【2024年最新版】無料で使えるプロジェクト管理ツール14選|選び方を徹底比較!
プロジェクトを管理するには、事業やチームに関わるあらゆる情報を把握しなければなりません。そのため、プロジェクトを円滑に進行するためには、プロジェクト管理ツールの導入がおすすめです。当記事では、プロジェクト管理ツールの選び方から、無料で使えるプロジェクト管理ツール14選を紹介します。ぜひ導入時の参考にしてください。
目次
無料で使えるプロジェクト管理ツール14選
無料で利用できるプロジェクト管理ツールを14個ピックアップしてご紹介します。
無料プランがあるツールから、無料プランはないけれど無料のトライアル期間があるツールまでさまざまなツールが存在するため、機能面だけでなく料金体系も併せて紹介します。
1.jooto
jootoは、PR TIMES社が提供しているカンバン方式のクラウド型のプロジェクト管理ツールの代表格です。担当者名や状況名などで縦の列でリストを作っているため、プロジェクトの進行状況や担当者ごとのタスクを一目で確認できます。
また、ドラック&ドロップという直感的な操作で使用できるシンプルなデザインのため、専門知識がなくても使いやすいのが特徴です。なお、4人までなら無料で全ての機能を使用できるのも大変魅力です。
提供元 | 株式会社PR TIMES |
料金プラン | 無料プラン(4ユーザーまで)
スタンダードプラン(5ユーザー以上)
エンタープライズプラン(5ユーザー以上)
タスクDXプラン
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導入実績 | 約1,900社以上 |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理・スケジュール管理、予実管理、プロジェクト横断管理、コミュニケーション機能、外部連携、データ共有、ファイル管理など |
URL | 公式サイト |
2.Wrike
Wrikeは、アメリカのWrike社が提供するクラウド型のプロジェクト管理ツールで、Googleなど世界的大企業も導入しているほど世界各国で親しまれているツールの1つです。タスクのコメント欄など、調整業務の負担を減らす機能が多くあるため、調整業務の負担に悩んでいる企業はこのツールと活用すれば、かなり調整業務の負担を軽減できるでしょう。
提供元 | Wrike, Inc. |
料金プラン | FREE※タスク数に制限あり。 Team Business Enterprise Standard、Enterprise Pinnacle |
導入実績 | 世界で2万社以上1(日本国内で1,000社以上) |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ガントチャート、レポート・ダッシュボード、成果物のバージョン管理、タイムトラッキング、リクエストフォーム、テンプレート、モバイルアプリ、アプリ連携、 |
URL | 公式サイト |
3.Trello
Trelloは、オーストラリアのAtlassian社が提供するクラウド型のプロジェクト管理ツールで、VISAやzoomといった世界的企業も導入しているツールです。カンバン方式の「Trello ボード」やタイムラインのほか、テーブル、カレンダー、ダッシュボード、マップなどのビューを使用して、あらゆる角度からプロジェクトを確認・管理できるのが特徴です
提供元 | Atlassian Corp Ltd(アトラシアン株式会社) |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | FREE
STANDARD
PREMIUM
ENTERPRISE
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導入実績 | 世界中で200万チーム(社)以上 |
機能・特徴 | タスク管理・共有、プロジェクト管理、タイムライン、ダッシュボード、カレンダー、マップ、自動化機能、外部ツール連携、多彩な拡張機能、モバイルアプリ、アプリ連携など |
URL | 公式サイト |
4.Asana
Asanaは、アメリカのAsana社が開発したプロジェクト管理ツールで通常のプロジェクト管理やタスク管理機能を備えているほか、リモート環境でもメンバーとのつながりを維持できる機能が搭載されているのが人気のツールです。
シンプルで使いやすく、複数チームにわたる仕事を整理してプロセスを作成・情報共有でき、アクションの自動化も可能にするワークフロービルダーという機能や、社員と会社のビジョンのつながりを構築するゴール機能があるのも特徴です。
提供元 | Asana, Inc. |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | Basic
Premium
Business
Enterprise
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導入実績 | 世界中で100万社以上 |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ワークフロービルダー、タイムライン、カレンダー、アプリ連携、レポート機能、ゴール機能、仕事リクエストの管理、自動化機能、、テンプレートなど |
URL | 公式サイト |
5.Brabio!
