テレワーク時の背景はどうする?バーチャル背景やカーテンを選ぶコツ
テレワーク時に使用するWEB会議の背景には、思いのほか個々のプライベートなどが映し出されるものです。本記事ではテレワーク時の「背景」について、バーチャル背景や名刺情報の入った背景など、ビジネスシーンに最適な背景について紹介します。無料で使えるサイトも掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
テレワーク中の「背景」をビジネスモードにする方法
テレワーク時のWEB会議で、モニターに映る相手の背景が気になったことはないでしょうか。
部屋が散らかっていたり、業務にふさわしくないと感じる背景を目にすると気にもなりますし、悪印象により、仕事での信頼を得られないこともあるかもしれません。
背景にも配慮し、WEB会議の参加者に失礼のないよう周囲を整えておくことは、テレワークが一般的になった今の時代、ビジネスマナーのひとつともいえるでしょう。
ここでは、テレワーク時のWEB会議にふさわしい背景について解説します。
(1)壁を背景にする
部屋の壁側が背景となるように、WEB会議の際のポジションを工夫する人は多いのではないでしょうか。
その際の壁紙は、できれば派手なデザインではないシンプルなものの方が、好印象を与えることができます。また、雑多な印象を与える家具やポスター、飾り物などがモニターに映らないよう気を付けましょう。
(2)カーテンを背景にする
壁を背景にするスペースの確保が難しい時や、壁のデザインなどがテレワークに不向きと感じる場合には、カーテンを背景にするのも良いでしょう。
この時のカーテンも、WEB会議というビジネスシーンになじむシンプルなものがおすすめです。また、太陽光などの外光を多く通してしまうと、逆光でモニターの映りに影響を与えてしまう可能性があります。
テレワークで頻繁にWEB会議を行うようであれば、シンプルで遮光性が高いものを選ぶようにしてください。
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(3)バーチャル背景を利用する
外出先でWEB会議に参加する際は、プライベートな空間を確保できないケースもあります。そのような場合には、バーチャル背景を利用することをおすすめします。
バーチャル背景とは、WEB会議の背景に任意で設定できる画像や動画のことで、ZOOMやMicrosoft TeamsなどのWEB会議ツールでは、無料でダウンロードすることもできます。
テンプレートは、海や空といった自然の背景から、洗練されたオフィスの背景など多種多様なデザインが用意されているため、場面によって背景を使い分けることも可能です。
カジュアルなビジネスシーンでは、背景を自己紹介などのコミュニケーションのきっかけにするのも良いでしょう。
(4)背景をぼかしてしまう
とりあえず背景は見せたくないし、バーチャル背景を用意する時間もない場合は、背景をぼかす方法もあります。
背景をぼんやりさせることで、相手が背景が気になって話に集中できないことや、ビジネスにふさわしくないと不快に感じられてしまうこともなくなるでしょう。
(5)パーテーションやロールスクリーンを背景にする
WEB会議の背景として、パーテーションやロールスクリーンを仕切りや目隠し代わりに使うという選択肢もあります。
いずれも「使う時だけ出す」ことができるため、住環境の事情から仕事専用のスペースが確保しにくい場合などに非常に便利です。
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バーチャル背景やカーテンを選ぶコツ
テレワーク時のWEB会議で使用する背景は、バーチャル背景やカーテンをビジネスシーンに合ったものにすることで違和感のない背景にすることができます。
ここではWEB会議に適したバーチャル背景やカーテンを選ぶコツとポイントを解説します。
(1)ビジネスシーンを意識してくだけた雰囲気のものにしない
バーチャル背景やカーテンを選択する場合は、あくまでもビジネスシーンであることを意識することが大切です。あまりにもカジュアルすぎる雰囲気やデザインの背景は避けるようにしましょう。
ただし、取引先とのオンライン飲み会などであれば、好きなキャラクターや趣味が伝わるような背景が、話題のきっかけになることもあります。
そのため、カジュアルな背景が一律にダメというわけではありません。重要なのは、場面に合ったデザインを選ぶことですので、その点にご注意ください。
(2)服の色と同じものにしない
背景選びでは、色のバランスにも配慮が必要です。特に、背景と同色の服を着てしまうと、同化して見えにくくなってしまうことがあります。
バーチャル背景やカーテンと同色にならないよう、コントラストに注意して選ぶようにしましょう。
(3)名刺情報を入れたバーチャル背景
他部署や顧客とのWEB会議におすすめのバーチャル背景に自分の名刺情報を入れる方法があります。
会社名や名前はもちろん部署、役職、連絡先などが網羅されており、自己紹介も兼ねたビジネスシーンに打ってつけの背景ともいえるでしょう。
また、バーチャル背景への名刺情報の記載は、初めて取引する商談相手とWEB会議を実施するにあたって、「名前を早期に覚えてもらう」といったプラスの効果も期待できます。
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(4)主張が強い背景は避ける
バーチャル背景は、一般的に派手な模様やカラーなどの主張が強いデザインは避けた方が無難といえます。WEB会議は、あくまでもビジネスにおけるコミュニケーションの手段であり、参加する当人同士が主役です。
美しくカラフルなデザインは、長時間に渡るWEB会議においては、時に目を疲れさせてしまう原因にもなってしまいます。「ビジネスの邪魔」にならないよう、配慮した上で選ぶようにしてください。
