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【2024年最新】固定資産管理システムおすすめ12選比較|価格や選び方・無料製品も紹介

2023/08/22 2024/01/05

固定資産管理システム

固定資産管理システム

企業の規模が大きくなった際、増えた固定資産を正確に管理するには専用システムの導入が効果的です。本記事では、最新のおすすめ固定資産管理システム12選を比較します。システムの価格から選び方や無料製品まで紹介するので、利用時の判断材料に役立ててください。

固定資産とは

固定資産とは、企業が長期にわたって保有する資産や1年以上かけて現金化・費用化される資産のことです。ソフトウェアや特許権などの形がない「無形固定資産」と、土地や建物などの形がある「有形固定資産」が固定資産に含まれます。

企業は固定資産を適切に使用するだけでなく、正確な減価償却や固定資産税の算出を目的として固定資産の管理を行います。

固定資産管理システムとは?

固定資産管理システムとは、固定資産の管理業務を効率化するシステムです。

固定資産を適切に管理するにはさまざまな業務が発生するものの、すべての管理を手作業で行えば担当者の負担は大きく、適切な管理ができなくなる可能性があります。

しかし、固定資産管理システムを導入すれば、管理業務の複雑な工数を削減でき、税制改正にも自動で対応してくれるため迅速で正確な作業が可能です。

固定資産管理システムの機能

固定資産管理システムの基本機能は主に6つです。

  • 固定資産の一元管理
  • リース資産の管理
  • 固定資産台帳の作成・管理
  • 帳簿の出力
  • 税制改正対応
  • 会計ソフトとの連携

最低限の機能なので、固定資産管理システムを導入する際にはまず基本機能が入っているかを確認してください。

固定資産管理システムの選び方

ここでは、実際に固定資産管理システムの選び方を4つ紹介します。

  • クラウド型・オンプレミス型のどちらか
  • 他のシステムとの連携が可能か
  • 税制改正へすばやく対応できるか
  • 追加機能が充実しているか

今後、固定管理システムの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

クラウド型・オンプレミス型のどちらか

固定資産管理システムには、「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを以下の表にまとめました。それぞれを比較しながら、自社に最適な利用形態がどちらかを確認してください。

 クラウド型オンプレミス型
メリット
  • 初期費用を安く抑えられる
  • スムーズな導入が可能
  • 運用管理・保守はベンダーが行う
  • 登録後すぐに利用できる
  • 災害時でもデータがクラウド上にあるため影響を受けにくい
  • ランニングコストを抑えられる
  • 自由にカスタマイズできる
  • セキュリティ性に優れている
デメリット
  • ランニングコストが発生する
  • カスタマイズ性には優れていない
  • セキュリティ面に不安が残る
  • 初期費用が高額になる傾向がある
  • 導入までに数週間~数か月かかる
  • 社内ネットワークでしか利用できない
  • 災害時に影響を受けやすい

他のシステムとの連携が可能か

自社で導入している他のシステムがあれば、固定資産管理システムと連携できるかを確認しておきます。会計システムや購買管理システムなどと連携できれば、より作業の効率化が期待できます。

各システムのベンダーが異なると、システム連携が難しい場合があるため、導入済みのシステムと同じベンダーが固定資産管理システムを提供していないか確認することがおすすめです。

ただし、ベンダーが異なってもシステム連携が可能な場合もあるため、連携可能なシステムの種類の把握が大切です。

税制改正へすばやく対応できるか

税制は頻繁に改正されるため、適切な資産管理を行うにはその都度データを修正しなければなりません。しかし手作業での修正は時間や手間がかかり、税制に関する知識がなければ誤ったデータ修正を行う可能性があります。

そのため、税制改正へ自動的に対応してくれる固定資産管理システムの導入がおすすめです。税制改正に自動対応するシステムであれば、手作業で修正する時間や手間を削減できるうえ、正確な修正が期待できるため工数の削減にもつながります。

追加機能が充実しているか

固定資産管理システムには、標準搭載の機能と導入時もしくは導入後に追加できるオプション機能が提供されています。オプション機能が充実している固定資産管理システムであれば、自社仕様のシステムへとカスタマイズできるため、標準搭載の機能だけでなくオプション機能も必ず確認してください。

また、オプション機能を確認する際は、事前に自社が必要な機能やあると便利な機能を洗い出したうえで確認すると、比較しやすくなります。オプション機能の種類は、具体的にどのような機能なのか確認することが大切です。

【クラウド型】固定資産管理システムおすすめ6選比較

ここでは、おすすめのクラウド型固定資産管理システムを6つ紹介します。

1.freee固定資産

freee固定資産は、複雑な固定資産管理を会計からワンシステムで行える固定資産管理システムです。会計と一体型になっているため、常に仕訳と自動で紐づけてくれます。会計・税務・業務担当者など、複数人での管理が可能な点もポイントです。

提供元freee株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン

■年払い
プロフェッショナル:43,780円(税込)/月 ※52万5360円(税込)/年
エンタープライズ:要問い合わせ

■月払い
プロフェッショナル:52,536円(税込)/月
エンタープライズ:要問い合わせ

機能・特徴入出金管理などの基本的な記帳、債権債務管理、決算報告書の作成、経費精算、合算請求書・定期請求書、レポート機能、管理会計、ワークフロー、上場対応、メール・チャットサポート、電話サポートなど
URL公式サイト

