ガントチャートツールおすすめ13選|選び方やメリット・無料版と有料版を比較
プロジェクトを円滑に進める上では、ガントチャートが重要になりますがExcelなどを利用して作成している方も多いのではないでしょうか。Excelでも作成できるものの、より効率よく作成するためにはガントチャートツールの利用がおすすめです。この記事では、ガントチャートツールの選び方や主な機能、おすすめの種類について紹介していくので、導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ガントチャートとは
ガントチャートとは工数管理やスケジュール管理などのプロジェクトの進捗状況を管理するために用いられる表のことです。
ガントチャートを活用することによって、タスクの内容や期日などを一目で把握できるので、抜け漏れがなくなりスムーズにプロジェクトを進めることができます。なお、スケジュール表や計画表、工程表などと呼ぶケースもあります。
ガントチャートツールの種類
ガントチャートツールの種類は主に3つあります。種類によって、特徴に違いがあるのでそれぞれについて紹介していきます。
クラウド型
クラウド型のガントチャートツールは、インターネット環境下で利用できるタイプで、ネット環境が整っていれば場所を選ばずに利用できるのが特徴です。
複数人で情報の共有や操作をすることができ、高度な共有機能・カレンダー機能・リソース管理機能・進捗状況の追跡機能など、多くの機能が備わっています。
アプリ型
アプリ型のガントチャートツールは、モバイル端末にアプリをインストールして利用するタイプのツールです。ネット環境と対応しているモバイル端末があれば利用でき、手軽にガントチャートの作成や共有ができます。
クラウド型ツールと同様に多くの高度な機能を備えているものの、デバイスの画面が小さかったり、PCと比べて操作しにくいなどのデメリットがあります。
そのため、大きい画面のモバイル端末や慣れているPCで利用するなど、快適に利用できる様に工夫をしておきましょう。
ソフトウェア型
ガントチャートツールの中には、MacやWindowsなどのPC上にインストールして利用するソフトウェア型のツールもあります。
ソフトウェア型については、他の種類と比べて豊富な機能が搭載されている傾向があり、より複雑なガントチャートを作成することが可能です。
しかし、機能が多いことによって使いこなすのが難しかったり、情報共有ができなかったりするケースがあるので、メリットとデメリットを理解しておきましょう。
▷ガントチャートとは何?意味やプロジェクト管理におけるメリット・デメリット
ガントチャートツールの主な機能
ここからはガントチャートツールに搭載されている主な機能について紹介していきます
タスク管理機能
タスク管理機能によって、タスクを時系列でわかりやすく表示して進捗状況を可視化することができます。タスクの追加や修正なども反映されるので、面倒な手間もかかりません。
また、各タスクの進捗をステータスごとに分類したり、完了にしたタスクを非表示にしたりなど、細かな操作に対応しているツールもあります。
スケジュール管理
プロジェクト内のメンバーがどの作業をしているのか、どの様なスケジュールで進めるのかを把握できるスケジュール管理機能も搭載されています。
プロジェクトの規模によっては複雑になってしまうスケジュール管理が最小限の工数で済むので、業務の効率化にも寄与するでしょう。
ワークフロー機能
プロジェクトを進める上で発生する上長への承認申請などをスムーズにできるワークフロー機能も便利な機能の一つです。
承認されたタイミングで通知が送られてきたり、承認されていない場合にリマインドしてくれたりなど、プロジェクトの遅延となるリスクも防ぐことができます。
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ガントチャートツールを選ぶポイント
ガントチャートツールによって特徴や機能に違いがあるため、あらかじめどの様な基準で選ぶべきかを定めておくと良いでしょう。ここからは選ぶ際のポイントについて紹介していくのでチェックしてみてください。
必要な機能が搭載されているか
プロジェクトの規模や種類、形態などの様々な状況によって、必要となる機能は異なります。そのため、現状を踏まえ必要としている状況がツールに搭載されているかチェックしましょう。
ツールには、ひとつのプロジェクトに特化したツールや複数のプロジェクトを管理するツール、タスク管理やチームコミュニケーション機能を備えたツールなど様々な種類があります。
自社のプロジェクトに必要な機能が含まれているかを確認し、目的にあったツールを選んでください。
導入〜運用にどの程度の費用がかかるか
ガントチャートツールの導入〜運用にどの程度の費用がかかるか、あらかじめ見積もりを取って予算帯を把握しておきましょう。
ツールによっては、利用人数や付帯オプションによって費用が異なるので、目先の費用だけではなく中長期的な目線を持っておくことも重要です。
サポート体制が整っているか
ガントチャートツールを導入するにあたっては、不具合や疑問などが生じるケースがあるため、いざというときに相談できるサポート体制が整っているかという点も重要なポイントです。
また、日本語に対応していない海外製のツールでは操作に迷ってしまう可能性があるので、サポートが日本語で受けられる火についても確認しておきましょう。
▷無料で使えるプロジェクト管理ツール14選|選び方を徹底比較!