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テレワークにおすすめのバーチャル背景サイト5選
バーチャル背景は、無料のテンプレートを提供しているサイトが多数あります。これらのサイトから、イメージに合ったバーチャル背景を探し出すこともできるはずです。
ここでは、おすすめの以下5サイトをピックアップしましたので参考にしてみてください。
- SPACEMARKET
- Pixabay
- Canva
- Shutter Stock
- Unsplash
(1)SPACEMARKET
主にレンタルスペースサービスを展開する「SPACEMARKET」では、レンタルスペースの画像をバーチャル背景として使えるサービスも提供しています。
バーチャル背景のデザインは、都会的な雰囲気の背景から、ユニークな空間のものまで幅広く、さらにはこれらの空間はすべて実際にレンタルできるスペースであることが特徴です。
そのため、気に入った背景のスペースを実際に訪れて、テレワークをしたり、プライベートを過ごしたりすることも可能です。
(2)Pixabay
「Pixabay」は、創作に意欲的なコミュニティで、2500万点以上もの著作権フリーの素材を提供しているサイトです。
多種多様なフリー素材が用意されているので、ビジネスシーンで使用するバーチャル背景にふさわしい画像を見つけ出すことができるでしょう。
画像の数が多いとセレクトが大変なイメージを持ちますが、便利な検索機能が付いているので、自分が求める画像を探しやすいこともこのサイトの魅力です。
(3)Canva
「Canva」は、オーストラリア発の無料で使えるグラフィックデザインツールです。
オリジナルのバーチャル背景をデザインできるのはもちろんのこと、世界中のデザイナーが作成したデザインが無料で公開されているため、ひと味違ったバーチャル背景をセレクトすることができます。
(4)Shutter Stock
「Shutter Stock」は、無料から有料まで多数の画像を提供するサービスを展開しています。
バーチャル背景も、会員登録などの手間なく、「無料パック」にて複数の画像を一気にダウンロードすることができます。
また、WEB会議などのビジネスシーンでも利用できそうなオーソドックスな背景も多いので、バーチャル背景選びに迷った時は、まずはこのサイトを活用すると良いでしょう。
(5)Unsplash
「Unsplash」は、200万点以上の無料画像を提供するサイトです。例えば「office」のキーワードで検索すると、ビジネスシーンでも使えそうな背景画像が多くヒットします。
シンプルかつスタイリッシュな背景も多数保有しており、シーンに合わせたバーチャル背景を選ぶことができるでしょう。
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名刺入りのバーチャル背景を作れるサイト4選
名刺情報の入ったバーチャル背景は、自分で作成することも可能です。
バーチャル背景を自分で作るとなると、難しそうな印象を抱きますが、実際にはさほど難易度の高い作業ではありません。
ここでは名刺情報入りのバーチャル背景が作成できる、おすすめのサイトを4つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
(1)バーチャル名刺背景ジェネレーター
「バーチャル名刺背景ジェネレーター」は、株式会社キッズプレートが提供するサービスです。
背景作成の手順は、まずベースとなる背景を選択し、名刺情報(会社名、部署名、役職、名前、連絡先など)を入力するだけ、と非常に簡単です。
なおこのツールには、オンライン名刺機能も搭載されているため、QRコードを設定し、相手方に読み取ってもらうことで連絡先の交換もスムーズに行えます。
(2)zoome
「zoome」は、株式会社クリップが提供する名刺入りの背景が作成できるツールです。編集ページにて必要な情報を入力することで簡単に名刺情報入りの背景が作成できます。
また、カスタマイズオーダーでは、「自社ロゴを入れたい」といった要望も叶えてくれるため、オリジナルのバーチャル背景を作りたい人にはこのサービスがおすすめです。
(3)Eight
「Eight」は、Sansan株式会社が提供する無料の名刺管理アプリです。
登録した名刺情報は、バーチャル背景へ自動的に反映することが可能なほか、QRコードの表示により、WEB会議時の名刺交換をスムーズに行うことができます。
さらには、アプリ上でつながった相手が名刺情報を変更した際に通知が届く機能もあり、名刺を通じたコミュニケーションの活性化が期待できます。
(4)VBM
「VBM」は、株式会社オンデマが提供するバーチャル背景専用の名刺画像作成ツールです。
このツールを使えば、名刺代わりにもできるバーチャル背景を簡単な操作で作成することができます。しかも無料で作成できるので、興味があればぜひ挑戦してみましょう。
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ビジネスに適したテレワーク時の背景を選ぶこと
今回は、WEB会議で使用する背景の選び方について解説しました。
背景選びのコツは、あくまでビジネスシーンにふさわしいものであるかを前提とした上で、「商談」「カジュアルな社内ミーティング」「オンライン飲み会」など、オンラインワークのシチュエーションにあったデザインを選ぶ点にあります。
ここでご紹介した選び方のポイントを押さえておけば、背景をコミュニケーション手段の一つとして活用することも可能です。印象に残る自己紹介や円滑な人間関係の構築により、ビジネスの成功へとつなげてみてはいかがでしょうか。
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