば休憩時間やランチなどで雑談をする機会があります。しかし、テレワークでは雑談することがほとんどなくなるため、悩みを打ち明けにくかったり、情報共有がうまくいかず社内で情報格差が生まれたりしてしまうのです。

3.集中力やモチベーションが続かない

自宅は、普段の生活空間であり、周囲の目もないことから、趣味のものが目に入ったり、ついついSNSをチェックしてしまったりと、集中力が続かない傾向があります。

また、出社していれば周りで働く上司や同僚の姿に、やる気が引き立てられることもありますが、テレワークでは、仲間に触発されることもないため、モチベーションを維持をするための工夫や努力が必要になるでしょう。

リラックスしながら仕事ができるのは、悪いことではありませんが、誘惑が多く、普段と異なる労働環境であることから、集中し続けることが困難であるのも事実です。

4.自宅ではできない業務や会議がある

テレワークを導入する企業が増えたことで、夫婦でテレワークをしているご家庭も増えています。しかし内容によっては、たとえ家族であっても部外者に見聞きされてはいけない会議や業務もあるでしょう。

それぞれに個室のワークスペースが確保できる住環境であれば問題ありませんが、ほとんどの場合、自宅でそのような環境を整えるのは困難です。そのようなケースでは、家族のどちらかが理想的ではない仕事環境を強いられることも多く、不満を抱えることになってしまいます。

5.仕事に適した環境が整っていない

オフィスでは社員それぞれにデスクやイスが用意され、快適な通信環境のもとで仕事に集中できます。しかし、自宅はそもそも生活空間であるため、必ずしも仕事に適した環境が整っているわけではありません。

実際に、リビングのローテーブルで仕事をしている人も多く、腰痛や肩こりなどの健康被害を引き起こす要因の一つになっていると考えられています。

また、オフィスであればパソコンにくわえ、モニターが用意されていることもあるでしょう。しかし、テレワークの際はノートパソコン一つで作業することがほとんどで、作業効率が悪いと感じる人が多いようです。

6.十分な通信環境ではない

自宅の通信環境がオフィスに劣ることは珍しくありません。通信環境が悪いと、データの読み込みが遅くなったり、オンライン会議で画面が途切れてしまったりします。このような状況下では、作業効率が低下するだけでなく、仕事に対するストレスが増大する恐れもあります。

また、家族が同時にオンライン会議をしたり、回線が混みあう時間帯などは、通信環境がさらに悪化することもあるでしょう。テレワークにおける自宅の通信環境の悪さは、仕事にも影響を及ぼしているのです。

7.パソコン性能により効率が低下する

新型コロナウイルス感染症拡大への「一時的な対応策」としてテレワークを導入している企業のなかには、会社から貸与されたパソコンではなく、自分のパソコンを使っているという人もいるでしょう。その場合、パソコンの種類・性能によっては、作業効率を低下させることもあります。

また、自前のパソコンを使う場合、人によって作業環境が異なることになるため、教える・説明するなどの情報共有が非効率になりがちです。そのため、社内で生産性の度合いに幅ができてしまう可能性があるのです。

8.オンオフの切り替えができない

オンオフの切り替えの難しさも自宅で働くテレワークならではの悩みです。

自宅にいると休日を過ごしているような感覚が抜けず集中力が続かない「オン」の難しさがある一方で、つい長時間労働になってしまう、常に仕事のことが気になりリラックスできないといった「オフ」の悩みもあります。

業務効率の低下はもちろんのこと、これらは深刻なストレスにつながってしまう悩みでもあるため、早急に解決するための工夫が求められるでしょう。

9.運動不足と間食による体重の増加

通勤や仕事のための移動がなくなったことで、運動不足を感じる人もいます。

テレワークでは、デスクワークだけでなく、これまでは社内の会議室や取引先を訪問して行っていたミーティングも全てオンラインツールを使用することになるため、まさに「座りっぱなし」の状況になってしまいます。

また、お菓子などの食料が常に周囲にあることから間食が増え、体重が増加したという人も多いようです。

10.水道光熱費・通信費の負担が増える

普段、オフィスへ出勤している時間帯は、自宅の光熱費が発生することはありません。しかし、テレワークで一日中自宅にいるとなると、エアコンや照明などの電気代、水回りの使用による水道代、通信費など、これまでかからなかったコストが発生します。

