オープンソースで利用できるSFAを紹介!機能や選ぶ際の注意点も解説
ライセンス費用がかからず、カスタマイズが自由なオープンソース型SFA。しかし、運用するには高度な技術力が必要です。本記事では、オープンソースで利用できるSFA6選や、選び方を紹介します。オープンソースで使えるSFAの注意点もご確認ください。
目次
オープンソースで利用できるSFAとは
オープンソースとはソースコードが一般に公開されている無料のソフトウェアのことを指します。ライセンス費用なしで誰でも利用でき、自社のシステムに合わせて自由にカスタマイズも可能です。
営業に関する業務を効率化するシステムであるSFAにおいても、オープンソースで公開されているサービスがあります。運用にあたっては高度な技術が必要ですが、業務効率化やコストカットに役立てられるでしょう。
オープンソースで利用できるSFAのメリット
オープンソースで利用できるSFAには以下の2つのメリットがあります。
- ライセンス費用を払わなくて良い
- 自由に機能をカスタマイズできる
(1)ライセンス費用を払わなくて良い
オープンソースのSFAは基本的に無料で導入できるので、ライセンス費用を払う必要がありません。
よって、SFAの導入にかかる初期費用を安く抑えられます。コスト面からSFAの導入に二の足を踏んでいた企業にもおすすめです。
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(2)自由に機能をカスタマイズできる
オープンソースのSFAはソースコードが公開されているので、自社のスタイルに合わせて機能を自由にカスタマイズできます。
例えば、業態に合わせたセキュリティ面の強化、自社プラットフォームへの対応、すでに導入しているシステムとの連携などがあげられるでしょう。
機能のカスタマイズには知識や技術が必要ですが、十分なリソースがあれば社内のシステムにマッチした運用が可能です。
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オープンソースで利用できるSFAの選び方
オープンソースのSFAを利用するにあたって、トラブルを未然に防ぐため、選定の際は以下の項目をチェックしましょう。
- コミュニティからの情報取得ができるか
- セキュリティプログラムの更新頻度が高いか
(1)コミュニティからの情報取得ができるか
オープンソースのSFAを運用するにあたって、開発元からのサポートはほとんどありません。よって、カスタマイズだけではなく、バグの修正やセキュリティ面の強化なども自分たちの手で行う必要があります。
このような改修をスムーズに行うためには、コミュニティからの情報取得は必要不可欠です。コミュニティが活発であるほどバグや脆弱性に関する情報や開発情報などが入りやすいので、運用しやすくなるでしょう。
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(2)セキュリティプログラムの更新頻度が高いか
セキュリティプログラムの更新頻度もチェックしましょう。オープンソースのSFAはシステムの脆弱性が発見されるリスクが高く、対応が遅れると重大なトラブルに発展する可能性があります。
したがって、セキュリティプログラムの更新頻度が高いものを選ぶことが大切です。セキュリティパッチを定期的に更新しているものであれば、発見されたシステムの脆弱性にしっかり対策を講じているソフトウェアであるといえるでしょう。
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オープンソースで利用できるおすすめSFA6選
ここでは、オープンソースで利用できるおすすめのSFAを6つ紹介します。
- F-RevoCRM
- FreeSFA
- HubSpot
- SugarCRM
- SuiteCRM
- Vtiger CRM
(1)F-RevoCRM
F-RevoCRMはオープンソースで利用できるCRMシステムです。カレンダーや名刺管理サービスとの連携による、顧客情報管理をはじめとするSFA機能も充実しています。
また、導入サポートなどを受けられるプランもあり、運用方法によって3つのプランが用意されています。有料プランを利用すれば、提供元がシステムの導入やカスタマイズをサポートするので、オープンソースを扱う技術がなくても利用可能です。
提供元 | シンキングリード株式会社 |
初期費用 |
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料金プラン |
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導入実績 | 利用社数20,000社以上(※2022年11月時点) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
(2)FreeSFA
FreeSFAは訪問と架電に特化した顧客情報管理ができるSFAです。シンプルな機能で使いやすく、タブレット端末でも利用できます。顧客情報はチーム内で共有でき、メンバーによって閲覧・編集権限の細かい設定も可能です。
ライセンス費用は無料で、誰でも自由にダウンロードできます。また、ソースコードを公開しているため、利用状況に合わせたカスタマイズも可能です。
