クラウド型のファイルサーバーおすすめ15選!比較ポイントや注意点
大容量ストレージやファイル共有の円滑化など、多くのメリットがあるクラウド型ファイルサーバー。自社サーバーをクラウド化したいが費用や安全性に不安を感じる、という人も多いのではないでしょうか。本記事では、おすすめのクラウド型ファイルサーバー15選や、比較ポイントと注意点を詳しく紹介します。
目次
クラウド型ファイルサーバーの特徴とは?
クラウド型ファイルサーバーとは、テキストファイルや画像、動画などのデータを保管・共有できるクラウド上のファイルサーバーです。ネット環境と端末さえあれば、いつでもどこでもアクセスできるため、テレワークなど、オフィス外での勤務時の情報共有や取引先とのデータ共有がスムーズにおこなえます。
クラウド型は、オンプレミス型のファイルサーバーと異なり、社内のサーバー設置や保守管理が必要ありません。そのため、導入時のコストを削減できたり、運用の手間が省けたりするなどのメリットがあり、サービスの申し込みから利用開始までの時間がほとんどかからないのも特徴です。
▷ファイルサーバーとは?メリット・デメリットや役割・NASとの違いを解説
クラウド型ファイルサーバーの主な機能
クラウド型ファイルサーバーの主な機能は、以下のとおりです。
- 文書や画像などのファイルの保管や共有
- 閲覧や編集などの権限設定
- オンライン上でのファイル編集
- 社内外からのアクセス
- 社外へのファイル共有 など
上記のうち、アクセス性の高さや社外に向けたファイルやフォルダの共有、オンライン上でのデータ編集は、クラウド型ファイルサーバーならではの機能といえるでしょう。
クラウド上に保存されたファイルは、ローカル環境にダウンロードすることなく、オンライン上で編集でき、即座に最新の内容が共有されるため、ミーティングをしながら1つのファイルを複数人で編集することもできます。
また、オンプレミス型では難しい社外ユーザーの招待も可能なため、取引先とのデータ共有をスムーズにおこなえるでしょう。
クラウド型のファイルサーバーを活用するメリット
ここからは、クラウド型のファイルサーバーを活用するメリットを5つ紹介します。
ファイル共有の手間を削減できる
ファイルをアップするだけで、閲覧や編集の権限を持つメンバーに共有されるため、メール添付でファイルを送ったり、USBに保存して手渡したりするよりも多くの手間を削減できます。
また、大量のデータであっても、フォルダのURLを送信することで社内外への共有が完了するなど、大幅な業務効率の向上が可能です。
利用状況に応じてストレージを拡張できる
クラウド型ファイルサーバーはオンプレミス型と異なり、ストレージの拡張もにも対応できます。
ストレージの拡張は、サービス提供者によりおおよそ数日程度で実行されるため、事業拡大や社員数の変化にも柔軟に対応可能です。
▷ストレージとは?意味や種類別の特徴・容量不足の対処法をわかりやすく解説!
サーバー運用・管理の手間・費用が削減できる
クラウド型ファイルサーバーの場合、システムの運用・管理は、すべてサービス提供者がおこないます。そのため、導入や運用、管理にかかるコストを削減することが可能です。
クラウド型のファイルサーバーでは、必要なコストは初期費用や月々の利用料のみがほとんどであり、高額になりがちなサーバーの設備費用や工事費用はかかりません。また、設置工事が不要なため、導入時の準備にかかるリードタイムが短い点も特長です。
テレワークの実現・普及につながる
クラウド型ファイルサーバーは、ネット環境があればいつでもどこでもアクセスすることが可能です。社内にいなくても使用できるので、テレワークの実現や普及につながります。
オンプレミス型のファイルサーバーもVPNを経由すれば社外アクセスが可能ですが、ネットワーク帯域が不足して通信速度が遅くなり、業務が滞ることがあります。社員の外出や出張が多い企業や、テレワークを促進したい企業にとっては、大きなメリットになるでしょう。
▷テレワークにはオンラインストレージがおすすめ|メリットやおすすめの製品を紹介
BCP対策の一環になる
BCP対策の一環になるのも、クラウド型ファイルサーバーを活用するメリットです。BCP対策とは、自然災害やシステム障害などに備えて被害を最小限に抑え、事業の継続と早期復旧ができる体制を整えることです。
ファイルサーバー内のデータは、データ消失のあらゆるリスクに備えたデータセンターに保管されるため、万が一自社オフィスが災害の被害にあっても、データを守ることができます。また、インターネットと端末さえあれば場所を問わずアクセスできる環境は、被災した際の、早期企業活動の復旧にも役立つでしょう。
▷BCP(事業継続計画)とは?初心者でもわかる策定の重要性と手順について
クラウド型ファイルサーバー使用するデメリット
クラウド型ファイルサーバーには、使用するうえで、注意したいいくつかのデメリットもあります。
セキュリティリスクがある
ファイルサーバーには、高度なセキュリティ対策が施されているものの、インターネットを介したツールである性質上、サイバー攻撃やウイルス感染によるリスクを完全に排除することは難しいことを理解しておきましょう。