そのため、当然ながら水道光熱費・通信費は高くなるでしょう。会社からテレワークに対する手当や補助金があればよいものの、そういった制度がなければ全て自己負担となってしまいます。

11.隣近所の生活音が気になる

普段の生活では気にならなかった、近所の生活音や住民同士の会話、学校のチャイムなどの近隣の音も、仕事中は気になってしまうことがあるようです。

特に、マンションやアパートなどの集合住宅は、上下階や左右の生活音に悩まされることも珍しくはないでしょう。オフィスビルとは異なる環境は、人によっては大きなストレスとなってしまいます。

12.オンライン会議で部屋が映ってしまう

自宅でオンライン会議をする場合、背景を設定しておかないと、自宅が映り込んでしまいます。背景を設定していても、動いた瞬間に背景が途切れて部屋の様子が映ることもあり、自宅が晒されてしまうことに対しては、強い抵抗感を覚える人もいるでしょう。

また、ワークスペースによっては、会議中に家族が映り込んでしまい、気まずい思いをすることもあるかもしれません。特に、重要度の高い商談などの場では、このような状況は、相手を不快にさせる可能性もあるため注意が必要です。

13.業務効率の低下による残業の増加

テレワークでは、コミュニケーション頻度の低下により業務効率が下がる、オンオフの切り替えができずダラダラ働いてしまうなどの理由から、残業が増えることも少なくないようです。

社内におけるコミュニケーションが円滑でなければ、生産性が下がるだけでなく、連携できていないことによるミスやトラブルが発生しやすくなる恐れもあります。

また、会社側もテレワーク中の社員の勤怠はリアルタイムでの把握が難しいことから、業務の遅れや長時間労働の常態化に気づけずに、対応が遅れてしまう状況に陥ることも考えられるでしょう。

テレワークの悩みを解決する方法

次にテレワークにおける悩みについて、企業側と社員側の2つの視点から、解決方法をご紹介します。

コミュニケーションツールを導入する

▼解決される課題

  • コミュニケーションの機会が減ってしまう

テレワーク中の社内のコミュニケーションを活性化させるには、ビジネスチャットやバーチャルオフィスツールなどのコミュニケーションを支援するツールの導入がおすすめです。

例えば、ビジネスチャットツールであれば、メールよりも気軽にSNSのような感覚で利用でき、スピーディーなやり取りができるでしょう。

また、フロアマップやアバターなどで仮想のオフィスを再現するバーチャルオフィスツールは、テレワークであっても、オフィスで一緒に働いているような一体感を得られるため、コミュニケーションが活性化されるだけでなく、テレワークによる孤独感の緩和にもつながります。

テレワーク環境を整える支援策を用意する

▼解決される課題

  • 仕事に適した環境が整っていない
  • 十分な通信環境ではない
  • パソコン性能により効率が低下する

自宅でのテレワーク環境の整備は、社員自身の自助努力が必要ですが、企業のサポートも必要です。仕事に必要な機材やより良い仕事環境を実現するために必要なコストには、支援制度を設けるなどのサポートが必要でしょう。

特に、必ず増えることになる水道光熱費に関する負担は、企業側が支援策を準備しないままでいることが、ゆくゆくは社員の大きな不満となることが予想されます。テレワーク環境の整備を「社員まかせ」にしない相互の工夫が求められます。

専用ワークスペースを確保する

▼解決される課題

  • 家族の声や生活音で集中できない
  • 集中力やモチベーションが続かない
  • 自宅ではできない業務や会議がある
  • オンライン会議で部屋が映ってしまう
  • 隣近所の生活音が気になる
  • 業務効率の低下による残業の増加

専用ワークスペースの確保は、テレワークにおける多くの悩みを解消してくれます。ただし、仕事専用の部屋を準備するのは、住環境によっては不可能なこともあるでしょう。

その場合は、リビングの一角に仕事専用のデスクを置き、つい立てで区切るなど、スペースを確保するだけでも十分です。生活空間と一線を引くための、ちょっとした工夫をするだけでもテレワークにおける業務効率は大きく改善します。