セキュリティ対策が整っているか
プロジェクトを進める上では、機密性の高い重要な情報や個人情報を扱うため、ツールのセキュリティ性が整っているかについても重要なポイントです。
2重認証機能やアクセス制限機能、データの暗号化や不正アクセスへの対策など、セキュリティが確保されているかチェックしておきましょう。
【無料】ガントチャートツールおすすめ11選
無料で利用できるプランがある、おすすめのガントチャートツールを11つ紹介します。
初めてガントチャートを使う方は、使い心地を確認する上でも無料で試してみてください。
1.Asana
Asanaはプロジェクト管理のためのツールで、ガントチャート作成機能も備えています。タスクの作成・進捗状況の管理・タスクの割り当て・期限の設定など、プロジェクト全体を効率的に管理可能です。
またAsanaは、GoogleカレンダーやSlack・Dropbox・Githubなど多数のアプリケーションと連携ができます。30日間無料のお試しやデモビデオも確認できるため、実際の使用感の確認も可能です。
提供元 | Asana |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
年間払い
月払い
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導入実績 |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
2.Jooto
Jootoは、クラウド型のプロジェクト管理ツールです。プロジェクト全体の進捗状況を一目で把握でき、スケジュール管理やタスクの割り当ても簡単におこなえます。
またプロジェクトメンバーとのコミュニケーションを円滑にするために、チャット機能やコメント機能も搭載しています。カスタマイズ性も高くシンプルなデザインなので、プロジェクトに合わせた設定が可能です。
提供元 | 株式会社PR TIMES |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
年間契約
月額契約
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導入実績 |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
3.Brabio!
Brabio!は、日本発のクラウド型ガントチャートツールです。プロジェクトの進捗状況が視覚的に分かりやすく直感で把握でき、スケジュールの管理やタスクの割り当てなども簡単におこなえます。
またマイルストーン機能も搭載しており、より複雑なプロジェクトにも対応可能です。担当状況ビューを活用すると、複数のプロジェクトに参加していてもメンバーの空き状況が可視化されるため便利です。
提供元 | ブラビオ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
エントリープラン
ミッドレンジプラン
エンタープライズプラン:要問い合わせ |
導入実績 |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
4.Jira Software
Jira Softwareは、アトラシアンが提供するプロジェクト管理ツールです。プロジェクトを一元管理できるため、作業が可視化されチームでの管理ができます。
レポートとインサイト機能を使えば、チームの状況を詳細に把握でき最新の状況の共有も可能です。また、3000以上のアプリと連携できるためより効率的な業務改善にもつながります。
提供元 | アトラシアン |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
月間契約
年間契約
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導入実績 |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
5.Redmine
Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ツールです。プロジェクト全体の進捗状況を視覚化でき、スケジュール管理やタスクの割り当てや時間管理などが簡単におこなえます。
またカスタマイズ性が高く、プラグインを利用すれば機能拡張も可能です。RedmineはWebのプロジェクト管理だけでなく、バグトラッキングやドキュメント管理などの機能もあるため多岐にわたるプロジェクトに利用できます。
提供元 | ファーエンドテクノロジー株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
導入実績 |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
6.Lychee Redmine
Lychee Redmineは、Redmineをベースに開発された日本企業向けプロジェクト管理ツールです。
ガントチャート機能やチケット管理・ドキュメント管理など、Redmineが提供する機能を継承しています。また日本語利用を快適にすべく、UIの改善やカスタマイズ性の向上がおこなわれています。
またプロジェクト管理に必要な各種機能を簡単に導入できるプラグインも、豊富に用意されているのが特徴です。メンバーの負荷状況もリアルタイムで確認できるため、無理のない計画の作成ができます。
提供元 | 株式会社 アジャイルウェア |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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導入実績 | 6,000社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
7.Gantter
Gantterは、Google Workspaceに統合されているクラウドベースのガントチャート作成ツールです。
Googleドライブに直接ガントチャートを保存し、共有することが可能です。またGantterは、プロジェクト管理に必要なタスクの割り当てや進捗管理・予算管理・リソース管理・カレンダー機能などを備えています。
提供元 | Gantter |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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導入実績 | ユーザー数230万人以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
8.Backlog
Backlogは、さまざまな業務で利用されているガントチャートツールです。タスクの作成や進捗管理・バージョン管理・ドキュメント管理・バグトラッキングなど、多くの機能が搭載されています。
またガントチャート機能を使えば、タスクの可視化やリソースの割り当てを効率的におこなえます。Backlogはクラウドベースでモバイルアプリもあるため、場所やデバイスを問わずいつでもプロジェクト管理ができます。
提供元 | 株式会社ヌーラボ |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 月払い
年払い
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導入実績 |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
