テレワークに必要なもの24選!必須の機器・便利アイテムを一覧で紹介!
近年増加しているテレワークはオフィスではなく自宅での作業となるため、必要な機器や揃えなければならないものはたくさんあります。そこで本記事では、そんなテレワーク環境に必要なものについて、必須の機器など詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
テレワークとは?
テレワークとは、本拠地のオフィス以外の場所で、通信ネットワークを活用して仕事をする働き方のことです。自宅で働く在宅勤務、移動中や外出先で働くモバイル勤務、本拠地ではないオフィスで働くサテライトオフィス勤務などが含まれます。
近年、新型コロナウイルス感染防止や、社員のワーク・ライフ・バランスを改善するため、テレワークを導入する企業が増加しています。テレワークにより在宅勤務となる社員が多いため、ワークスペースの確保や働きやすい環境づくりが大切です。
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テレワークを行うために必須の機器や設備
テレワークを実施するうえで、まずは社員が自宅で働ける環境を整えなければなりません。どんな社員でも平等に作業ができるように、企業側で事前に準備することが大切です。
ここでは、テレワークを行うために必須の機器や設備について解説します。
インターネット環境
テレワークではインターネット環境がなければパソコンでのオンライン作業ができなくなるため、ネットで調べたりオンライン会議をすることができません。
また、ネット環境が整っている場合でも回線が遅いと作業がスムーズにできなくなるため、回線が安定しており通信速度が早いものを選びましょう。
パソコン
テレワークをするうえで、業務用のパソコンは必要不可欠です。パソコンがなければ、業務を進められないだけではなく、社内のコミュニケーションや取引先とのやりとりにも支障が出ます。
近年は、スマートフォンの普及によりそもそもパソコンを持っていないケースが増えています。また、私用のパソコンでは業務に使えるレベルのスペックがないことも多く、セキュリティ面でも不安が残ります。業務に適したパソコンを会社側から貸与するようにしましょう。
ソフトウェア・ITツール
テレワークの際もオフィス勤務のときと同じように働けるように、業務上必要なソフトウェアやITツールの導入が必要です。また、社内の機密情報を守るためのセキュリティツールの導入もするべきでしょう。
具体的には、社内のコミュニケーションを円滑にするコミュニケーションツール、オフィス勤務と変わらない業務ができるソフトウェア、社員の勤務状況を把握する勤怠管理ツール、情報漏えいを防ぐセキュリティ対策ソフトなどがあげられます。
ソフトウェアやITツール選びは作業効率の向上や社内情報を守るうえで重要です。予算や目的に応じて、社内で統一したものを導入するようにしましょう。
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テレワークで快適なパソコン周りを実現するために必要なもの
自宅はオフィスのように働きやすい環境ではない場合が多く、長時間のデスクワークで疲労やストレスが溜まりがちです。そのため、パソコン周りを整備し、快適に働ける環境づくりが大切です。
ここでは、テレワークで快適なパソコン周りを実現するために必要なものについて解説します。
デスクや椅子
テレワークは、長時間座ったままのデスクワークが中心です。しかし、自宅はオフィスと違い、長時間のデスクワークに適した環境が整っていない場合が多くあります。
在宅勤務が中心となる場合は、資料やパソコンなどを広げられる専用のデスクがあるといいでしょう。作業スペースを十分に確保することで、業務の効率化にもつながります。
また、長時間座りっぱなしの作業に適した椅子も用意する必要があります。長時間座っても疲れにくいクッション性があり、快適に座り続けられる通気性の良いオフィスチェアがおすすめです。
業務に適したデスクや椅子を用意することで、業務の効率化や心身の負担軽減につながります。
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ノートパソコンスタンド
ノートパソコンでテレワークをおこなう場合は、ノートパソコンスタンドがあると便利です。ノートパソコンはキーボードと画面がつながっているため、視線が下がり、姿勢も悪くなりがちです。
画面やキーボードの高さと角度を調節できるノートパソコンスタンドを使うことで、疲れにくい姿勢で作業できます。また、デスク上のスペースを有効に使うことができ、使いやすい角度にキーボードを調節できるため、作業効率をあげられます。
デスクとノートパソコンを離して使用することで熱対策もできるので、強制終了や処理速度の低下など思わぬトラブルを予防する効果が期待できます。