Brabio!は、ブラビオ株式会社という日本企業が提供する中小企業を対象にしたクラウド型のプロジェクト管理ツールです。5人までなら無料で使用し続けられるため、コストパフォーマンスに優れており、使用開始まで1分ととても簡単に利用も開始できるのが魅力です。
また、日本企業が開発しているため、誰がいつ何をやっているかが一目で分かるプロジェクト横断ビュー機能や、気軽に書き込めるつぶやき機能など、他にはないユニークな機能があるのが特徴です。
提供元 | ブラビオ株式会社 |
料金プラン | 無料プラン(5ユーザー、50MBまで)
エントリープラン※1ユーザー追加するごとに300円
ミッドレンジプラン
エンタープライズプラン
※各プランにつき、年間契約の場合は10%OFFで提供。 |
導入実績 | 20万社以上 |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ガントチャート、スケジュール管理、コミュニケーション機能、つぶやき機能、進捗報告機能、コメントメール機能など |
URL | 公式サイト |
6.Todoist
TodoistはポルトガルのDoist社が提供するクラウド型のプロジェクト管理ツールです。1つのタスクに、「繰り返しの予定」「リマインダー」「優先度」「お気に入り」などの細かな設定を付けられます。
自動的にタスクが「今日やること」「近日中にやること」などに振り分けできるため、重要なタスクのやり忘れも防止できます。スケジュール管理が苦手な場合や、期限管理業務が多い場合には、生産性の向上にもつながるでしょう。
提供元 | Doist Inc. |
料金プラン | 無料プラン(アクティブプロジェクト数5件、1件あたりの共有者5人まで)
プロプラン(アクティブプロジェクト数300件、1件あたりの共有者25人まで)
ビジネスプラン(アクティブプロジェクト数500件、1件あたりの共有者50人まで)
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導入実績 | 世界中で3000万人以上 |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ToDo機能、アプリ連携、、モバイルアプリなど |
URL | 公式サイト |
7.Backlog
Backlogは、株式会社ヌーラボ社という日本企業が提供するプロジェクト管理ツールで、シンプルでわかりやすいデザインのため操作も簡単で、さまざまな業種・職種でも使われているツールです。36種類ものキャラクターアイコンやスターによるいいね機能があり、コミュニケーションの促進が期待できる点や、タスクにお知らせ機能がある点も魅力です。
提供元 | 株式会社ヌーラボ |
料金プラン | スタータープラン(ガントチャート利用不可。ユーザー数30人まで)
スタンダードプラン(ユーザー数制限なし)
プレミアムプラン(ユーザー数制限なし)
プラチナプラン(ユーザー数制限なし)
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機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ガントチャート、バグ管理、課題管理、コミュニケーション機能、バージョン管理、Wiki機能、スター機能、絵文字など |
URL | 公式サイト |
8.Planio
Planioは、ドイツのPlanio GmbH社が提供しているクラウド型のプロジェクト管理ツールです。タスク管理についてマネージャー用にロールベース権限やプランニングツールが充実している点や、ナレッジなどを蓄積・共有できるWiki機能、ファイルを整理し常に最新のファイルが閲覧できるようにするファイル管理機能があるのが特徴です。
提供元 | Planio GmbH |
料金プラン | Silver(プロジェクト数3件、ユーザー数5人、5GBまで) 2,500円/月 Gold(プロジェクト数7件、ユーザー数10人、20GBまで) Diamond(プロジェクト数15件、ユーザー数20人、40GBまで) Platinum(プロジェクト数40件、ユーザー数45人、80GBまで) Enterprise(プロジェクト数100件以上、ユーザー数100人以上、100GB以上) |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ワークフロー管理、Wiki機能、コミュニケーション機能、ファイル管理、時間管理、チャット機能、モバイルアプリなど |
URL | 公式サイト |
9.マンモスプロジェクト
マンモスプロジェクトは、パラダイスウェア株式会社が提供するプロジェクト管理ツールで、「リスト・カンバン・プロジェクトマップ ・ガントチャート・カレンダー」という5つの視点でプロジェクトを直感的かつ多角的に把握・共有でき、議事録やフィードバックをログとして保存できるので、チャットやメールでは流れてしまう情報を把握できます。また、メンバーの追加や引退も簡単なので、引き継ぎの労力が最低限で済むのも魅力です。
提供元 | パラダイスウェア株式会社 |
料金プラン | 通常オンライン版(プロジェクト数無制限)
オンプレミス版(150ユーザー含む。別途作業料5万円)
プライベートクラウド版(150ユーザー含む。)