ただし、情報漏えいなどのインシデントの多くは、アクセスIDやパスワードの紛失、操作ミスといった人的ミスによって起こると言われています。
共有性の高さは、セキュリティ意識の低い運用によって、情報管理のリスクを高める結果にもなってしまうため、セキュリティ対策が万全なサービスを選ぶだけではなく、社内全体でセキュリティに関する意識を高めていくことが重要です。
運用費用が高額になる可能性がある
クラウド型ファイルサーバーは、初期費用やランニングコストがかかるのが一般的です。
使用するストレージ容量によって、料金プランが設定されているサービスでは、制限を設けず手元のデータを次々と保存してしまうと、ランニングコストがかさむ可能性もあるでしょう。使用頻度の高い保存データと、保管のみが必要なデータを分けて運用するなど、コストを抑えるための工夫が必要です。
▷自社に適したオンラインストレージの選び方!選定のポイントを徹底解説!
一時的に業務負担になる可能性がある
クラウド型ファイルサーバーは便利ですが、操作への適応期間が必要になるなど、一時的に業務負担が大きくなる可能性があります。
ファイルサーバーは、多くの社員が日常的に使うツールのため、ITリテラシーの差に関係なく、直感的に操作できるサービスを選ぶのがおすすめです。
ネット環境に左右されやすい
ネット環境があれば使用できるメリットは、ネット環境がなければ、使用できないデメリットにもなり得ます。
たとえば、Wi-Fiやルーターなどの機器トラブルや通信障害が起きた場合、クラウド上のファイル編集はできなくなってしまいます。
オフライン環境でもデータ編集ができる設定が可能なサービスもありますが、通常と同様の利用環境ではないため、復旧するまでの間は業務に支障をきたすことになるでしょう。
トラブル発生時に自社で対応できない
クラウド型ファイルサーバーの運用・管理はサービス提供者側でおこなうため、システム上のトラブルは自社での対応ができません。
トラブルによってクラウド型ファイルサーバーが使えなくなるリスクを認識し、自社内でも定期的なバックアップを実行するなどの対策が必要です。
▷オンラインストレージとファイルサーバーの違いとは?目的や用途を詳しく解説!
クラウド型ファイルサーバーおすすめ15選
ここからは、クラウド型ファイルサーバーの中でも特におすすめの15選を紹介します。
1.セキュアSAMBA
セキュアSAMBAは、中小企業や官公庁から選ばれている、シェアNo.1の法人向けクラウドファイルサーバーです(同社HPより)。
通信の暗号化やアクセス権限設定、端末管理など、さまざまなセキュリティ機能が標準搭載されています。ファイルの直接編集やドラッグ&ドロップなどによる操作性も高く、プランによってはユーザー数無制限で利用できるのが特徴です。
提供元 | 株式会社kubellストレージ |
初期費用 |
|
料金プラン |
エンタープライズ
|
導入実績 | 4,000社以上(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | 社内外とのファイル共有・編集、データのバックアップ、法人向けの強固なセキュリティ対策ほか |
URL | 公式サイト |
2.Box
Boxは、容量無制限でファイルが共有できるクラウドサービスです。
権限・共有設定が7種類あり、共有相手や状況に合わせた細かい設定が可能です。権限を付与した相手とは、社内外を問わず、ファイルの共同編集ができるため、取引先やクライアントとの共同作業も効率的に進められるでしょう。
なお、スマートフォンやタブレットからでもアクセスでき、利便性が高いのも特徴です。
提供元 | Box Japan株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 月払い ■個人向け
■チーム向け
■Businessプラン
年払い(年一括払い) ■個人向け
■チーム向け
■Businessプラン
|
導入実績 | 顧客企業数10万社以上(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | 社内外とのファイル共有で共同作業が可能、高度なセキュリティ機能を搭載、1,500以上のアプリと統合可能ほか |
URL | 公式サイト |
3.Box over VPN
Box over VPNは、容量無制限のクラウドストレージで、コストを気にすることなく大容量のデータをやり取りできるのが特徴です。
ヘルプデスクは、24時間365日問い合わせに対応しているため、万が一トラブルが起きたときも安心。7種類と細かい設定が可能なアクセス権限により、セキュリティも強化できます。
提供元 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | Business
Business Plus
Enterprise
|
導入実績 | 10万社以上(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | ストレージ容量が無制限、社内外とのコンテンツ共有が可能、セキュアなVPN環境ほか |
