RPAとPythonの違いとは?それぞれの特徴や活用例

最終更新日時:2023/02/07

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DX化の推進により、業務自動化に注目が集まっています。RPAやPythonなどで自動化する手段が多く、何を使用するか迷っている企業も多いのではないでしょうか。本記事では、RPAとPythonに絞って、特徴の違いや活用例を解説します。

RPAとPythonの違いとは?

DX化を推進する上で、RPAやPythonの導入を考えている企業もあると思います。RPAとPythonには共通点がありますが、特徴に違いもあります。ここからは、RPAとPythonの共通点と違いを紹介します。

RPAはコード不要のツール

RPA(アールピーエー)とは、ロボットで作業の自動化ができるツールです。

手作業で行なっているパソコン業務を、ロボットが代わりに行うことで業務の効率化ができます。

ロボットを動かす際に必要な指示書(コード)は必要がなく、ドラッグ&ドロップなどの操作で構築できるので、プログラミング初心者でも取り組みやすい点が特徴です。

RPAとは?意味や導入する手順・メリットをわかりやすく解説!

Pythonはプログラミング言語のひとつ

Python(パイソン)は、プログラミング言語の1つで、ロボットを動かすコードを書く際に使用します。

Pythonの得意な分野は、統計処理や数値計算なので、データ収集・解析といった作業の効率化が可能です。

少ないコードで容易にプログラムを記載したり、誰が書いても同じになるようコードが組み込まれています。

どちらも業務効率化に活用できる

RPAとPythonに共通しているのは業務の効率化ができる点です。

RPAはパソコン上で行う業務を効率化するツールで、Pvthonはプログラミング言語を記載することで業務をロボットに代替してもらうことができます。

RPA導入にプログラミング言語は有用

RPAはコードが必要ないツールですが、プログラミング言語の知識があった方が有用です。ここからは、プログラミング言語を習得すると、有用な理由を3つ紹介します。

自動化しやすい

RPAはプログラミングの知識がなくても操作がしやすいツールですが、ロボットを操作するにはコードが欠かせません。

ロボットの得意・不得意を精査しながら、コードを書くので、論理的な思考が必要です。

しかし、RPAはプログラミング言語と似ている部分があります。プログラミングの知識があれば、コードの記載や動きの確認をスムーズに行うことが可能です。

柔軟に対応できる

RPAを使用している時に、システム上でエラーやトラブルが起こることもあるでしょう。しかし、プログラミングの知識があれば、不具合が生じた際にも柔軟に対応することができます。

エラーやトラブルがどこで起きているのか、なぜ不具合が起きたのかといった原因を追求したり、解決に導くことが可能です。

RPA開発がスムーズに行える

複数のアプリケーションやソフトを操作しながら、検索・入力などを必要とするRPAを開発する際には、ソフトを開発する際と同等のプログラミング知識が求められます。

RPA運用までのプロセスには「要件定義・開発・テスト・保守」がありますが、ソフト開発も同じプロセスなので、プログラミング言語があった方が有用と言えます。

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RPAに適したプログラミング言語

RPAはコードを使わなくても操作ができるツールですが、プログラミング言語の知識があると自動化できる業務の幅が広がります。

プログラミング言語を習得すると、どのようなメリットがあるのか3つの理由を紹介します。

Python

Pythonは、プログラミング初心者でもコードの記載がしやすい言語です。

データ処理や分析ができるライブラリが多くあり、単純な繰り返し作業を効率化するのに最適です。

ファイル・ブラウザ操作から、人工知能(AI)の開発や機械学習まで幅広い作業を自動化することができます。

手作業で行う時間と手間を削減するだけでなく、ヒューマンエラーを防止することにも効果的です。

GAS

Googleが無料で提供しているプログラミング言語にGASがあります。Googleが提供するサービスと連携できる点が特徴です。

例えば、Gmailの配信時間と頻度をGASに記載することで、メールの配信作業を自動化することができます。

他にも、Googleスプレッドシートの内容が更新されたらGmailで通知がくるように設定することができる点も便利です。

GASは開発環境が不要ですが、JavaScriptといった別のプログラミング言語の知識が必要になります。

C#

C#(シーシャープ)はMicrosoft社が開発した言語で、Windows向けのソフトだけではなく、他のOSに対応している特徴があります。

Webソフト・アプリケーション・ゲーム開発にも適しているので活用の幅が広いです。

Windowsの操作にはAPIの知識が必要ですが、簡単に利用できる言語なので、さまざまなシステムで相互にデータのやり取りをすることができます。

VBScript

VBScript(ブイ・ビー・スクリプト)は、Microsoftが開発したスクリプト言語の1つです。スクリプトとは、プログラミング言語に変換する作業を省略できるプログラムのことを指します。