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導入実績 | 46,942ユーザー突破 |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、スケジュール管理、メンバー管理、Slack連携、GitHub機能、議事録やフィードバックのログ保存、タスクやディスカッションなどの更新通知 |
URL | 公式サイト |
10.Chatwork
Chatworkは、株式会社Kubellが提供している国内利用者No.1で抜群の実績と人気を誇っているクラウド型の業務用チャットツールですが、タスク管理もできる優れたツールです。シンプルな機能のため、こういったツールに不慣れな場合も安心して使用できるでしょう。
提供元 | 株式会社Kubell |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | フリープラン
ビジネスプラン
エンタープライズプラン
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導入実績 | 38万6000社 |
機能・特徴 | チャット、ビデオ/音声通話、タスク管理、ファイル管理、コンタクト管理、通知、ユーザー管理、社外ユーザー制限、モバイルアプリ、多言語対応、高水準セキュリティ、API連携など |
URL | 公式サイト |
11.Taskworld
Taskworld(タスクワールド)は、アメリカのTaskworld社が提供するプロジェクト管理ツールです。多くの機能が搭載されているのに直感的なUIで圧倒的な使いやすさを追求されています。カンバン方式によるタスク管理で、チャット、フィルタ、期限、フォロワーなど詳細を設定することができる点や、作業時間を計測するトラッキング機能もあるため、プロジェクトを効果的に進行できます。
提供元 | Taskworld Inc. |
料金プラン | フリー(ユーザー数15人まで、プロジェクト数:無制限)
プレミアム(ユーザー数・プロジェクト数共に無制限)
ビジネス(ユーザー数・プロジェクト数共に無制限)
エンタープライス(ユーザー数・プロジェクト数共に無制限)
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機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ガントチャート、コミュニケーション機能、アナリティクス機能、進捗トラッキング、外部連携、モバイルアプリなど |
URL | 公式サイト |
12.Bitrix24
Bitrix24は、アメリカのBitrix社が提供するプロジェクト管理ツールです。請求書作成、コミュニケーション機能、CRM機能のほか、マーケティングやカスタマーサポート、オンラインショップ作成、コンタクトセンターの機能まで搭載しています。また、18言語に対応できるため、さまざまな国籍のメンバーが在籍している企業にも対応できます。
提供元 | Bitrix、Inc. |
料金プラン | Free(ユーザー数無制限)
Basic(ユーザー数5人まで)
Standard(ユーザー数50人まで)
Professional(ユーザー数100人まで)
Enterprise(ユーザー数250人まで)
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導入実績 | 1200万社以上 |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、ガントチャート、CRM、通話・チャット機能、時間管理、コミュニケーション機能、コンタクトセンター、オンラインショップ作成、HR&オートメーション、多言語対応など |
URL | 公式サイト |
13.CrowdLog
CrowdLogは、株式会社クラウドワークスという日本企業が提供するプロジェクト管理ツールで、マネーフォワードなども導入しているツールです。工数管理を得意とするツールで、直感的な操作で詳細な工数入力が可能で、ガントチャートや外部のカレンダー・勤怠管理システムと連動できるため、工数管理の負担を削減できるのが魅力です。
提供元 | 株式会社クラウドワークス |
料金プラン | ベーシックプラン 要問い合わせ プレミアムプラン いずれのプランもユーザー数に応じて変動。 |
導入実績 | 650社以上 |
機能・特徴 | タスク管理、工数・プロジェクト管理、ガントチャート、勤怠管理、レポート機能、損益管理、API連携、多言語対応、外部連携など |
URL | 公式サイト |
14.My Redmine
My Redmineは、ファーエンドテクノロジー株式会社という日本企業が提供するクラウド型のプロジェクト管理ツールです。タスク管理はカンバン方式ですが、また、情報共有に便利なwiki機能、知らせたい事項を一斉に通知する「ニュース」機能があるのが特徴です。1,000ユーザーで月額8,000円とコストパフォーマンスがよいのも大変魅力ですが、「無料お試し」もあります。
提供元 | ファーエンドテクノロジー株式会社 |
料金プラン | スタンダード(ユーザー数1,000人まで、プロジェクト数無制限) 8,800円/月 ミディアム(ユーザー数1,000人まで、プロジェクト数無制限) エンタープライズ(ユーザー数2,000人まで、プロジェクト数無制限) |
導入実績 | 1,300社以上 |
機能・特徴 | タスク管理、プロジェクト管理、課題管理、工数管理、お問い合わせ管理、インシデント管理、バグ管理、Wiki機能、ガントチャート、掲示板など |
URL | 公式サイト |
プロジェクト管理ツールとは?