プリンター
テレワークでも、紙の資料に直接メモを残したい場合や、レイアウトの確認など、資料を印刷したほうが仕事しやすいことがあります。また、紙の資料を郵送しなければならない場合もあるでしょう。
業務で資料を印刷することが多い場合は、プリンターを用意すると便利です。印刷コストの削減や社内情報を守るうえでも、自宅にプリンターがあると安心です。自宅にプリンターを用意することで必要な場面ですぐに印刷できるため、作業効率をあげられます。
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デュアルモニター
ノートパソコンの画面が小さくて作業しにくいと感じている場合は、デュアルモニターを導入するといいでしょう。大きな画面で作業できるようになるほか、モニターとノートパソコンで同時に違う画面を表示しながら作業できるため、仕事の効率が上がります。
デュアルモニターを導入する際は、アスペクト比が16:9のワイド型、21インチ以上のモデルを選ぶと作業領域が広く取れます。また、長時間画面を見ることになるため、目への負担が少ない液晶ディスプレイを選ぶのがおすすめです。
設置スペースや目的に合わせてデュアルモニターを設置することで、より働きやすい環境を整えられます。
キーボードやマウスなどの周辺機器
キーボードやマウスなどの周辺機器を揃えることで、より快適にテレワークでの業務を進められます。
数値を多く入力する場合はテンキー付きのキーボードが便利です。また、静音性の高いキーボードを選べば、パソコンのマイクからキーボードを離すことができ、ビデオ会議のときに打鍵音のノイズを減らすことができます。
タッチパッドではできない細かい作業が多い場合は、外付けのマウスを用意するといいでしょう。マウスのショートカットボタンを活用すれば、業務の効率化にもつながります。
業務の効率化だけではなく、身体の負担を軽減するキーボードやマウスもあるので、より仕事に集中できる環境を整えるようにしましょう。
モニターアーム
モニターアームは、モニターを見やすい位置に調節するための機器です。角度や高さを自在に調節することで視線を上げられるため、疲れにくい姿勢で作業できるようになります。また、モニターを浮かせて設置できるため、デスクを広く使えるのも魅力です。
ブルーライトカットメガネ
ブルーライトカットメガネは、パソコンのモニターから発せられるブルーライトを効果的にカットします。着用することで、画面の眩しさやチラつき、文字のぼやけを軽減し目の負担が軽くなります。また、頭痛や肩こりの軽減も期待できます。
長時間のパソコン作業で目の疲れや身体的疲労を感じる場合は、ブルーライトメガネの着用がおすすめです。メーカーごとに豊富なデザインが展開されており、ブルーライトカット率もさまざまなので、自分に合ったブルーライトメガネが一つあると便利です。
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テレワーク環境をより快適にするために必要なもの
テレワーク環境が整っているほど、快適に働くことができ、作業効率も上がります。自宅にはオフィスにはない誘惑も多く、より集中できる環境づくりが大切です。
ここでは、テレワーク環境をより快適にするための便利アイテムについて解説します。
ゲーミングチェア
ゲーミングチェアは、もともと長時間座ったままゲームをするプロゲーマーに向けて作られた椅子です。ヘッドレストやアームレストがついており、疲れにくい姿勢で座り続けられるバケットシートという形状のため、長時間座っても身体への負担を軽くできます。
似たような機能をもつオフィスチェアよりも安価で手に入れられるため、コスパに優れています。腰や背中をしっかりサポートしてくれるので、長時間のデスクワークにおすすめです。
スタンディングデスク
スタンディングデスクとは、立ったままデスクワークをするためのデスクです。椅子が不要なため、狭いスペースでも設置できます。
長時間座ったままの作業は健康リスクを高め、メンタルヘルスにも影響があります。心身の健康を保つためにも、スタンディングデスクの導入はおすすめです。また、立ち姿勢での仕事は、座り姿勢のときと違う筋肉や体幹を鍛えられます。
スタンディングデスクで仕事をすると集中力が高まり、眠気防止にもつながります。より集中して効率的に働ける環境を整えたい方におすすめです。
昇降式パソコンデスク
昇降式パソコンデスクは高さを調節でき、座り姿勢と立ち姿勢を切り替えられるデスクです。スタンディングデスクのためのスペースを新たに用意しなくても、既存のワークスペースで座り姿勢と立ち姿勢に切り替えられるのが魅力です。
高さの変更は手動式、電動式、ガス式のものがあり、より楽に高さを変えられるものほど価格が高い傾向があります。また、製品によって変えられる高さの幅が違うので、体格や好みに合わせて選ぶようにしましょう。