簡単にコードの記載ができ、開発環境を設ける必要がないので、初心者でも始めやすい点が特徴です。

日常的に使用するソフトを全て開く際にパソコン操作補助ツールとして活用したり、手作業で行っている計算を自動化したりするのに適しています。

VB.NET

VB.NET(ヴィジュアル ベーシック ドットネット)は、Microsoftが開発した無料で利用できる言語の1つです。

他の言語と違い、「if文にはカッコ()をつける」「文末の終了にはセミコロン(;)をつける」といった手間を省くことができます。

VB.NETの得意なことは、アプリケーション開発です。

RPAツールは自作することもできる

RPAツールを自作することもできるので、企業の業務内容に合わせて作業を自動化する場合にも効果的です。

以下では、RPAツールを作成する方法について紹介していきます。

プログラミング言語で作成する

PythonやC#などのプログラミング言語を活用すると、自由度が高いRPAツールを自作することができます。

規模が大きいアプリやシステムの開発にも最適です。Pythonは、単純な繰り返し作業を自動化することに適しています。

インターネット上でキーワードを検索し、検索結果に掲載されているサイトの情報を1つのファイルにまとめるといった作業を自動化することができるので、業務の効率化が可能です。

しかし、PythonやC#は難易度の高いプログラミング言語なので、初心者にはRPAツールを作る作業を難しく感じてしまう可能性があるでしょう。

VBAを用いて作成する

VBAは、Microsoft社が提供するOfficeソフト内にあるプログラミング言語です。

エクセルでデータの集計や分類する作業を自動化するマクロ開発ができます。

マクロはボタンをクリックするだけで、複数の操作をまとめたり、必要に応じてデータを呼び出したりする機能があり利便性が高いです。

しかし、VBAを利用するにはプログラミング言語の知識が必要不可欠です。

対応できる作業もエクセルのみだったり、負担の大きい作業は自動化に適していなかったりというデメリットがあります。

OSSを組み合わせて作成する

OSS(オープンソースソフトウェア)とは、無料でコードが提供されているツールです。

OSSは、そのままシステムを使用できるツールですが、複数のOSSを組み合わせることで、対応できる業務の幅を広げることも可能です。

しかし、日本語に対応していない、スキル習得に時間がかかるといった点がデメリットがあります。

Pythonによる自動化の活用例

以下では、Pythonを活用することで自動化できる作業について紹介していきます。

ソフトの操作の例

ワードやエクセル、パワーポイントなどのOffice系ソフトの操作を自動化する際に、活用することができます。

例えば、エクセルのデータをパワーポイントのグラフや表にして転記したり、セル内の数値に合わせて色の変更をしたりといった作業を自動化できます。

他にも、ワードに複数の画像をまとめて挿入することができるので、手作業の負担を減らすことが可能です。

メール操作の例

Pythonを使用すると、メール操作にかかっていた時間と手間を削減できます。

複数の宛先に一括でメールマガジンを配信したり、受信したメールの内容をエクセルの表に転記したりといった業務の自動化が実現が可能です。

ブラウザ操作の例

Google Chrome・Safariといったインターネットブラウザの操作にも、Phytonが有効です。

Webサイトのタブを複数開く、指定した期間中のデータをダウンロードする、スクリーンショットを行うなどの作業を自動化できます。

キーボードに入力する手間やタッチパネル操作などが不要なので、業務の効率化につながります。

Botによるアラーム通知の例

PhytonでBot(ボット)にアラーム通知をさせることもできます。Botとは、特定のタスクや処理を自動化するソフト・アプリケーションやプログラムのことです。

Chatwork・Slackなどのコミュニケーションツールと連携すると、メールの受信や会議の時間をお知らせするアラーム通知を作成することが可能です。

Webスクレイピングの例

Webスクレイピングとは、インターネット上で特定ページの情報を抽出するコンピューターソフトウェアの技術です。

主に、ライバル企業の調査・SEO・Webマーケティングといった業務に活用されています。

これらはインターネットを使う上で欠かせない作業の1つです。

Pythonを活用すればRPAを円滑に導入できる

RPAツールを活用すると、さまざまな業務に対応することができ、作業にかかっていた時間や手間を省くことが可能です。

定型的な作業をロボットに置き換えることができれば、企画立案や業務改善といった創造的な業務に注力できます。

しかし、複雑な業務を行う際には、Pythonなどのプログラミング知識が欠かせません。

Pythonを活用できれば、RPAツールの導入がスムーズになるだけではなく、自動化できるので業務の幅が広がります。

本記事で紹介したRPAとPythonの特徴や活用例を参考に、RPAを上手く導入・活用して業務の効率アップをしていきましょう。

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