プロジェクト管理ツールとは、いったいどのような特徴を持つツールなのでしょうか。これからプロジェクト管理ツールの概要について紹介します。
プロジェクト管理の基本情報
プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトの遂行にかかるさまざま業務の進行を一元管理できるツールのことです。
プロジェクト管理ツールには、タスク管理機能・スケジュール管理機能・進捗管理機能・コミュニケーション機能・カレンダー機能・情報共有機能など、さまざまな機能が搭載されています。DX化が進んだ現代においては、多くの企業が導入し、複数のプロジェクト管理を可視化・効率化しています。
▷プロジェクト管理とは?目的ややり方・メリットやフローを紹介
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プロジェクト管理ツールの種類
プロジェクト管理ツールには、「クラウド型ツール」と「インストール型ツール」の2種類あります。企業の環境や各ツールの特徴に合わせて、自社に適したプロジェクト管理ツールを選ぶことが重要です。これから各ツールの特徴を説明します。
1.クラウド型ツール
1つ目は、クラウド型ツールで、インターネット回線を使って、クラウド上でデータを管理・保存するものです。インターネットが使える場所ならどのような場所でも時間でも作業でき、マルチデバイス対応可能なツールも多くなっています。
パソコンへのインストールやセットアップが不要なことから、すぐに利用できるのがメリットです。そのため、リモート環境下で業務を行うことが多い企業や、社外の者とやりとりすることが多い企業に適しているといえます。
2.インストール型ツール
インストール型ツールは、「オンプレミス型ツール」とも呼ばれ、利用するユーザーのパソコンすべてにシステムやソフトをインストールまたはセットアップして利用するツールです。
社外に出ると使用できなくなりますが、インターネットでつながないため、クラウド型ツールと比較するとセキュリティ機能は強固で安心です。社外の者とのやりとりが少なく、自社内だけで業務を行うことが多い場合や、セキュリティ面が心配な場合は、インストール型ツールを選ぶといいでしょう。
▷プロジェクト管理ツールを導入するメリット・デメリットを詳しく解説!
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プロジェクト管理ツールの費用相場
プロジェクト管理ツールの費用は、ユーザーの人数によって変動する「従量課金型」と、利用できる機能やストレージ容量、プロジェクト数などによって変動する「月額固定型」の2種類に分けられます。それぞれの相場は以下のとおりです。
- 従量課金型…1ユーザーにつき月額500〜1,500円
- 月額固定型…月額10,000〜50,000円
使用するメンバーの数が少ない場合や個人で利用する場合には、従量課金型の方がコストパフォーマンスが良いといえます。しかし、最低利用人数が定められているツールも多いので、事前によく確認しておきましょう。
一方、使用するメンバーが多い場合、ユーザー数が無制限のツールを選べば1人あたりの単価が安くなるため、月額固定型の方がコストパフォーマンスが良いといえます。
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プロジェクト管理ツールに役立つ機能
プロジェクト管理ツールには、さまざまな機能が存在します。ここでは、プロジェクト管理ツールに搭載されていると役立つ機能を⑹つ紹介します。
- タスク管理
- チャット
- カレンダー
- ガントチャート
- カンバン
- 工数管理
1.タスク管理
タスク管理機能とは、チームメンバーそれぞれに割り振ったタスクとプロジェクト全体の進捗状況を可視化して管理する機能です。
この機能により、キャパオーバーになっているメンバーがいたらそのメンバー個人の業務量を減らし、他のメンバーにアサインするなどして、メンバーの業務量を適切な状態にし、かつ無駄な業務も減らすことができるため、生産性が向上し、プロジェクトを効率よく進行することができます。プロジェクトの成功はタスク管理によって変わってくるため、タスク管理機能はほぼ全てのツールに搭載されている重要な機能といえるでしょう。
▷【最新版】おすすめタスク管理・ToDo管理ツール20選!機能や料金を徹底比較
2.チャット
メンバー同士でコミュニケーションがとれるチャット機能もプロジェクト管理ツールの重要な機能の1つです。メールや別のチャットツールを都度起動するには、大きな時間と手間がかかるからです。
単なる業務連絡だけでなく、ナレッジの共有や絵文字機能などもうまく使えば、メンバー同士の距離も近くなり、よい関係を構築でき、より円滑にプロジェクトを進めることが可能になるでしょう。
3.カレンダー