9.Wrike
Wrikeは、クラウドベースのプロジェクト管理ソフトウェアです。タスク管理・スケジュール管理・リソース管理などの機能を提供しており、直感的な操作性や使いやすさが特徴です。
ガントチャート機能にも優れており、プロジェクト全体のタスクの可視化や進捗状況の管理・期限の設定などが容易におこなえます。またモバイルアプリにも対応しているため、いつでもプロジェクトの確認ができます。
提供元 | Wrike |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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導入実績 | 2万社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
10.Smartsheet
Smartsheetは、クラウドベースのプロジェクト管理ツールです。スプレッドシートのようにデータ入力をして、ガントチャート・カレンダー・カンバンボードなど、さまざまなビジュアルで表示できます。
またタスクや依存関係の管理・進捗の追跡・チームメンバーとの共同作業・リソースの割り当てなど、プロジェクト管理に必要な機能を備えているのも特徴です。さまざまなアプリとの連携も可能で、スプレッドシートから自動でタスクを作成するなど効率的なプロジェクト管理をサポートしてくれます。
提供元 | Smartsheet |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 月額制
年額制
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導入実績 | SBペイメントサービス株式会社 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
11.Zoho Projects
Zoho Projectsはクラウド上で利用できるプロジェクト管理ツールで、ガントチャートを含む豊富な機能が特徴です。プロジェクト全体の進捗管理から、タスクやスケジュールの管理・コラボレーションなど多様な業務に対応できます。
またモバイルアプリもあるため、いつでもプロジェクトの進捗状況を把握可能です。
提供元 | Zoho |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 月間契約
年間契約
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導入実績 | 20万社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
▷【2023年最新】無料のガントチャートおすすめ10選を比較!アプリの有無や選び方
【有料】ガントチャートツールおすすめ2選
ここでは、有料でおすすめのガントチャートツールを2つ紹介します。
本格的にガントチャートツールを活用したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.BeingManagement3
BeingManagement3は、日本のプロジェクトマネジメントツール「TOC-CCPM」のひとつでガントチャート機能を備えています。
ガントチャートの表示だけでなく、スケジュール管理・タスク管理・リソース管理・カレンダー表示などプロジェクト管理に必要な機能が備わっています。また、多くのユーザーが利用するExcelのような操作性で直感的な操作が可能です。
さらにプロジェクトの可視化を重視しており、グラフやレポートの作成機能も充実しています。
提供元 | 株式会社ビーイング(Being Co.,Ltd.) |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
導入実績 |
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機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
2.Microsoft Project
Microsoft Projectは、プロジェクトマネジメントのための専用ソフトウェアです。多数のプロジェクトを管理するための強力なツールで、ガントチャートを中心にスケジューリング・リソース管理・コラボレーションなどの機能を提供しています。
Microsoft Officeとの親和性が高く、他のOfficeアプリケーションとのシームレスな連携が可能です。また、プロジェクトの進捗状況もリアルタイムで把握できます。
さらにワークフローの自動化やアドオンの導入などカスタマイズ性も高いため、さまざまなプロジェクトに対応しているツールです。
提供元 | Microsoft |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
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導入実績 |
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機能・特徴 | 始めるのもプロジェクトを管理するのも、シンプルで簡単 同じ場所にいなくても一緒に作業できる ニーズに最適な方法とツールを選べる |
URL | 公式サイト |
ガントチャートツールを利用するメリット
ガントチャートツールで得られる効果は主に3つあります。
- プロジェクトを適切に管理できる
- プロジェクトの全体像を把握できる
- 円滑な情報共有ができる
各効果を確認していきます。
プロジェクトを適切に管理できる
ガントチャートツールを使用することで、プロジェクトに必要なタスク・期間・責任者・スケジュールが明確になり、タスクの重要性や緊急性を正確に把握することにもつながります。
またタスクの割り当てを視覚化することにより、タスクの重複や矛盾を事前に防げるため、プロジェクトを適切に管理することができます。
プロジェクトの全体像を把握できる
ガントチャートツールは、プロジェクト全体のタスクや進捗状況の把握が可能です。プロジェクトの全体像を一目で把握できるため、プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで確認できます。
また、プロジェクトのスケジュールに関する情報を簡単に共有できるため、全員が滞りなくプロジェクトの全体像の把握も容易におこなえます。
円滑な情報共有ができる
ガントチャートツールはプロジェクトの情報共有をスムーズに行えます。複数人が同時にアクセスして編集できるため、作業の重複や漏れが起きにくくチーム全体の生産性を高められるのです。
また、ツール内でのコメント機能やメッセージ機能を利用すれば、情報だけでなくプロジェクトメンバー同士のコミュニケーションも円滑におこなえます。
▷タスクフォースとは?メリット・デメリットとプロジェクトチームとの違いを解説
導入の目的に沿ったガントチャートツールを比較して選ぼう
プロジェクトの進捗管理には、ガントチャートツールが便利です。しかしたくさんのガントチャートツールがあるため、どのツールを選べばよいか迷ってしまいます。
適切なガントチャートツールを選ぶためには、機能・導入費用・フリーでの利用範囲・セキュリティ・サポート体制などをしっかり確認し数社を比較して選ぶことが大事です。本記事を参考に各ポイントを押さえて、導入の目的に沿ったガントチャートツールを選んでください。
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