提供元 | インターマン株式会社 |
費用 | 無料 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
(3)HubSpot
HubSpotはSFA機能が充実したCRMシステムです。マーケティング・営業・コンテンツ管理・カスタマーサービス・オペレーションといったさまざまな業務を効率化する機能を備えています。
無料版でも十分な機能を備えているので、無料版から導入し、事業拡大とともに有料プランに切り替えることも可能です。
提供元 | HubSpot Japan株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 有料プランあり |
導入実績 | 利用社数15万8000社以上(※2022年12月時点) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
(4)SugarCRM
SugarCRMはセールス・マーケティング・サービスに関する作業を効率化できるCRMシステムです。さまざまな言語に対応しており、世界中の企業で利用されています。
無料版は英語のみの展開です。有料版は日本語にも対応しており、ベンダーからのサポートも受けられます。
提供元 | SugarCRM Inc. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ※無料版は英語版のみ market:$1,000/月〜(連絡先10,000件あたり) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
(5)SuiteCRM
SuiteCRMはSFA機能が備わったオープンソースのCRMシステムです。販売プロセスやマーケティングタスクの自動化など営業活動を効率化する機能もあります。また、リアルタイムデータに基づいたレポートの作成も可能なので、重要なビジネスデータを見逃しません。
オープンソースで利用できますが、オプションで提供元のサポートも受けられます。
提供元 | SalesAgility Ltd. |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 基本無料 オプションでサポートプランあり |
導入実績 | ユーザー数450万人以上(※2022年12月時点) |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
(6)Vtiger CRM
Vtiger CRMはインドのVtiger社が提供するCRMシステムです。SFA機能も充実しており、営業・マーケティング・ヘルプデスクの自動化などにより、業務を効率化できます。
モバイルアプリにも対応しており、移動中もiPhone・iPad・Android デバイスからCRMデータにアクセス可能です。必要に応じてアプリのカスタマイズも簡単にできます。
提供元 | Vtiger Systems India Private Limited |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | パイロット:無料 プロフェッショナル:$30/月(1ユーザーあたり/年間払い) |
導入実績 | 30万社以上 |
機能・特徴 |
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URL | 公式サイト |
オープンソースで利用できるSFAの注意点
オープンソース型のSFAを導入するにあたっての注意点は以下の2つです。
- 人件費等運用コストがかかる
- システム改修や不具合に対応できる担当者が必要
(1)人件費等運用コストがかかる
基本的にオープンソース型SFAの運用は自社でまかなわないといけないため、人件費などのコストがかかります。また、提供元のサポートを受ける場合でも有償であることが多いので注意が必要です。
導入を検討する際は、初期費用だけではなく運用コストも視野に入れて計画を立てましょう。
(2)システム改修や不具合に対応できる担当者が必要
オープンソースのSFAはサポートが十分ではない場合が多く、システム改修や不具合の発見・修正も自社で行う必要があります。したがって、ある程度の知識や技術を持った担当者がいなければ運用できません。
また、開発元が海外の場合、日本語対応していないケースもあります。その場合、導入支援サービスの利用もおすすめです。
▷SFAの導入目的って何?導入前に知っておくべき基本知識をおさらい!
オープンソースSFAの注意点を理解した上での導入を!
オープンソースのSFAはライセンス費用がかからず、カスタマイズも自由にできるなどメリットが多くあります。運用には高度な技術が必要で、コストもかかりますが、営業活動の効率化に大きく貢献するでしょう。
オープンソースのSFAを選定する際は機能面だけではなく、セキュリティプログラムの更新頻度やコミュニティの充実度についても確認することが大切です。メリットやデメリットを確認したうえで、自社に合うツールを導入しましょう。
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