カレンダー機能を利用すると、プロジェクト全体の進捗状況を把握し管理することができます。とくに、複数のプロジェクトを同時進行する場合は、最新の情報を閲覧・共有できるので、確認の手間や認識の相違も防ぐこともでき、カレンダー機能はとても有効な機能といえます。
そして、カレンダーに全業務内容を反映させたり、Googleカレンダーなど外部ツールと連携すれば、よりタスクの漏れを事前に防げるでしょう。
4.ガントチャート
ガントチャートとは、業務の進捗状況を管理するための表のことですが、一般的には縦軸をタスク・開始日・終了日・担当者とし、横軸は時間軸としてスケジュールを管理する表を指します。
日付とタスクが同時に表示され、全体のスケジュールを一目で視覚化できるので、優先順位を把握して業務を進められます。プロジェクトをスピーディーかつ効率的に進めたい場合は、ぜひガントチャート機能を使ってみましょう。
▷ガントチャートとは何?意味やプロジェクト管理におけるメリット・デメリット
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5.カンバン
カンバンは、トヨタ自動車が生み出した方式が由来となっており、かんばんに見立てたタスクをリストに配置し、進捗に応じて適宜移動させる機能のことです。カンバン機能を使うと、プロジェクト全体の進捗状況を可視化・一元化できるため、プロジェクトを効率的に進行できます。
また、他のメンバーの状況を把握・共有できるため、コミュニケーションも取りやすくなり、タスクを調整・分担などしてチームプレーでプロジェクトを成功に導くことができます。その結果、チームにより一体感が生まれることも期待できるでしょう。
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6.工数管理
工数管理は、工数の入力に手間がかかる上、集計や報告にとても時間がかかりますが、プロジェクト管理ツールにはその面倒な工数管理関係の負担を削減する機能が多く搭載されています。具体的には、ドラッグ&ドロップで工数登録できたり、モバイル端末で入力可能、外部カレンダーからも工数登録が可能といったように、工数管理にかかる時間を短縮することができます。
また、個人のタスク量をを把握できるため、効率的に業務を割り振ることもできるでしょう。なお、ツールによっては、勤怠や日報と連動したり、レポートを簡単に作成できる場合もあるため、工数管理の負担を軽減したい場合には、どこまでの機能が搭載されているのかよく確認する必要があります。
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プロジェクト管理ツールの導入がおすすめな理由
プロジェクト管理ツールを導入する前に、まずは導入するメリットを知っておく必要があります。プロジェクト管理ツールを導入するメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- プロジェクトの進捗状況を可視化できる。
- 無料版だと導入費用がかからず業務を効率化できる
- 個人でも利用しやすい
これから順に解説します。
1.プロジェクトの進捗状況を可視化できる
プロジェクト管理ツールのメリットとしては、まず、プロジェクトの進捗状況を可視化できるという点が挙げられます。プロジェクト管理ツールを使用すれば、タスク漏れや遅延などの何かアクシデントが起きた際にも、ツール上の記載を変更するだけで、すぐに遅れを取り戻すことができるでしょう。
また、プロジェクト管理ツールの重要な機能であるタスク管理機能により、進捗状況を常にリアルタイムで把握できるため、効率よくタスクを処理し、スムーズにプロジェクトを進行できるでしょう。
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2.無料版だと導入費用がかからず業務を効率化できる
無料版のプロジェクト管理ツールを導入すれば、コストをかけずに業務を効率化できます。メンバー(ユーザー)の人数が増加すると追加料金が発生してしまいますが、数人程度なら無料で使用し続けられるツールは少なくありません。小規模な企業は、そういった無料で使用できるプロジェクト管理ツールを探すとよいでしょう。
3.個人でも利用しやすい
プロジェクト管理ツールは、企業だけでなく個人でも利用できます。現在、働き方改革などにより、副業をする人も増えてきました。プロジェクト管理ツールは、フリーランスや個人事業主なども、気軽に導入できるツールです。
中には対象を企業のみに限定しているツールも確かにありますが、個人プランを用意しているツールもあるので、個人で利用を考えている場合には、特に取引相手先の企業にあったツールかどうかを調べた上で選ぶようにするとよいでしょう。
▷プロジェクト管理アプリのおすすめ13選!無料/個人向けなど選び方も解説!
