団塊の世代とは?現在の年齢や特徴は?抱える社会問題についても解説

2022/8/15 2022/08/15

デジタル化

団塊世代の退職シーン

団塊の世代とは、1947年から1949年に生まれた世代のことを指します。日本の第一次ベビーブーム期に生まれ、バブル期や平成不況世代を経験してきた世代です。本記事では、そんな団塊の世代について、年齢や特徴、団塊の世代が抱える社会問題まで詳しく解説していきます。

団塊の世代とは?

「団塊の世代」とは、第二次世界大戦の終戦直後である1947(昭和22年)〜1949年(昭和24年)に生まれた世代のことをいいます。

「団塊の世代」の3年間で800万人以上の新たな命が誕生したため、当時も各方面からその動向が注目を集めましたが、2022年現在、3年後に控える「2025年問題」への影響など、改めて「団塊の世代」に関連した課題や変化に関心が寄せられています。

団塊の世代の年齢

2022年現在、団塊の世代に該当する人の年齢は、74〜76歳となっているため、団塊の世代に該当する人の多くがすでに会社を退職し老後を迎えており、年金を受給できる年齢に達しています。

団塊の世代の呼び方の由来

「団塊の世代」の呼び方の由来は、作家の堺屋太一が書き上げた小説「団塊の世代」にあるといわれています。当時月間「現代」に掲載されていた小説「団塊の世代」には、現代における高齢化問題を予測するような内容が描かれていました。

題名に使用されている「団塊」とは、堺屋太一氏によって作られた造語のことで、大きく人口が増加して「大きな塊」ができたことを意味しています。

団塊の世代が生きてきた時代背景

団塊の世代が生きてきた時代背景には、日本の戦後復興を皮切りに東京オリンピックの開催、さらに二度にわたるオイルショックやバブルの崩壊など、著しい社会の変化があります。

好景気や不景気を繰り返す不安定な社会状況の中で、近年ではパソコンやスマートフォンなどテクノロジー分野の発展も団塊の世代における時代背景の一つを形成していると言えるでしょう。

団塊の世代に多い特徴とは?

戦後、第一次社会に生まれ著しい社会の変化を目の当たりにしてきた団塊の世代には、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、団塊の世代に多い特徴について解説していきます。

高校や大学に進学する人が増加

団塊の世代では、高校や大学に進学する人が増加しました。たとえば団塊の世代における高校進学率は、64〜69.3%。団塊の世代より10歳年上における高校進学率はおよそ50%前後であったため、この10年間で高校進学率が14〜19%程度上昇したことになります。

さらに、団塊の世代における大学進学率も20%を超えており、学生運動なども見られました。

[出典:内閣府「平成20年版高齢社会白書(全体版)」]

努力は報われるという感覚を持っている

団塊の世代における多くの人は「努力は報われる」という感覚をもっています。その背景のひとつとされているのが、高度経済成長期による日本の好景気です。

好景気により事業の業績が上向きな会社が多く見られたため「努力すればするだけ成果が上がる」という感覚を持っている人が多く見られるのだと考えられるでしょう。

競争意識を持っている

まわりに対する競争意識が強い傾向にあることも団塊の世代の特徴としてよく挙げられます。

同世代の人口が多く、受験や就職活動といったライフステージの変化における競争が激しかったこと、さらに就職後の組織においても出世争いなど、常に激しい生存競争の渦中にいたため、強い競争意識を持ち合わせている傾向にあることが特徴です。

団塊の世代の抱える社会問題

ほかにはない突出した人口が集っている団塊の世代では、どのような社会問題が考えられるのでしょうか。

ここでは、団塊の世代の抱える社会問題について解説していきます。

2007年問題

「2007年問題」とは、団塊の世代である1947年生まれの社会人が定年退職を迎えることによって想定されたさまざまな問題のことをいいます。2007年問題では、社会全体として以下のようなことが不安視され問題となりました。

  • 多くの退職者による労働力の減少
  • 知識や技術の不十分な引き継ぎ
  • 企業における多額な退職金の金策
  • 国内における貯蓄率の低下

これらが問題となる一方で、団塊の世代の退職により非正規雇用労働者の正規採用といったポジティブな変化も期待されていました。

2025年問題

「2025年問題」とは、後期高齢者となった「団塊の世代」の医療費負担が減ることにより、現役世代における社会保障の負担が増加するといった問題のことです。

後期高齢者における医療費の自己負担分は、それまでの3割から1割へ変更になります。「団塊の世代」は800万人以上いるため、現役世代がその分を負担しなければならず、これが大きな問題となっているのです。

団塊の世代と比較される前後の世代とは?

唯一無二の時代背景と多くの特徴を持つ「団塊の世代」は、前後の世代と生き方や考え方の違いが比較されることも少なくありません。ここでは、団塊の世代と比較される各世代の特徴について解説します。

新人類・しらけ世代

「しらけ世代」とは、1955年前後に生まれた世代のことをいい、世代的には「団塊の世代」の次にあたります。

「しらけ世代」の後半の年代にあたる1960年代前半生まれの人は、当時活発であった学生運動が沈静化し、政治に無関心で何事にも興味を示さないため、戦後間もない時代を知る人たちからは「新人類」と揶揄されることもあったといわれています。

バブル世代

「バブル世代」とは、昭和末期に社会人となった1965〜1970年に生まれた世代のことをいいます。

バブル景気だけでなく、男女雇用機会均等法が施行されたことによる後押しもあり、企業が社員を大量に採用し、性別に関係なく労働者の増え始めた世代といえます。

団塊ジュニア世代

「団塊ジュニア世代」とは、1971〜1975年に生まれた世代のことをいい、その名のとおり「団塊の世代」の子供たちを表す言葉です。

「第二次ベビーブーム世代」とも呼ばれ、「団塊の世代」同様に日本の人口が大きく増加しました。「団塊ジュニア世代」の人たちは、バブル崩壊後の就職難である「就職氷河期」での就職活動を行っていたため、多くの人が「団塊の世代」さながらの競争社会の中での就職を経験しています。

団塊の世代の特徴や時代背景を押さえておこう

今回は、団塊の世代における年齢や特徴、さらには団塊の世代が抱える社会問題などについて解説しました。

「団塊の世代」とは、第二次世界大戦の終戦直後である1947(昭和22年)〜1949年(昭和24年)に生まれた世代のことをいい、この3年間で800万人以上の新たな命が誕生しました。

2019〜2021年の出生数が約251万人であることを考えると「団塊の世代」が、その後の社会にも少なからず影響を与えたであろうことが想像できます。

2025年、ついに後期高齢者に仲間入りする「団塊の世代」。2022年現在、課題となっている「2025年問題」を無事に乗り切るためには、現役世代が「団塊の世代」が生きてきた時代背景を知り、それらが特徴へとつながっていることを理解することも必要です。

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