サイドテーブル
ワークスペースが限られる自宅では大きなデスクを設置できないことも多いでしょう。資料やスマホ、メモ帳など仕事中に使いたいアイテムをすべてデスクに置くと作業スペースを圧迫してしまいます。サイドテーブルを活用すれば、限られた範囲内に十分な作業スペースを確保できます。
折りたたみ式やキャスター付きなど、使わないときは収納できるものや高さ調節ができるものもあるので、好みや自宅の環境に合わせて選ぶのがおすすめです。
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プリンター収納
プリンターを自宅に設置する場合、本体以外にプリンター用紙やトナーなども近くに置くため、置き場所に困ることもあるでしょう。そのため、プリンターを収納できる棚があると便利です。
キャスター付きのものや、天板の高さを調節できるものは、使いたいとき以外は簡単に収納できます。スキャナー機能付きのものはプリンターの上にものを置かないようにするなど、プリンターの機能や使用頻度に合わせて収納するようにしましょう。
クッション
クッションを椅子の背もたれに置くと、身体に負担をかけにくい姿勢で座れるので疲れにくくなります。長時間のデスクワークでも腰への負担が軽くなるので、腰痛や肩こりに悩む方や姿勢が崩れやすい方におすすめです。
チェア用座布団
チェア用座布団を敷いて座ることでお尻への負担を軽くし、長時間座っていても疲れにくくなります。
長時間座る方は、身体に合わせて変形するウレタンなどの低反発素材がおすすめです。腰痛に悩む方は座面の固いものや高反発素材のものを選ぶといいでしょう。
チェアマット
自宅でキャスター付きの椅子を使う場合、チェアマットがあると安心です。
キャスターでフローリングが傷つくのを防ぐだけではなく、キャスターでの移動をスムーズにしてくれます。また、キャスターの音を軽減するので、集合住宅にお住まいの方は階下への騒音対策にもなります。
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パーテーション
パーテーションで作業スペースを区切ることで、仕事に関係のないものが視界に入らないようにできます。また、同居する家族がいる場合、家族の視線が気にならなくなるでしょう。さらに、パーテーションを置くことで、ビデオ会議の際に自宅の様子が映ってしまうことも防げます。
パーテーションでテレワーク専用のスペースを作ることで、仕事に集中できる環境を整えられます。
スキャナー
テレワークでは、データで書類をやりとりすることが増えます。自宅にスキャナーがあれば、手元の書類をデータ化して共有する際に便利です。
スキャンしたデータをクラウド上で管理すれば、ペーパーレス化にもつながります。テレワークでの業務を円滑にするために、企業全体で導入してもいいでしょう。
イヤホン
ビデオ会議中に周囲に会話が筒抜けになるのを防いだり、周囲の音を遮断して会話に集中するために、イヤホンがあると便利です。ノイズキャンセリングのものは生活音や周囲の会話をシャットアウトできるので、会議中だけではなく作業に集中したいときも使えます。
耳を塞がないタイプや、マイク機能が付いているタイプなどさまざまなタイプがあるので、好みに合わせて選ぶようにしましょう。
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テレワークでビデオ会議を快適にするために必要なもの
テレワークが広まったことで、ビデオ会議をおこなうことも増えました。より快適にビデオ会議をするために、コミュニケーションを円滑にするための工夫が大切です。
ここでは、テレワークでビデオ会議を快適にするために必要なものについて解説します。
ヘッドセット
ビデオ会議では、自分の発言を聞こえやすくし、相手の発言も聞き取りやすくするためにヘッドセットがあると便利です。特に、営業やコールセンター業務など顧客対応がメインとなる場合は、会話がスムーズにできるようにノイズの入りにくいヘッドセットがおすすめです。
ヘッドセットは会話を聞き取りやすくするだけではなく、会議の内容を周囲に漏らさないためにも必要です。ビデオ会議の質を上げるため、ヘッドセットを用意するようにしましょう。
マイク
パソコン内蔵のマイクは音質が悪かったり、タイピング音を拾ってしまったりして発言をうまく拾えない場合があります。その結果、うまく会話できず会議の進捗にも影響が出ます。
ビデオ会議を円滑に進めるために、パソコンにつなげる専用のマイクを用意するといいでしょう。中でも、一定の方向の音声を拾う単一指向性のマイクは周囲の雑音をカットするので、発言が聞こえやすくなり、会議をスムーズに進められます。
Webカメラ
ビデオ会議に参加する際に、パソコン内蔵のカメラの画質が気になる場合やデスクトップパソコンなどそもそもカメラが内蔵されていない場合は外付けのWebカメラがおすすめです。