プロジェクト管理ツールの選ぶ際の比較方法
プロジェクト管理ツールは、これまで述べてきたとおりさまざまな機能があり、ツールにより搭載されてる機能も異なります。そのため、プロジェクト管理ツールを選ぶ際は、複数のポイントを踏まえた上で選びましょう。
これから順に解説します。
1.自社に適したタイプ(クラウド型/インストール型)か
プロジェクト管理ツールを選ぶ際には、まず「自社に適しているタイプかどうか」を確認しましょう。ツールのタイプでいうと、プロジェクトツールには、クラウド型とインストール型があります。
先ほど述べたとおり、クラウド型は導入コストが発生しない反面、セキュリティリスクがあり、インストール型はセキュリティ面でのリスクは低いものの、初期費用や運用コストがクラウド型と比較すると高くなります。仕事をする環境やコストを考えてどのタイプのツールにするか選ぶようにしましょう。t
2.費用は予算内か
プロジェクト管理ツールを選ぶ際には、導入にかかる費用が予算内に収まるかどうかも、チェックしておきましょう。特に、インストール型のツールの導入には、初期費用とランニングコストの合計金額が必要になります。
また、料金プランも機能、ユーザー数、プロジェクト数、容量などが変わると金額が大きく変わり、高額になってしまうこともあるので、プランや料金表は詳細まで必ず目を通し、確認しておくようにしましょう。
そして、将来的に事業規模を拡大し、人員も増加する場合には、それを考慮した上で選ぶことも重要です。なお、プロジェクト管理ツールは、有料プラン前提で設計されていることが多いため、無料プランで使用する場合には、どこまで使えてどこが使えないかなど、使用可能な範囲も必ず調べておくようにしましょう。
3.必要な機能が揃っているか
事前に必要な機能をリストアップしておき、その機能が揃っているかどうかを確認することも、プロジェクト管理ツールを選ぶ際にはとても重要なポイントです。ただし、機能が多ければ多いほどよいわけではありません。機能が多すぎると、ツールを使う者が使いこなせない危険性もあります。
必要な機能がコンパクトにまとまって搭載されているツールが最適でしょう。最低でもカンバン機能とガントチャートが搭載されており、チャット機能や情報共有機能がついていると便利です。
4.操作しやすいか
操作のしやすさも、プロジェクト管理ツールを選ぶ際にはチェックすべきポイントです。UIがわかりやすく、プロジェクト管理ツールをはじめて触る人でも、ストレスなく直感的に操作できるツールが最適です。プまた、必要な機能をあらかじめピックアップしておき、デモ体験や無料体験を活用して、操作性を事前に試してみると失敗も少ないでしょう。
5.サポート体制は充実しているか
プロジェクト管理ツールを選ぶ際には、サポート体制の充実度を確認しておくことも重要なポイントです。電話、メール、チャットなど、複数のチャネルが用意されているツールであれば、迅速かつ状況に応じて対応してもらえるためおすすめです。
また、対応時間も事前に調べておき、自社の営業時間内にサポート部門とコンタクトが取れるようなツールを選ぶといいでしょう。特に海外のツールなどの場合は、サポート時間、サポート内容、サポート部門の対応言語を確認しておくことが重要です。
6.言語が対応しているか
可能な限り、在籍メンバーが使用する言語に対応しているプロジェクト管理ツールを選ぶようにすることも、意外と重要なポイントです。
通常、機能だけに目が行きがちですが、ツールの中には、特定の言語しか対応していないツールもあるため、対応していない言語を使用するメンバーは、このツールを使用することができなくなり、業務が大変非効率になります。外国人を雇用している場合には、全てのメンバーが問題なく操作できるように、対応言語にも配慮してツールを選ぶようにしましょう。
▷無料OSSのプロジェクト管理ツール!OSSツールの注意点や選び方
自社に適したプロジェクト管理ツール選びは比較が重要
プロジェクト管理ツールにはさまざまな機能が搭載されており、料金プランもさまざまです。もし、選び方を間違えると、プロジェクト管理が中途半端になってしまい、タスク漏れやタスクの抜けが発生してしまい、プロジェクトの遅滞どころか成功は困難となるでしょう。
したがって、自社にマッチしたプロジェクト管理ツールを選ぶには、各ツールの機能や特徴を理解し、慎重に比較することが大変重要です。ぜひ、今回ご紹介した記事を参考に、さまざまなツールを十分比較・検討した上で自社に適したツールを選び、プロジェクトをさらに効率よく進めましょう。
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