2.マネーフォワード クラウド固定資産

マネーフォワード クラウド固定資産は、内部統制にも対応している固定資産管理システムです。複数の台帳を管理でき、日本基準とIFRSのどちらにも対応できます。

会計・税務といった経理部門の効率化はもちろん、IT部門・営業・現場職員など、固定資産管理業務に関わるすべての人の業務効率化が期待できる点も魅力です。

提供元株式会社マネーフォワード
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴複数人での管理、複数形式の台帳管理、固定資産台帳の管理、減価償却計算、仕訳の作成、償却資産税申告、キーワード検索・フィルタ検索、データ添付、コメント機能など
URL公式サイト

3.LanScope エンドポイントマネージャー Cat

LanScope エンドポイントマネージャーは、誰でも直感的に操作でき、シンプルで使いやすいレポート機能を搭載した固定資産管理システムです。メールやUSB経由でのデータ持ち出し操作が記録できるため、内部不正対策も行えます。

提供元エムオーテックス株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績20,000社以上(オンプレミス版導入社数)
機能・特徴IT資産管理、内部不正対策、外部脅威対策、ITマネジメントなど
URL公式サイト

4.固定資産奉行クラウド

固定資産奉行クラウドは、固定資産やリース資産を一元管理でき、二重入力・管理がなくなる固定資産管理システムです。償却額やリース料支払額などの自動計算も可能なため、資産台帳や申告書の作成にも役立ちます。複数拠点でデータを共有できる点も魅力のひとつです。

提供元株式会社オービックビジネスコンサルタント
初期費用iEシステム:無料
iAシステム:55,000円(税込)
iSシステム iA+リース資産・会計要件対応:77,000円(税込)
iSシステム リース資産・会計要件対応+資産数拡張:77,000円(税込)
料金プランiEシステム:5,225円(税込)/月 ※62,700円(税込)/年
iAシステム:16,225円(税込)/月 ※19万4700円(税込)/年
iSシステム iA+リース資産・会計要件対応:24,200円(税込)/月 ※29万400円(税込)/年
iSシステム リース資産・会計要件対応+資産数拡張:33,440円(税込)/月 ※40万400円(税込)/年
機能・特徴固定資産管理、固定資産管理資料、決算注記、固定資産税申告、電子申告、部門権限、帳票パターン権限、メニュー権限、資産承認、プログラム自動更新、サポートサービスなど
URL公式サイト

5.総合資産管理サービスA.S.P Neo 3.0

総合資産管理サービスA.S.P Neo 3.0は、税制・会計などの制度変更があった際でも、原則メンテナンスフリーの固定資産管理システムです。IFRSにも完全対応しており、大手金融機関や大手企業でも導入されています。

提供元三井住友ファイナンス&リース株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績1,600社以上
機能・特徴固定資産台帳、減価償却費計算、建設仮勘定、減損、リース資産管理、税務、帳票出力、外部システム連携、基盤機能など
URL公式サイト

6.Assetment Neo

Assetment Neoは、バーコード・QRコード・RFIDなどを活用した現物管理や社内資産管理の効率化に役立つ資産管理システムです。対応可能な資産の種類や用途は幅広く、それぞれの業務に合わせて機能を組み合わせながら利用できます。システムの活用支援も行ってくれるなど、サポート体制も充実しています。

提供元株式会社アセットメント
初期費用要問い合わせ
料金プランLight:40,000~60,000円/月
Standard:60,000~28万円
Enterprise:要問い合わせ
導入実績600社以上
機能・特徴資産情報、組織変更、廃棄、棚卸、利用者報告、ラベル印刷、リース・レンタル、貸出管理、構成管理、保守契約、修理点検、スマホ月額、図面、IT資産連携、ワークフロー、移動管理など
URL公式サイト

【オンプレミス型】固定資産管理システムおすすめ3選比較

ここからは、おすすめのオンプレミス型固定資産管理システムを3つ紹介します。

1.Galileopt DX

Galileopt DXは、複数簿価・複数償却計算の管理機能を搭載しており、税制改正にもスムーズな対応が行える固定資産管理システムです。システム標準の帳票以外に、自社仕様のレイアウトの帳票作成もできます。償却シミュレーション機能では、償却費や物件単位での配布計算が可能です。

提供元株式会社ミロク情報サービス
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴大量物件データ対応、フリーレイアウト帳票、複数簿価・複数償却費の計算に対応、ワークフローからの取得申請、償却シミュレーション機能、物件の詳細情報や異動履歴を管理など
URL公式サイト

2.ProPlus固定資産システム

ProPlus固定資産システムは、30年以上にわたって固定資産システム構築ビジネスで培われた経験をもとに開発されている固定資産管理システムです。設定できる科目は35種類と幅広く、IFRSなどの制度変更やテクノロジーの変化に合わせた迅速な対応も魅力です。