高画質できれいに映したり、角度調整ができるので、映りを気にせず会議に参加できます。パソコンに引っかけて設置するクリップ式や、自立するスタンド式などさまざまなものがあるので、デスク環境や好みに合わせて選ぶようにしましょう。
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テレワークを外出先でも快適に行うために必要なもの
テレワークは環境さえ整えば、自宅以外でも自由に働けることが魅力です。しかし、外出先によっては働きにくい環境の場合もあります。移動中や外回りの合間など外出先での仕事が多い場合は、外出先でも快適に働ける環境を整えるようにしましょう。
ここでは、テレワークを外出先でも快適におこなうために必要なものについて解説します。
モバイルWi-Fi
外出先での作業が多い場合は、モバイルWi-Fiは必要不可欠です。カフェなどフリーWi-Fiが使える場所もありますが、セキュリティ面に不安が残ります。また、時間制限があったり、回線が不安定だったりするため、モバイルWi-Fiを持ち歩くと安心です。
また、ポケットWi-Fiは工事不要であるため、契約から数日で使用できます。コンパクトで持ち運びもしやすいので、どこでも快適に仕事を進められます。
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モバイルバッテリー
外出先でパソコンを利用することが多いと、電池の消費量が気になるでしょう。コンセントが使えない場所も多いため、モバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーを選ぶ際は、使用するノートパソコンに対応しているか確認しましょう。また、外出先での作業量に合わせて、電池容量の多いパソコン専用のモバイルバッテリーを選ぶのがおすすめです。
モバイルディスプレイ
モバイルディスプレイはコンパクトなサイズ感で外出先にも持ち運びがしやすいのが大きな特徴です。設置に場所も取らないため、外出先はもちろん、自宅で大きなディスプレイを設置できない人にもおすすめできます。
4K・フルHDDに対応している機種やサイズ感も様々ななので、自身に適した種類のものを選ぶようにしましょう。
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快適なテレワークを続けるために意識すること
テレワークに必要なものを揃えても業務に集中できないケースもあります。快適にテレワークをする上でどのように仕事に取り組むのか、何点か意識しておくのが重要です。
積極的なコミュニケーションを心がける
テレワークではオフィス勤務と比べて社員間のコミュニケーション機会は少なくなります。コミュニケーション機会が減ってしまうと、孤独を感じてしまったり、仕事効率が悪くなったりと様々なリスクが発生するので注意が必要です。
そのため、業務内・終業後などに自発的にコミュニケーションする機会を設けて積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。
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意識的に休憩を取る
テレワークでは休憩時間を自分で決めなければならないため、場合によっては休憩せずに仕事をし続けてしまうこともあります。
しかし、適度に休憩を取らないと仕事への集中力が続かずに仕事への集中力が下がってしまうリスクがあるので注意が必要です。時間を定めてしっかりと休憩時間をとるようにしましょう。
仕事のオンオフをはっきりとさせる
オフィスでは周りの目があり適度な緊張感をもって集中力を保つことができますが、テレワークにおいては周りの目がないためにダラダラと仕事をしてしまいます。
メリハリがなくなってしまうと、仕事効率が下がり結果的に残業時間が増えてしまうでしょう。そのため、仕事のオンオフを明確にして仕事に取り組むのが大切です。
▷テレワークは当たり前になる?今後の変化と未来の働き方について
テレワークで必要なものを揃えて快適な作業環境を構築しよう
本記事では、テレワーク環境に必要なものについて解説しました。
テレワークはオフィスと違い、仕事に集中できる環境が整備されていないことが多く、場合によっては生産性が大きく下がってしまいます。社員の心身の健康を保ち、快適に働ける環境を整えることは、企業の発展を考えるうえで大切です。
テレワーク環境の整備は、業務用パソコンなど企業側から支給すべきアイテムと、より働きやすくするための便利アイテムがあります。今回ご紹介したテレワーク環境に必要なものを参考に、より働きやすい環境を整えましょう。
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