URL | 公式サイト |
4.DirectCloud
DirectCloudは、社内外でのファイル共有を想定したファイルサーバーです。パスワードの暗号化や不正アクセス防止など、高度なセキュリティが搭載されています。
導入企業数2,000社以上の実績からも、安全性や品質の高さが伺えます。どのプランもユーザー数無制限で使えるのが特徴です。
提供元 | 株式会社ダイレクトクラウド |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
導入実績 | 2,000社以上(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | セキュアなAWS環境で安全なサービスを提供、強固なセキュリティ機能を搭載、豊富な管理者機能ほか |
URL | 公式サイト |
5.Smooth File 6
Smooth File 6は、300社以上の導入実績がある法人向けクラウドサービスです。
大容量のファイル転送やファイル共有、SSL通信暗号化やウイルスチェックなどのセキュリティ機能など、必要な機能をバランスよく搭載。ユーザー数は無制限で利用できるため、コストパフォーマンスに優れていることが魅力です。
提供元 | 株式会社プロット |
初期費用 | 100GB・500GBプラン:55,000円(税込) 1TBプラン以上:11万円(税込) |
料金プラン |
※最低利用期間は12ヶ月 |
導入実績 | 300社以上(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | 大容量のファイルも転送可能、ファイル共有機能、SSL暗号化やウイルスチェック等豊富なセキュリティ機能ほか |
URL | 公式サイト |
6.Fileforce
Fileforceは、3,500社以上の企業の導入実績があるクラウドサービスです。初心者も扱いやすい操作性で、パソコンやスマホ、タブレットなど、さまざまなデバイスからファイルの保管・管理ができます。
柔軟なアクセス権限の設定や通信・データの暗号化、多要素認証などセキュリティが強固なことが特徴です。なお、ユーザー数は無制限で利用できるので、規模が大きい企業ほど高いコストパフォーマンスを発揮します。
提供元 | ファイルフォース株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
導入実績 | 累計導入企業3,500社突破(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | 柔軟なアクセス権限の設定が可能、高度なセキュリティ、ユーザー数無制限ほか |
URL | 公式サイト |
7.Everidays
Everidaysは、中小企業や官公庁など600社以上が利用しているクラウドサービスです。
最高レベルの「AES256」を用いた暗号化やシステム上の脆弱性チェックなど、高いセキュリティ環境のもとデータが管理でき、Chatworkをはじめとしたチャットツールと連携して、外部への共有も簡単におこなえます。
ファイルは日本国内の複数施設で保管・バックアップされるので、BCP対策の強化にもつながるでしょう。
提供元 | 株式会社yett |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ビジネスプラン
フリー・パーソナルプラン
|
導入実績 | 600社以上(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | ファイル・通信の暗号化や2段階認証等の厳重なセキュリティ、ファイルサーバ(NAS)として利用可能、ワークスペース単位での共有ほか |
URL | 公式サイト |
8.使えるファイル箱
使えるファイル箱は、ユーザー数無制限で利用できるクラウドストレージサービスです。ユーザーごとにアカウントを作成し、権限を細かく設定できます。
Windowsはエクスプローラー、MacはFinderでファイルを扱うことになるため、使い慣れたパソコン操作の延長で、誰でも簡単に操作できることが特徴です。
2段階認証や暗号化通信などのセキュリティ機能も万全ながら低価格で利用できるため、多くの中小企業に選ばれています。
提供元 | 使えるねっと株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | ■1ヶ月契約
■1年契約
|
機能・特徴 | ユーザー数が無制限、フォルダへのアクセス制限設定、普段使用しているパソコンと同様の操作で利用できるほか |
URL | 公式サイト |
9.Dropbox Business
Dropbox Businessは、世界中のユーザーに利用されているクラウドサービスです。認知度や信頼性が高く、高度なセキュリティを搭載しているので、安心して利用できます。
さまざまなファイルをまとめてDropbox内で保管できるため、共同作業やファイル管理をおこないやすいのが特徴です。スマートフォンやタブレットとの同期も可能で、場所を選ばずどこでもファイルを開いて操作できます。