業務の合間にストレッチなどで身体を動かす

▼解決される課題

  • 集中力やモチベーションが続かない
  • 運動不足と間食による体重の増加

テレワークでは体を動かす機会が格段に減り、座り姿勢が長時間続くことで腰痛や肩こりなどの健康被害が起きやすくなってしまいます。

そのため、定期的に立ったり背伸びをしたりするなど、身体を動かす習慣を身につけましょう。ストレッチなどは、集中力を高めるための気分転換の役割も期待できます。

また、高さが変えられるデスクを選び、1日のうちでスタンディングワークを取り入れる時間を作るのもおすすめです。

作業時間を決めておく

▼解決される課題

  • 業務効率の低下による残業の増加
  • オンオフの切り替えができない

テレワークではオンオフの切り替えが難しく、ダラダラと長時間労働になることも少なくありません。たとえフレックスタイム制であっても出勤・退勤については、出社時と同様に自分なりのルールを定め、規則正しい生活習慣を心がけてください。

作業時間の設定は、時間の意識や「何時までに終わらせる」といった目標にもなり得ます。「どのタスクにどれくらいの時間をかけてよいか」を明確にしておけば、取り組むべき業務に迷うことなく、集中して取り組めるでしょう。

テレワークの導入により得られるメリットや効果

テレワークならではの悩みはあるものの、もちろんテレワークによるメリットや効果もあります。

企業イメージの向上

テレワークは、多様な働き方の受け入れやワークライフバランス向上のための取り組みとして、国が積極的な導入を推奨する働き方でもあります。

そのため、テレワークの導入は、ライフスタイルの多様化や社会の変化に合わせて働き方改革を行う企業であることのアピールとなり、また、社員のワークライフバランスを重視する企業としても、企業イメージの向上が期待できるでしょう。

生産性の改善

テレワーク導入にあたっては、ITツールを活用した業務フローの見直しが行われることがほとんどです。ITツールの活用は、業務の自動化や効率化を支援し、手作業の業務工程を削減してくれます。

そして、業務フローを見直すことで、不要な業務工程が発見できるかもしれません。テレワーク導入後のITツールの活用だけでなく、導入に向けたステップの中でも、生産性の改善が期待できるのです。

人材の離職防止

オフィスへの出社・定時勤務を原則とするワークスタイルは、特に育児や介護など個人の事情を抱える社員にとっては、仕事と家庭の両立が難しいものです。その結果、離職する人も少なくありません。

しかし、テレワークであれば、通勤時間の削減などから、ワークライフバランスが取りやすくなります。そのため、家庭の事情などのやむを得ない理由で、優秀な人材が流出してしまうことを防げます。

また、オフィス出社が必要なくなれば、求職者の居住地によることなく、全国各地、あるいは、海外からも人材を採用することが可能となります。テレワークのような多様な働き方を提供することで、人材の離職防止や人材活用の幅も増えるでしょう。

コストの削減

本格的にテレワークを導入するとなれば、オフィススペースを必要最低限な人さと設備に縮小することもできます。

光熱費、社員の通勤にかかる交通費のほか、オフィスの賃料は多くの企業にとっての小さくないコストであるはずです。そのため、オフィス縮小が実施できれば、大幅なコスト削減につながるでしょう。

もちろん、テレワークを導入するにあたっては、環境整備やITツールの導入など、発生するコストもあるため、長期的な視点でコストを精査する必要があります。

有効なBCP対策となり得る

社員が分散して働くことになるテレワークは、結果として、有効なBCP対策にもなります。BCPとは、自然災害や事故・事件など、予期せぬ緊急事態が発生した際にも、企業が中核となる事業を継続するための対策を意味しています。

例えば、全社員が一ヶ所のオフィスに出社することを前提としている場合、台風の上陸などにより、その地域が被災した場合は、業務が全て一気に停止してしまうことになります。

しかし、テレワークであれば自宅での業務が可能であること、社員の居住地が分散していることなどから、このような非常時でも業務を継続できる可能性が高まるのです。

テレワークの悩みを解消することは快適な働き方につながる

よりよい働き方を目指して導入されるテレワークですが、テレワークならではの悩みや問題があることも事実です。問題の解消には、社員自身の工夫や努力も必要ですが、ツールの導入や支援制度の新設など、企業がそれらをサポートする環境を整えることも必要でしょう。

テレワークによる多くのメリットを享受できるよう、社員と企業がそれぞれに課題に対する理解を深め、協力して解決策を講じていくことが大切です。

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