提供元株式会社大塚商会
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
導入実績3,300社以上
機能・特徴固定資産管理、リース資産管理、建設仮勘定管理、減損会計システム、棚卸サブシステムなど
URL公式サイト

3.Plaza-i固定資産システム

Plaza-i固定資産システムは、税制改正にいち早く対応し、上場企業・大手会計事務所・全国金融機関など、幅広い企業で利用されてきた固定資産管理システムです。セキュリティ性に優れたデータベースを利用しており、オンプレミス型だけでなくクラウド型での利用も選択できます。

提供元株式会社ビジネス・アソシエイツ
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴複数会社処理、複数会計基準対応、整合性の取れた共有データ、豊富な管理コードによる分析など
URL公式サイト

【無料】固定資産管理システムおすすめ3選比較

ここからは、おすすめの無料で利用できる固定資産管理システムを3つ紹介します。固定資産管理システムがどのようなものか知りたい方は、まずは無料で利用してみてください。

1.PCAクラウド固定資産

PCAクラウド固定資産は、2か月間の無料体験が利用できる固定資産管理システムです。減損処理や資産除去債務など、新会計基準にも対応しています。永年無料で利用できるわけではありませんが、2か月間の無料体験を活用して、導入前に操作感や搭載機能を体験できる点が魅力です。

提供元ピー・シー・エー株式会社
初期費用

■イニシャル”0”プラン
月額払い:無料

■プリペイドプラン
年額払い:要問い合わせ

料金プラン

■イニシャル”0”プラン
月額払い:ソフト利用ライセンス+サーバー利用ライセンス

■プリペイドプラン
年額払い:無料

※2か月の無料体験あり

機能・特徴資産登録、リマインダー機能、償却方法・償却率の変換、部門別配賦、配賦基準の登録、法人税連動、会計連動、汎用データの作成、電子申告、会社基本情報の登録など
URL公式サイト

2.弥生会計21ネットワーク

弥生会計ネットワークは、複数のパソコンから同時入力・同時参照が可能な固定資産管理システムです。最大20ライセンスまで対応しており、中小規模法人向けに提供されています。公式サイトより無料体験版をダウンロードすれば、すぐにお試し利用できます。

提供元弥生株式会社
初期費用要問い合わせ
料金プランfor SQL:31万6,800~105万6,000円(税込)
with SQL:39万7,100~157万800円(税込)
※ライセンス数に応じて変動
※無料体験版あり
機能・特徴最大20台までの同時利用、アクセス権限設定、入力データの一元管理、あんしん保守サポートなど
URL公式サイト

3.FAManager

FAManagerは、会計・税務にワンストップで対応でき、税制改正やデータ連携に強い固定資産管理システムです。原則年1回の定期アップデートで、税制改正に完全対応しています。リース会計・減損会計・資産除去債務の処理機能を標準搭載している点も魅力です。

提供元株式会社TKC
初期費用要問い合わせ
料金プラン要問い合わせ
機能・特徴固定資産・リース資産の登録、資産画像の保存、資産ラベルの作成、豊富な減価償却方法、減価償却費の計算、資産の移動、決算・申告、出力帳票など
URL公式サイト

固定資産管理システムを導入するメリット

固定資産管理システムを導入するメリットは以下の3つです。

  • 固定資産の一元管理ができる
  • ガバナンスの強化につながる
  • 多様な償却方法に対応している

それぞれ解説します。

固定資産の一元管理ができる

固定資産管理システムは、資産の種類ごとに情報を一元管理してくれるため、管理負担が軽減されます。固定資産の状態や修繕歴などの詳細まで記録でき、リース資産も固定資産と同様の管理が可能なため、資産を把握しやすくなるでしょう。

また、検索機能を利用すれば、保有している資産を正確に素早く把握できる点も固定資産管理システムを導入するメリットです。資産を追加購入するか、廃棄するかといった判断に役立ちます。

ガバナンスの強化につながる

固定資産管理システムでは、「いつ」「誰が」「どのような」操作を行ったかというログが記録されるため、社内の不正防止につながります。ミスが起こった際でも、ログを確認すれば誰が行った操作かひと目で把握できるため、本人に確認する時間も短縮できます。

また、情報ごとに閲覧・修正・削除などのアクセス権限を付与すれば、誤って情報を修正したり削除したりする問題を回避できるため、ガバナンス強化に役立つでしょう。

多様な償却方法に対応している

減価償却にはさまざまな種類があり、資産ごとに償却方法を把握し計算するのは、担当者の負担を増やす可能性があります。

しかし、固定資産管理システムでは幅広い償却方法に対応しており、システムの種類によっては自動計算機能が搭載されているため、それぞれの償却方法を把握したり計算したりする負担や手間を削減できます。

自社に適した固定資産管理システムを導入しよう

固定資産管理は、資産を適切に利用するだけでなく、正確な減価償却や固定資産税の算出のために欠かせない業務です。

固定資産管理システムには、クラウド型やオンプレミス型など、複数の利用形態があるうえ、搭載されている機能はシステムの種類によってさまざまです。そのため、自社に適した固定資産管理システムを選定・導入し、管理業務を効率化させましょう。

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ビズクロ編集部
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