提供元 | Dropbox Japan株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | ■月間払い
■年間払い
|
導入実績 | 全世界で60万以上 |
機能・特徴 | 高度なセキュリティ機能、あらゆるファイルを1箇所に保存できる、瞬時に同期が可能ほか |
URL | 公式サイト |
10.Nextcloud
Nextcloudは、オープンソースのオンラインストレージで、自社サーバーやデータセンターに導入してクラウドファイルサーバーを構築します。
ファイル共有や同期、APIによる連携アプリケーション開発などの機能のほか、ファイル暗号化やマルチデバイス対応、監査ログなども利用可能です。
大規模環境での運用も可能で数万ユーザー規模でも利用できますが、サーバーの環境整備や運用管理は自社でおこなう必要があります。
提供元 | 株式会社スタイルズ |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 要問い合わせ |
機能・特徴 | 自社のデータセンターやオンプレミスサーバーに導入可能、数万ユーザーの大規模環境にも耐えられる、モバイルアプリで利用可能ほか |
URL | 公式サイト |
11.GigaCC ASP
GigaCC ASPは、業務を効率化できる豊富な機能が搭載されており、使いやすいことが特徴です。
主な機能はファイル送信・ファイル共有・共有ノートの3つで、メール感覚で大容量ファイルを送信したり、社内外で安全にファイルを共有したりすることが可能。共有ノート機能を使えば、会議のメモやアイディアなどをその場で社内外に共有できます。
実績もトップクラスで、さまざまな企業に導入されています。
提供元 | 日本ワムネット株式会社 |
初期費用 | 55,000円(税込) |
料金プラン |
|
導入実績 | 1,000社以上(※2023年10月時点) |
機能・特徴 | ファイル送信・共有機能、ウイルスチェックやパスワード認証等セキュリティ対策、ワークフロー機能ほか |
URL | 公式サイト |
12.クリプト便
クリプト便は、20年以上の実績を誇るファイル転送・共有サービスです。情報セキュリティ専門会社が提供するサービスで、金融をはじめとした高セキュリティが必須の業界に多く採用されています。
一般的なファイル送信・共有機能をはじめ、グループ機能でファイルの共有相手や権限を細かく設定することもできます。
情報の暗号化やファイアウォールなどのセキュリティ対策を行い、堅牢性は第三者機関からも高く評価されているため、セキュリティ面を最重要視する企業に向いているでしょう。
提供元 | NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
|
機能・特徴 | 堅牢なセキュリティ対策、ファイル転送(送受信)とファイル共有を使い分けられる、細かいの権限の制御が可能ほか |
URL | 公式サイト |
13.SECURE DELIVER
SECURE DELIVERは、富士フイルム株式会社が提供する法人向けクラウドサービスです。大容量のファイルや重要データの送受信をおこなえます。
暗号化やウイルスチェック、ファイル自動削除などの高度なセキュリティ対策が施されているため、安心して利用できるのが特徴です。誤送信した場合のURL無効化機能や内部統制強化機能も搭載されています。
提供元 | 富士フイルム株式会社 |
初期費用 | 要問い合わせ |
料金プラン | 基本料金
超過料金
|
導入実績 | 2,000サイト以上(※2023年3月末現在) |
機能・特徴 | 基本料金に加えて利用した分だけ請求される従量課金制、シンプルな操作性、ファイルの送受信に特化した機能が充実ほか |
URL | 公式サイト |
14.クラウドファイルサーバーtype3
クラウドサーバーtype3は、定額制のクラウドファイルサーバーです。24時間365日体制での監視・復旧対応サポートが基本サービスとして提供されています。
AWSを採用しているため、ファイルサーバーの稼働も安定しているのが特徴です。通信の暗号化やID/パスワードでのログイン保護など、セキュリティ面も強化されています。
提供元 | 株式会社USEN ICT Solutions |
初期費用 | 33,000円(税込) |
料金プラン | スタンダード
ゴールド
プラチナ
|
機能・特徴 | AWSを基盤に採用し安定したサービスを提供、通信の暗号化やパスワード保護など安心のセキュリティ対策、24時間365日体制で監視、障害検知復旧対応サポートが基本サービスほか |
URL | 公式サイト |
15.Qualitysoft Secure Storage
Qualitysoft Secure Storageは、ウイルスチェックやアクセス制限、ログ管理などセキュリティ面が充実した法人向けクラウドファイルサーバーです。
安全かつスムーズなデータ共有がおこなえます。初期費用は無料でユーザー数も無制限と、中小企業から大企業まで規模を問わずに利用できることが特徴です。
提供元 | クオリティソフト株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン |
|
機能・特徴 | ユーザー数無制限、業界TOPクラスの低コストでセキュリティ対策やデータ管理機能を提供、秘密保持契約に基づくデジタルデータ運用管理をサポートほか |
URL | 公式サイト |
クラウド型ファイルサーバーの比較ポイント
ここからは、クラウド型ファイルサーバーの比較ポイントを7つ紹介します。
ストレージ容量はどのくらいか
クラウド型ファイルサーバーを選ぶ際には、各サービスのストレージ容量を比較しましょう。サービスやプランごとに利用できるストレージ容量は異なります。
導入後、どのように運用していくのかも考慮しながら各サービスを比較し、見合うストレージ容量を提供しているものを選んでください。また、容量の追加は可能か、可能ならどの程度の費用がかかるのかも確認しておくとよいでしょう。
料金体系は希望にあっているか
クラウド型ファイルサーバーは、各ベンダーのサービスによって課金体系が異なります。まず、必要な機能やユーザー数、容量を明確にして、それに応じたサービスを比較しましょう。
なお、ユーザー数や利用容量だけでなく、初期費用やオプションによる追加費用についても比較してください。たとえば、オプションでセキュリティを強化できるサービスもありますが、予想以上にコストがかさみ、予算オーバーする可能性もあります。運用に際して発生する可能性のある費用を総合的に判断したうえで選びましょう。
業務改善・セキュリティを強化できる機能は備わっているか
クラウド型ファイルサーバーを導入する目的を明確にし、業務改善につながる機能を精査しましょう。
たとえば、外出の多い営業担当の作業効率化や取引先へのデータ共有を目的とするなら、出先や移動中での作業がしやすい、マルチデバイス対応のサービスを選ぶのがおすすめです。
また、セキュリティ機能はサービスによって異なります。アクセス権限の設定レベルや利用するデータセンターも各サービスで異なるため、自社のセキュリティポリシーに適合するものを選ぶことが大切です。
既存の認証システムとの連携が可能か
ユーザーの追加や削除の手間を削減するため、社内サーバーに認証システムを採用する企業も少なくありません。そのため、既存の認証システムと連携できない場合、権限設定に時間や労力を要することもあるでしょう。
ファイルサーバーの導入や運用を効率的に進めるためにも、導入前には既存の認証システムとの連携が可能かを必ず確認しましょう。
ユーザビリティに優れているか
ユーザビリティに優れ、直感的に操作できるサービスを選べば、チーム全体にクラウド型ファイルサーバーの利用が浸透しやすくなります。
操作に慣れるまでの時間を短縮できるため、導入時の混乱も起きにくいでしょう。
また、オンプレミス型のファイルサーバーやNAS(ネットワークHDD)からのシステム変更をする場合は、よりデータ移行の手間が少ないサービスを選ぶことで、スムーズにクラウド型へと移行できます。
マルチデバイス対応か
マルチデバイス対応のクラウドサービスでは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスからアクセスできます。そのため利用シーンが限定されず、手軽にデータにアクセスすることが可能です。
外出先や移動中でもデータを閲覧・編集できるため、隙間時間なども無駄にすることなく、業務効率や生産性を上げられます。
サポート体制は整っているか
トラブルや障害発生時に迅速に対応してもらえるか、導入後のサポートをしてもらえるかなど、サポート体制の充実度も重要なチェックポイントです。サポート窓口の営業時間や連絡方法、対応速度やサポート範囲などを調べておきましょう。
実際の利用ユーザーの評価や口コミも参考にし、安心して利用できるサービスかどうかを精査しましょう。
▷オンラインストレージのメリット・デメリット!活用するポイントも紹介
▷法人向けのおすすめオンラインストレージ14選!料金や特徴を徹底比較!
クラウド型ファイルサーバーを比較し最適なものを導入しよう
クラウド型ファイルサーバーの利用は、ファイルの共有を円滑にできたり、テレワークの実現・普及につながったりと、さまざまなメリットがあります。
特に、柔軟な拡張性や、初期費用の手軽さは、まさにクラウド型の特徴といえるでしょう。その一方で、クラウドサービスならではのセキュリティリスクやネット環境への依存性も認識しておかなければなりません。
クラウド型ファイルサーバーは、サービスによって機能や特徴、セキュリティ対策やサポート体制などが異なります。メリット・デメリットを理解したうえでサービス内容を比較し、自社に最適なクラウド型ファイルサーバーを導入しましょう。
▷【2024年最新】オンラインストレージおすすめ15選!選び方を徹底比較
▷中小企業向けのオンラインストレージ6選!比較ポイントや注意点
▷ファイル共有しやすいおすすめのオンラインストレージ|選定の基準やファイル共有のやり方
オンラインストレージの記事をもっと読む
-
ご相談・ご質問は下記ボタンのフォームからお問い合わせください。
お問い合わせはこちら